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2017.08.11
硬式野球

[硬式野球]熱意乗った 梅津、153キロ投球に笑み

平成29年度大学野球サマーリーグ

8月10日(木)長岡悠久山公園球場

◯東洋大10-0法政大

(イニングスコア)


東洋大41103110
法政大


(東洋大)

○梅津(1勝)、内池―小峰、笹倉


・打撃成績

打順                    
守備
名前




(左)
納(総1=智弁学園)311

安田(営=愛工大名電)111
2(中)長谷川(営2=九州学院)31

翁長(営2=桐生第一)
100
(遊)津田(総2=浦和学院)211
4(指)酒巻(営2=成田)21

池田(営3=日本文理)100
5(二)杉本(営2=中京大中京)322

打二小林直(法1=八戸学院光星)000
6(三)山本(法1=作新学院)331

廣瀬(法2=江戸川)00

斉藤元(法1=東洋大牛久)100
7(右)星(総2=日本文理)211

川本(営2=帝京)10

走中片平(営2=桐蔭学園)1
8(一)山崎(営2=浦和学院)200

大堀(営1=千葉黎明)111
9(捕)小峰(営2=帝京)331

三輪(営2=愛工大名電)100

笹倉(営1=東洋大姫路)000




311510


・投球成績

名前


球数

四死球


○梅津(営3=仙台育英)
413441130

内池(総1=桐生第一)27331030



梅津は今日の投球を70点と評価した


2試合目の法政大戦。序盤に杉本(営1=中京大中京)、山本(法1=作新学院)、星(総2=日本文理)の3連打などで一挙4点。その後も順調に点を重ねていき、山本と小峰(営2=帝京)は猛打賞。先発の梅津(営3=仙台育英)は自身の最速を3キロ更新する熱投で無安打投球。後続の内池(総1=桐生第一)も無失点に抑え、10対0の快勝。サマーリーグ初日は上々の滑り出しとなった。

 

 気持ちが数字に表れた。サマーリーグ前に「勝負してみたいときに少し大胆に挑戦したい」と語っていた梅津。初回から思い切り投げると、先頭打者の2球目からいきなり151キロを計測した。2回には「投げていて楽しかった。理想的な形」と、打者2人を変化球で三球三振、1人を投ゴロに仕留め、流れを自分のものにした。

 決して引かなかった。3回には、ファールで粘る打者に対し、フルカウントから直球で真っ向勝負。球速は自身最速の153キロをマークしていた。粘った11球目で四球を許したが、「151キロのまっすぐで勝負できた。際どいコースに投げられたので自分としてはよかった」と満足げに振り返った。

 サマーリーグ参加投手で唯一の3年生。同級生のほとんどは別の場所でキャンプを行っている。「ここでたくさん経験を積んだ方が自分のためになる」と今秋のリーグ戦で登板することを念頭に置いている。「結果を残さなきゃならないという焦りはないし、焦る必要はない。これからオープン戦もあるので今ここで挑戦できることをしたい」と前だけを見る。この秋、神宮デビューなるか。大型右腕が雄叫びを上げる日はもう目前に迫っている。


■コメント

梅津(営3=仙台育英)

初回から思い切り投げて今までできなかったことや今後できないことに挑戦してみたかった。サマーリーグに合わせてではなく、あくまでもリーグ戦で投げるものだと思ってやっている。153㌔が出たのは素直にうれしい。ただ、153キロが出た以上、もう155キロを目指している。球速だけでなくキレを出すことも頭に入れて究めていきたい。今日出した四球は粘ってきわどいコースにストレートを投げられたので挑戦できてよかった。全体的には70点。まっすぐで空振りが取れなかったことが心残り。


TEXT,PHOTO=美馬蒔葉