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2017.09.14
準硬式野球

[準硬式野球]好リリーフ・山本 公式戦初登板に「緊張した」

平成29年度東都大学準硬式野球秋季1部リーグ戦・日大2回戦

9月13日(水) 上柚木公園野球場

⚫東洋大7-8日大

(イニングスコア)

1回戦










東洋大

2

00
417
日大





51
×8


(東洋大)

割石(社3=越谷南)、渡辺(社1=横浜隼人)、山本(社2=市川東)ー多田龍(ラ3=高松西)


公式戦初登板となった山本


ピンチになるほど、選手間で声を掛け合う


 

 勝ち点に王手をかけた日大2回戦は、9回に1点差まで追い上げるも一歩及ばす敗戦。しかし、投手陣に明るい希望が見えた試合となった。

 

 新戦力の台頭だ。2点差に詰めよった8回、今試合が公式戦初登板となる山本(社2=市川東)がマウンドに向かった。「日頃から行くぞと言われているので準備はしていた」。自分がマウンドに立つことを想定しながら、万全の準備を怠ることは無い。「次の攻撃につながるように3人で抑える」と意気込みプレートを踏んだ。

 

 先頭打者をテンポの良い投球で打ち取るも、続く打者にフルカウントから四球を選ばれ、出塁を許す。しかし、焦りはなかった。落ち着いて送りバントを自らの手で処理し、2アウト二塁。野手陣を信じて、ミットにめがけて一球一球丁寧に腕を投げ込んでいった2球目、ファーストゴロに打ち取り3アウト。「しっかりと抑えてくれていたので、9回の追い上げに繋がった」と学生コーチの山越(社3=横浜隼人)が称賛したように、自分の役割をきっちりと果たし、チームに欠かすことのできないピースの1つとなった。

 

 勝ち点がかかる中、4失策が響き悔しい黒星となった今試合。「野球は信頼している仲間がいるからこそ成り立つスポーツだと思う」と試合後、エース・割石(社3=越谷南)は話した。次戦まで残り1週間。チームが目指すは東都の“頂”のみ。優勝への着実な一歩を歩みだす。

 

■コメント

・若松主将(法3=座間)

エラーが絡み、無駄な失点で負けた勿体無い試合でした。守備の意識を改善して、こういう試合を二度としないようにしたいです。(8回に山本選手が登板したが)初登板にしては良かったと思います。よく投げてくれました。(次戦にむけて)組織力の差で勝ちたいです。次こそ2タテを決めます。

 

・山越(社3=横浜隼人)

6回の5失点ですね。エラーが続いてしまい、向こうの勢いにのまれてしまいました。山本に関しては春の頃からずっとベンチに入っていて、いつでも投げるよう準備していたので、しっかりと抑えてくれました。この投球が9回の追い上げに繋がったのだと思います。期待以上のピッチングをしてくれました。(渡辺選手について)疲れていましたね。渡辺は連投したことが無かったので、今日連投できるか試したところはあります。山本と渡辺はリリーフで使っていけたらいいと思います。継投で戦うことがほとんどなので、2人には頑張ってもらいたいです。総力戦になっていくと思うので、色々な選手を使えるところで使っていきたいです。(次戦は国士大との対戦だが)やることはいつも同じなので、勢いと雰囲気を大事に総力戦で戦っていければいいと思います。

 

・割石(社3=越谷南)

今日は5回まではよかったと思うが、6回に先頭打者を出してしまいピンチを作ってしまった。エラーもあったが、結局は自分が招いたピンチなので自分の責任。申し訳ない気持ちの方が大きかったです。(12年生の投手の活躍について)野球は一人じゃできないし信頼している仲間がいるからこそ成り立つスポーツだと思うので、頼りになる存在。渡辺も1年生ながら思いっきりやってくれているし、すごく頑張ってくれている。刺激にもなったし負けられないなという気持ちになった。(今日の試合を通じて)今のままだと勝てないということがよく分かった。自分が打たれたら負けるという意識をもっと持たなければいけないと感じた。自分が東洋大を背負ってやっていく自覚があるので、さらに強くなって調子を上げていかなければ勝てないというのが正直な気持ちです。

 

・山本(社2=市川東)

 (公式戦初登板だったがただただ緊張した。味方が点を取ったあとのイニングだったので、なんとか3人で抑えて9回につなげようと思った。日頃から行くぞと言われているので準備はしていました。(捕手の多田からは)初登板ということでとりあえず思いっきり投げろと言われた。今日は緊張しすぎてまわりに声をかけられなかったので、次の登板では自分から声をかけて堂々としたピッチングをしたい。


TEXT=永田育美 PHOTO=鶴田華穂