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平成29年度出雲市陸協記録会
10月9日(日) 島根県立浜山公園陸上競技場
男子5000m
2組
12着 中村駆 14'18"46
18着 中村挙 14'58"49
中村駆は終盤の走りに課題を残した
序盤は集団前方でレースを進めた中村拳
出雲駅伝が幕を閉じたそのすぐあと、補欠選手による記録会が行われ中村拳(済3=八戸学院光星)と中村駆(済2=西京)の2名が男子5000mに出場した。“もう一つの出雲駅伝”と呼ばれる本記録会では補欠に回った選手たち同士の他大を意識したレースとなるが、出雲駅伝の上位校に先着を許しレース後半に課題を残す結果となった。
レース前半から集団前方へと積極的に位置を取ったのは、今回初めて出雲駅伝のメンバー入りを果たした中村拳だ。10人以上の大きな集団はなかなか崩れないまま2500mを通過。残り6周に差し掛かったあたりでペースが上がりばらけ始めると、東海大と青学大の選手が集団を抜け出す。ライバル校の選手たちに食らい付いていきたいところであったが中村拳は徐々に後退してしまう。一方、集団中ほどでレースを進めていた中村駆は位置をキープしながらも終盤に粘り切れず順位を落とす結果となった。昨年度は2区を出走した経験がある中村駆だが、今回は調子が上がり切らず出場はかなわなかった。前回の出雲駅伝で思うような走りができなかったリベンジの機会は持ち越しとなった。
今記録会で上位を占めた東海大や青学大と今後控える全日本駅伝、箱根駅伝で戦っていくためには選手層の強化は必須となる。来月に迫る全日本駅伝は出雲駅伝の6区間から8区関へと区間が増え距離も伸びるため、今回控えに回った選手も出走する可能性がある。次の全日本駅伝での出走を目指し、それぞれの選手が調子を上げていきたいところだ。
■コメント
・酒井監督
出雲駅伝を走れなかった二人だが、もう少し上げていかないといけない。特に中村拳に関しては後半ずるずる下がってしまっていたところ。出雲を走ったメンバーとは力の差が開いてしまっている。中村駆ももう少し。厳しくなってきたところで青学や東海大に負けたくないというところが出て欲しかった。
TEXT=吉川実里 PHOTO=小島敦希