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2017.10.22
バスケ

[バスケ]主将・岩淵が活躍!今季最多得点で2連勝

第93回関東大学バスケットボールリーグ戦

10月21日(土) 東洋大学総合スポーツセンター


東洋大96-80駒大

 24|1Q|22

 19|2Q|24

 26|3Q|19

 27|4Q|15



スターティングメンバー

7 大野太聖

27 和田麗空

28 佐久間澪

29 岩淵俊也

35 杉田涼



岩淵はゲームメイクだけでなく自身も得点を重ねた


攻守に貢献した佐久間


渡邉浩は後半から得点を量産した


 連敗を14で止めた東洋大はリーグ戦4位の駒大と対戦。前半から43-46と打ち合うと、3Qに岩淵(済4=新潟商)が10得点を決め、逆転する。4Qにも突き放し96-80で勝利。2連勝を飾った。

 連敗を止めた流れに乗りたい東洋大は序盤から杉田(済3=市立船橋)が得点を重ねると、川上(済3=市立船橋)が立大戦から調子の良さを維持し、前半だけで3本の3ポイントシュートを決める。しかし、2Qには駒大にオフェンスリバウンドを取られる展開が続くと、2Q終盤に逆転を許し、43-46で折り返す。

 迎えた3Q、岩淵が「シュートタッチが良くて、思いっきり打てた」と3連続得点を決め、同点に追い付く。ディフェンスでは佐久間(済3=東海大相模)、渡邉浩(済3=新潟商)がディフェンスリバウンドを取り、流れをつかむと、速攻から東洋大が9点差まで広げる。しかし終盤、駒大のハイプレスに苦しむと、2点差まで縮められる。この嫌な流れを断ち切ったのも主将・岩淵だった。ドライブで切れ込み得点を取り相手の連続得点を止め、69-65とリードして、3Qを終えた。4Qは序盤から東洋大ペース。ここまでディフェンスで貢献していた佐久間、渡邉浩がインサイドで得点を重ねると、ディフェンスでも「相手のシュートを少しでもずらせたことで相手の得点を減らせた」(岩淵)と相手にフリーでシュートを打たせず。終了間際にも速攻から得点を重ね、96-80で試合終了。

 試合後、中嶋監督は「本当にみんなよく耐えた」とディフェンスを褒めたたえた。リバウンドで貢献した佐久間も「リバウンドとディフェンスを頑張って耐えた」と振り返った。また、攻撃面においても「誰か一人ではなくて、今回出ていたメンバーはみんな良かった」(岩淵)、「一人一人が役割を果たしていたのが大きかった」(渡邉浩)と選手が口をそろえたように、出場した選手全員が自分の役割を果たしたため、96点という今季最多得点につながった。

 次戦は慶大戦。「インサイドが強いチーム」と岩淵は分析するが、決して勝てない相手ではない。勢いそのままリーグ戦前半の借りを返したいところだ。


■コメント
・中嶋監督

本当にみんなよく耐えた。苦しい場面がたくさんあったが、主将の岩淵を筆頭にみんな耐えて、粘っての勝利だった。自分たちの点の取り方として、レイアップのシュートとかが多かったので、きつい展開ではあったが、ディフェンスがよく頑張ったのでそういう形でしのげたと思っている。マンツーマンのディフェンスがある程度機能したのが勝因。特に相手のセンターの選手に苦しい場面でリバウンドを取られたりしたが、一人ではなくて二人でその選手を守るとか、そういう形で守れたのでそれが良かった。(次戦に向けて)14敗の後、2連勝という形で来ているが、その14敗の負けた中にも1つ1つ自分たちが成長してきたプロセスがあった。それがようやくここにきて連勝という形で表れている。まず、次も勝っていけるように今日のような形で行ければと思っている。


・岩淵(済4=新潟商)

勝因はリバウンドが取れたこと。相手のシュートを少しでもずらしたことで相手の得点を減らせた。そこからリバウンドを取ってブレイクできたから勝てたと思う。(特に良かった選手は)毎回佐久間にはリバウンドを取ってもらって助かっている。1年生の和田、3年生の渡邉浩は最近調子を上げてきて、今回もリバウンドを取って得点につなげていた。誰か一人ではなくて、今回出ていたメンバーはみんな良かった。(自身のプレーは)最近シュートタッチが良くなくて、得点を取れていなくてずっと調子が悪かった。今試合はシュートタッチが良くて、思いっきり打てたというのは自分的には気持ちよくバスケができた。最初にファールが混んだときは焦ったが、最後コントロールできた。(慶大戦は)インサイドが強いチームで今回と似ているチームかなと思う。リバウンドをしっかり取って、今回みたいなバスケができれば勝てると思う。前回負けているので、しっかり借りを返したい。


・佐久間(済3=東海大相模)

今日はミスが多かった。最初は流れに乗れていなくて、そういうところもあったが、ファールを2つして崩れた。(駒大は)相手のシューターがスリーポイントを80%くらいだったので、リバウンドとディフェンスを頑張って耐えれた。後半もブレイクとかで開いたので続けたい。(具体的にミスとは)シュートだったりターンオーバー。個人で4つぐらいやっているので減らしたい。(慶大戦へ向けて)前回リバウンドで負けているので、相手のセンターがかなり飛んでくるので、そこを抑えてディフェンスからブレイクで生かせればいけると思う。


・渡邉浩(済3=新潟商)

相手が2部の中で強いセンター、インサイドだったのでどれくらいできるか分からなかったが思ったより緊張せずうまくできて良かった。(勝因は)一人一人が役割を果たしていたのが大きかった。澪(佐久間)だったらリバウンドだったり、自分だったらインサイド、海斗(川上)だったらスリーポイント。(自身のプレーについて)前半の方はファールもらってシュートにいけたが、後半のほうは攻められなくて合わせのシュートが多かったので自分から作れるようにプレーできたらいいと思う。(監督からのアドバイスは)いつもどおり、練習どおり本気でやれとアドバイスをもらっている。緊張せずリラックスしてやれと言われている。(次戦に向けて)最近2連勝で調子いいのでその流れにのっていけるように全員で頑張っていきたい。


TEXT=土橋岳 PHOTO=福山知晃、藤井圭、水野桜

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