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昨年、春秋連覇を果たした東洋大が狙うのは3連覇。思いを一つにリーグ戦に挑む硬式野球部の決意を8日連続でお届けする。
第1日は杉本泰彦監督。19度目のリーグ優勝に向け、母校で指揮をとる杉本監督にお話を伺った。(取材日・3月30日、聞き手=望月優希)
――これまでのオープン戦を振り返ってみていかがですか
ちょっと打てていない部分もありますが、想定内かなとは思っています。
――150㌔代の投手が3人いますが
そういう風に露出するとやはり警戒されますし、こちらもある程度想定してどういう風に対策を立てていくかが大事になります。
――監督さんから見た中川主将を教えて下さい
俺についてこいというタイプではなく、言葉も少なく慎重です。背中と結果でチームを引っ張っていくタイプですね。
――チームの印象はどうでしょうか
真面目なチームです。真面目にコツコツというチームですね。もう少し勢いをつければチーム自体にスピード感が出てくると思います。自分が思うのはスピード感が少し足りないかなと思います。
――どんなチームにしていきたいですか
常に自分たちで「プレイベースボール」できるチームです。野球を遊ぶということは野球のスキルが知識的にも技術的にも高くないといけません。そういうところで野球を遊べるような成熟したチームにしていきたいなと思います。
――「プレイベースボール」するために指導で大事にしていることは何ですか
野球のことに関しては理由があるし、メカニズムがあります。なぜこの練習をしないといけないか、なぜこのトレーニングをしないといけないか理屈で理解してもらわないといけないです。理解してもらって、グラウンドでそれをやり続けることによって自分たちの力にしてほしいと思っています。ただ単にやみくもにバットを振る、ボールを取るのではなくて、やるべきこと、なぜやらないといけないのかをきちんと自分で理解してやってほしいと思っています。
――今年の一字を決めるとしたら何を選びますか
「飛」です。やはり自分の母校にきて学生野球なので飛び立ってほしいです。自分も飛び立たないといけないし、チームのことを考えると「飛」ですね。
――最後に春季リーグに向けての意気込みをお願いします
チームとしては3連覇という大きな目標を掲げています。それをしっかり実現できるように自分自身も緊張していきたいと思います。初めてなのでどういう風になるのかはわからないですがワクワク感、ドキドキ感を大切にして戦っていきたいです。
今後の掲載予定
4/2竹原祐太外野手
4/3津田翔希内野手
4/4佐藤都志也捕手
4/5甲斐野央投手
4/6上茶谷大河投手
4/7梅津晃大投手
4/8中川圭太内野手
どうぞお楽しみに!