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第67回関東大学バスケットボール選手権大会
４月29日（日） 東京大学駒場キャンパス
東洋大86―64国際武道大
21｜１Ｑ｜19
20｜２Ｑ｜13
17｜３Ｑ｜21
28｜４Ｑ｜11
スターティングメンバー
５ 渡邉浩平
７大野太聖
11村上飛雄馬
30川上海斗
35杉田涼
副主将を務める大野
ゴールに果敢に攻める杉田
新体制になってから初の公式戦は国際武道大に86―64と白星スタートとなった。離しては詰め寄られるという接戦を繰り広げたが、終盤では点差を22点差まで広げ勝利した。
新キャプテン佐久間（済４＝東海大相模）が不在の中、新副キャプテン大野（文４＝市立柏）がチームを率いる。「相手チームに関わらず自分たちのやるべき事をちゃんとやっていこうということを話し合った」と初戦にむけて準備してきた。出場メンバーは上級生を中心としたチームでこの春から２チーム構成で練習。多くの選手にチャンスを与え、全員で競争しチーム力を高めた。
１Ｑは互いに点数が伸びず、21―19と３点リードで終える。続く２Ｑは杉田（済４＝市立船橋）のインサイドや、パスから速攻につなげて得点するなど徐々に点差を離した。チームファールが重なるもオフェンスの勢いは止まらず、41―22と19点差で前半を折り返す。
３Ｑ、川上（済４＝市立船橋）がリバウンドシュートでカウントをもらい、いい流れに持ち込むも、パスミスやイージーシュートミスが目立ち始める。さらに相手にスリーポイントシュートを決められたのを皮切りに連続得点されるとみるみるうちに点差が縮まり、59―53と６点差まで詰め寄られた。迎えた最終Ｑ、チーム全体で苦しい時間に声かけをし、じわじわと点差を広げ、残り1分50秒というところで柳澤（済３＝桐光学園）と村上（済３＝正智深谷）が連続得点を決めた。最終的には86―64と点差を離し、初戦を勝利で飾った。
続く２戦目の相手は昨年インカレ王者、大東大。杉田は「泥臭くかっこ悪く、挑戦する気持ちでどれだけできるのかを試したい」と格上相手に意気込む。春からの練習の積み重ねの成果が問われる一戦になるに違いない。
■コメント
・大野（文４＝市立柏）
酷かったですね。出だしもそうだが、普通にバスケットやりあって止められない部分が多かった。声の掛け合い等も、新チームでの公式戦は初めてなので硬い部分あったかもしれないが、もっとコミュニケーションとってやっていれば、最初の結果にはならなかったかなと思う。（良かった点は）流れが悪い時にうまくいかないと、ずっとテンション下がりっぱなしという時期があった。でも今回悪い時にみんなでもっとああしよう、こうしようっていう声が、足りないながらもあったのはよかったと思う。（反省点は）ディフェンスはもちろんだが、オフェンス時に自分たちでしっかり攻めてきっちり点をとっていれば、相手にどんなにやられても負けることはない。ディフェンス頑張るのはベースにあるが、オフェンスでいかに相手の弱いところを攻めれるかというところを、もってやっていきたい。（新体制初の公式戦に向けて心掛けたことは）チームの決まり事っていうのを最近決めて練習してきたので、相手チームに関わらず自分たちのやるべき事をちゃんとやっていこうということを話し合った。（大東大戦はどう戦っていきたいか）相手はガードもセンターもフォワードも一流の選手がいるチーム。うちが個人で頑張っていたら相手にならないので、チーム全員で守って全員で攻めてというのを徹底してやっていきたい。
・杉田（済４＝市立船橋）
前半点差離れなくて苦しかったが、後半に自分たちで喋れたので点差つけることができて、締まってできたのでそれは良かったと思う。（反省点）試合始まる前のアップからへらへらして、気が引き締まってなかったので、そこを改善すること。一人ではディフェンスはできないので支えあって、チームプレーすると守れるということがわかったので、それが今試合の収穫。（今体制初の公式戦だったが）キャプテンが不在で、副キャプテンも途中でけがしてしまったなかで、自分が引っ張らなきゃいけないと思った。声を出してみんな引っ張って、それに後輩たちもついてきてくれたので、そうやってみんなを引っ張るっていうのが必要。今回できたので、これからも続けられたいいと思う。（次戦に向けて）相手は強いが、だからこそ最初から負けてもいいわけではなく、泥臭くかっこ悪く、挑戦する気持ちでどれだけできるのかを試したい。
TEXT＝水野桜 PHOTO＝外狩春佳
