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ジャパンオープン2018
(1日目・予選)
◆女子50mバタフライ
6組
5着 片山 27”93
7組
4着 藪 27”79
田中佑 DNS
◆男子50mバタフライ
9組
3着 阪本 24”48
◆男子400m個人メドレー
6組
4着 松田 4’24”14
5着 宝田 4’25”16
6着 森時 4’26”00
8組
7着 田中大 4’26”16
◆男子100m自由形
9組
2着 中村 50”51
→全体12位でB決勝進出
◆女子100m平泳ぎ
8組
4着 江口 1’09”49
→全体10位でB決勝進出
5着 磯部 1’11”03
◆男子100m平泳ぎ
10組
6着 花車 1’02”15
◆男子1500m自由形
4組
2着 山本健 15’27”89
(1日目・B決勝)
◆男子100m自由形
5着 中村 50”49
◆女子100m平泳ぎ
4着 江口 1’09”92
惜しくも予選敗退となったが力泳を見せた山本健
B決勝に進出した中村
予選でベストタイム更新をした江口
4日間にわたって行われるジャパンオープン2018が始まった。初日は中村(文3=比叡山)と江口(国3=藤沢西)がB決勝進出、山本健(営2=尾鷲)が9位という結果に。悔しさをにじませながら今大会最初のレースを終えた。
まず健闘を見せたのは、男子1500m自由形に出場した山本健(営2=尾鷲)だ。「日本選手権が9番で悔しかった。ジャパンオープンは絶対にベストを出して決勝、と思っていたのでこの1ヶ月はかなり頑張れた」と語り、充実した練習を積めたようだった。レースは中盤にトップに立って決勝進出もみえる展開に。同じ組の谷(中京大)と競り合ったが、終盤に差を広げられ、またも全体9位。目標達成とは至らなかったものの、ベストに近いタイムで力泳を見せた。
男子100m自由形には中村が出場。B決勝のレースは自身もよかった点として挙げる、浮き上がりの部分で遅れをとらず、泳ぎ始めはほぼ横一線。前半を5位で折り返す。しかし「ターン動作だったり細かいところの積み重ねがダメ」と語るように、納得のいかない結果で50秒49の5着。中村は、約1ヶ月前に行われた日本選手権では出場2種目共にベストを更新していた。体調を崩して練習不足気味になりながらも、調子は徐々に上向きに。それだけに、もう一歩記録が欲しかったところだ。
中村の直後に行われたのが女子100m平泳ぎのB決勝。江口は予選では「大きな泳ぎで、後半もいい感じで泳げた」と、1分9秒49の自己ベストを更新していた。B決勝でも記録を狙い、センターレーンでレースを引っ張っていく。だが、課題の後半で失速。予選からタイムを落として4着でフィニッシュした。
初日はベスト更新やそれに近いタイムで泳ぐ選手がいながらも、決勝進出者はゼロ。また、今大会はインカレ前、最後の大きな大会でもある。夏の練習にしっかり取り組めるように、結果を残したり、課題を見つけられるレースをしていくことが必要だ。
■コメント
・中村(文3=比叡山)
予選から50秒5でベストが50秒34なので、この大会では49秒を狙っていた。最悪ベストは出したかったが届かなかったので悔しい。(日本選手権でのベストから今大会までは)間に東京都春季という大会が行われて、ベストではなかったが選手権終わりにしてはそこそこのタイムが出ていたので、ジャパンオープンでは最悪でもベストを狙っていた。選手権は準決勝まで残れたが、まだインカレで戦えるレベルではないので1ヶ月頑張っていた。結果が出ずに悔しい。(足りない部分は)スタートで出遅れなくなったのはいいが、ターン動作だったり細かいところの積み重ねがだめかなと思う。(ゴールデンウイークの練習は)体調を崩してしまって、ゴールデンウイークは泳いでいたが納得のいく練習ができなかった。最近は調子も良くなってきたのでその分、悔しい。(200mは)日本選手権では、予選では前半からいって。決勝では前半を抑えてというレースをして、両方共ベストが出たので、自身を持って前半からいって、最後に粘れるレースをしたい。
・江口(国3=藤沢西)
予選よりタイムを落としてしまったので悔しい。(予選は)落ち着いて前半大きく泳いで、後半もいつもよりもいい感じで泳げた。B決勝は後半がきつくなってしまった。後半が課題なので、そこをもっとうまく泳げるようにしたい。(日本選手権でも今大会でもベストだが)練習でもコンスタントにタイムを出せるようになってきていて、泳ぎもだいぶ安定してきて、それが良かったのかなと思う。自信になった。(50mは)予選からしっかりベストを出して、2本泳げるように頑張りたい。
・山本健(営2=尾鷲)
ベストを狙っていたが、ベストプラス1秒くらいだったので残念。一緒にせっていた人がけっこう速い人なので、ついていこうと思っていてずっと離れなかったのでいいかなと思った。中盤の500mをさぼらずに頑張れたのでそこは良かった。ラスト500mをもっと上げたい。日本選手権が9番で悔しかった。ジャパンオープンは絶対にベストを出して決勝、と思っていたのでこの1ヶ月はかなり頑張れた。
TEXT=越塚日南 PHOTO=梅山織愛、宮地晴菜