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2018.09.02
バスケ

[バスケ]終盤の追い上げも及ばず 駒大に悔しい敗戦

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦

9月1日(土) 明星大日野キャンパス


東洋大58-68駒大


 12|1Q|18

 11|2Q|17

 16|3Q|13

 19|4Q|20


スターティングメンバー

6 東山勝彦

7 大野太聖

8 古賀森人

24 ラシード ファラーズ

35 杉田涼




1年ながらチームをけん引した上甲


古賀は2桁得点を挙げる活躍をみせた



 前の試合でリーグ戦初勝利を挙げた東洋大は駒大と対戦。前半は1度もリードを奪えず、2335で折り返すも、後半は下級生の活躍もあり4Qに逆転する。しかし、再び駒大に逆転を許すと、その後は点差を離され5868で敗れた。

 

 試合開始早々パスミスから先制点を許すと、その後もイージーなミスが続き立て続けに失点してしまう。「集中力の部分で全体的に悪かった」と佐藤コーチ。1218と追う展開で1Qを終えると、2Qも1度もリードすることができず2335で折り返す。

 後半「相手がアウトサイドに入ってなかったので、ゾーンにしたときにいい流れがきた」(佐藤コーチ)とディフェンスから流れをつくると「速攻で攻めることを意識した」と上甲(済1=幕張総合)が言うように素早い速攻から得点を重ね、最大18点あった点差を9点差まで詰め3Qを終える。

 4Qに入っても勢いは衰えず、3Q同様速攻を中心に得点を重ねると、上甲が続けざまに5点を奪いついに逆転を果たす。このまま点差を離したいところだったがシュートが入らず、駒大に連続得点を許し5点差をつけられる。その後はファウルを重ね食い下がるも及ばず。5868で2敗目を喫した。

 

 最大18点差を跳ね返しながらも悔しい敗戦となった東洋大。チームをけん引した古賀(済2=横浜)は「これからまだリーグ戦が続く中でこの一戦は本当に大事だったので負けたのはすごく大きい」と悔しさをあらわにした。佐藤コーチは「チームの約束事が守れていないのがたくさんあるので、そういうところをしっかりしなければ勝てるゲームも落とす」と厳しい評価。それでも「チームの約束事をいかに守れるか、それをやれるようになれば違いチームになると確信はしている」とチームの可能性も口にした。

 次戦の相手は法大。古賀は「個々の能力が高くて強いチームだが、自分たちができる限りの事をやってミスをしないように強気の姿勢で臨みたい」と語る。連敗を避けるためにも勝利を飾りたいところだ。


▪コメント

・佐藤コーチ

前半は上級生が全くもって機能しなかったので、下級生の古賀とか上甲とかが流れをつくってくれてああいうゲームに持ち込めたかなという感じはある。やっぱり勝ち方というか、チームの約束事が守れていないのがたくさんあるので、そういうところをしっかりしなければ勝てるゲームも落とすということを分かったゲームだと思うので、今後彼らが心がけ、チームの約束事を守ってやっていけるかどうかだと思う。前半は安易なミスで、暑さは相手も一緒だからそれは言い訳にはならないし、そういった集中力の部分で全体的に悪かった。相手がアウトサイドに入ってなかったので、ゾーンにしたときにいい流れが来たのかなという感じ。それができれば勝てるだろうし、できなければこういういいゲームをして終わってしまうというのが続くと思う。ただ、やれるものは最初から持ってこないといけないというのは全員が理解しないといけない。(次戦に向けて)今日は今日だし、先程も言ったが、チームの約束事をいかに守れるか、それにかかってくると思う。それをやれるようになれば違いチームになると確信はしている。


・古賀(済2=横浜)

駒澤は全然強くないので、そこに負けてしまったというのは情けないし、これからまだリーグ戦が続く中でこの一戦は本当に大事だったので負けたのはすごく大きい。個人としては1ピリから全力を出し切れなかった事と、チームとしてはみんな攻め気が無くてゴールに向かう姿勢が欠けていたので、そこで差を付けられたと思う。(4ピリで一時逆転したが)そこが本当に流れを変える時だったので、もっと点差を縮めたかったが、攻めきれなかったところが今回の敗因だと思う。(最後のタイムアウトで監督に言われたことは)最後の5分間はゲームマネジメントとして慎重にゲームを運ぶべきという話だったが、自分たちが慌ててボールに飛びついてしまったりして自分たちで流れをつくれなかったので次からは気をつけたい。(次戦に向けて)法政も個々の能力が高くて強いチームだが、自分たちができる限りの事をやってミスをしないように強気の姿勢で臨みたい。


・上甲(済1=幕張総合)

(今回の試合を振り返って)勝ちたかった。(自身のプレーを振り返って良い点と悪い点)ドライブは打てたと思う。リバウンドがあまり取れなかった。(第3・4ピリオドで追い上げていたがオフェンスで意識したこと)ボールを取ったら前に送って速攻で攻めるよう意識した。(監督からどんな指示があったか)ディフェンスについての指示があった。(明日の試合への意気込み)しっかりと疲れを取って勝てるよう頑張る。


TEXT=土橋岳 PHOTO=水野桜、渡部穂乃花、並木星夏

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