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第32回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第2節
9月1日(土) 東洋大学板倉キャンパスサッカー場
東洋大1ー1神大
リーグ戦初ゴールでチームに貢献した山幡
山幡は左サイドを駆け上がり攻守ともに存在感を示した
関東女子大学リーグ(以下、リーグ戦)第2節の相手は過去2回しか勝てていない神大。終始攻め込まれる展開が続いた。その中で迎えた19分のCK、試合を動かしたのは山幡(食3=常盤木学園)だった。
前節の大東大戦はスコアレスドローで終わった。それだけに勝って勢いに乗りたいこの試合は、序盤からペースをつかめず守備に徹する時間が続く。14分には山幡が体を張った守備で攻撃の芽を摘む場面もあった。
その中で19分、CKのチャンスが訪れる。「彩乃さん(松井)からいいボールが入ってきていたのであとは合わせて決めるだけだった」と松井(食4=聖和学園)のボールに合わせたのは山幡。一度はGKに阻まれたもののそのままゴールネットを揺らした。このゴールはチームにとってリーグ戦初ゴールであり、また自身にとってもリーグ戦初ゴール。決まった瞬間「とてもうれしかった」とガッツポーズで喜びを爆発させた。「いつのときもゴールはずっと狙っていて、チャンスがあれば自分が決めてやるくらいの気持ちは持っていた」と山幡。このゴールはその気持ちを体現したものだった。
試合は後半にPKから失点を許し1-1で終わった。この結果に山幡は悔しい表情を見せたが、次節の山学大戦では「絶対勝ち点3を取って勢いに乗っていきたい」とすでに前を見据えている。攻守ともにチームを引っ張る山幡は、リーグ戦初勝利のために左サイドから追い風を吹かせる。
▪︎コメント
・山幡(食3=常盤木学園)
入りから相手のペースに飲まれてしまってなかなか自分たちのペースに持っていくことができなかった。持っていけなかった中で1点決められたことはチームとしては良かった。後半に失点してしまったのはチームとして課題だと感じた。(ゴールシーンを振り返って)セットプレーは練習していた。ボールも彩乃さん(松井)からいいボールが入ってきていたのであとは合わせて決めるだけだった。今まで大学リーグで2年間決めたことがなかった。初得点だったのでとてもうれしかった。(ゴールはずっと狙っていたのか)いつのときもゴールはずっと狙っていて、チャンスがあれば自分が決めてやるくらいの気持ちは持っていた。得点としてチームに貢献するっていうのをずっと目標にしてやっていたので、得点を決められてとてもうれしかった。(試合結果について)前節も引き分けて勝ち点1で、全体としては勝ち点2。早く勝ち点3を取ってこれから勢いに乗っていきたいと思う。(次節に向けて)次節は絶対勝ち点3を取って勢いに乗っていきたいと思う。
[次節試合予定]
第32回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第3節
9月5日(水) 対山学大 東洋大学板倉キャンパスサッカー場にて 15:00キックオフ
TEXT=金澤瑞季 PHOTO=美浪健五、酒井菜摘