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2018.09.24
準硬式野球

[準硬式野球]初登板・竹内が好投見せた! 2連勝で勝ち点獲得

平成30年度東都準硬式野球秋季リーグ戦1部・東海大2回戦

9月23日(日)八王子市民球場


○東洋大5-3東海大


(イニングスコア)

2回戦

東海大

東洋大


(東洋大)

竹内(ラ1=石橋)、割石(社4=越谷南)ー西本(ラ2=岩国)

初登板で好投を見せた竹内


多方面からチームを引っ張る印南主将

割石は最後の打者を打ち取ると笑顔を見せた


先勝して迎えた東海大2回戦は投打がかみ合い5対3で勝利。2連勝で今季1つ目の勝ち点獲得となった。


  先発の竹内(ラ1=石橋)が仲間からの期待に応えた。学生コーチの遠藤に「入ってきた時から球的にはまっすぐが1番速いと思うくらい素質がある」と語られる竹内。持ち味であるスピードのある直球とスライダーを武器に相手打線を抑える。二回にこそ本塁打を許すが、竹内は落ち着いていた。「先制点を取ってくれていたので気持ち的には楽にいけました」と続く三回、四回を三者凡退に。その後は2得点を許すが、相手打線を4安打に抑え、割石(社4=越谷南)につないだ。開幕戦ぶりの登板となる割石。「調子は徐々に上がってきている」と語るように七回からマウンドを継ぐと、許したのは安打一本。4年生の意地をみせる投球だった。最後の打者を二ゴロに打ち取るとグラブをポンと叩き笑顔を見せた。


  投手陣の力投を打線が支えた。初回、高橋(法2=八戸学院光星)からの3連打、土屋(社2=習志野)の犠飛で2点を得ると、二回には相手の失策が絡み3点目。続く三回、2死満塁から印南(文3=浦和学院)の適時打でさらに2点を追加。前半に得た5点を最後まで守り切り、2連勝で今季1つ目の勝ち点を獲得した。


  先発を務めた竹内はこの試合が初の登板。「完投できるんじゃないかと思ったくらい。とても頼もしい」と好リリーフを見せた割石は語る。また、「バッテリーがよく頑張ってくれた」と遠藤学生コーチが語るように投手と今季から正捕手となった西本(ラ2=岩国)の配球が噛み合った試合となった。


  次戦は現在首位の中大。ここで勝ち点を取れば優勝争いへの道が見える。4季連続の勝ち点獲得へ、チーム一丸となって挑む。


▪️コメント

・小田辺監督

試合前には初回の守備も攻撃も含め試合の入り方を話した。昨日の入り方が良くなくて逆に東海大のほうは1回戦の入り方が良く、自分たちがやりたいことをやられてしまったのでこの試合では入り方を気をつけてやっていきましょうということを話した。それが上手くいって3イニングで5点取れたっていうのは良かったと思う。特に今回は竹内が初めて投げるということだったので早めに援護してやってくれと言っていて実現できたのはすごく良かった。(竹内投手の起用)学生コーチの遠藤がまとまってるしいいピッチャーなので投げさせましょうと言ったので彼の決断に任せました。初回で伊藤がすぐ打ってくれてその後も土屋の犠牲フライで追加点を取れて3回にはキャプテンの印南がポテンヒットではあったが、ああいうヒットで2点入るのはピッチャーにとって精神的にすごくダメージになるのでそういうところで結果を出してくれたのはさすがだなと思う。(中大戦に向けて)向こうはまだ一つも負けていなくて、中大と日大は勝ちっぱなしで首位を走っているが、ここでうちが中大から勝ち点を取れば混戦になってくるし、うちにとってチャンスになる。今年の春、そして去年の春も中大から勝ち点をとっているので中大は死に物狂いでやってくると思う。うちはいつも通りの戦い方でやっていく。


・遠藤学生コーチ(営3=文京)

初回、二回、三回と連続して点を取れたのが良かったなと思う。バッティング面ではサインプレーを確実に、エンドランかけたりしたんですけどそこが決まって良かった。ピッチャーは本当に先発の1年生竹内が緊張してたと思うが、6回3失点ですごい良かったと思う。バッテリーがよく頑張ってくれたなと思います。(竹内投手の調子は)入ってきた時から球的にはまっすぐは1番速いと思うくらい素質がある。なかなか登板機会がなくてデビューがここまで遅れてしまったが、期待通りにやってくれた。これから投げるときは本人の課題を克服してもらえるようにやってくれればチームも勝てると思う。(打者陣は)この2戦は特に高橋と井上結は慣れていない打順でしっかり役割をまっとうしてくれているところがよかった。印南も色々考えながらやってくれているしこの試合でも二安打で打点も取ってくれている。1、2、3、9番がしっかり動いてくれると得点につながると思う。(2連勝で勝ち点を獲得して)もちろんいいことだが、最終回エラー、ヒットからピンチを迎えるという流れは結構あるので試合の入りと締めはもっときっちり、気を引き締めてやらないと強いチームだと崩されてしまうと思う。3点差をつけて2タテで終わっていればもっと良かったなと。2点差まで追いつかれてしまったのが悔しいなという感じ。(中大戦に向けて)今年の中大はだいぶ強いので競り負けない事。得点は僅差になると思うのでチャンスでの一本だったり、攻めたプレーでアウト取ったりをしっかりしたい。僅差に持ち込めば絶対に勝てると思うので、まず1戦目から取りたいと思う。


・印南主将(文3=浦和学院)

三回までにいい形で点は取れたが、その後ずっと0点で。終わってみれば三回までの点数が全てだった。1回戦の課題だったチャンスで一本を出せたことと、残塁は1回戦ほど多くなかったと思うので、反省は生きたかなと思う。竹内が先発で初めて投げて、いろいろ不安はあったと思うが、そういう意味で先制したことによって楽にできたと思うのでよかったかなと思う。(次戦に向けて)中大から勝ち点を取れば、まだなんとか優勝争いにくいこめそうなので、確実に取らなきゃいけない相手。全日本でも結果出して帰ってきているので、しっかり今回の反省を活かして勝ち点を取りにいきます。


・割石(社4=越谷南)

専大戦で出ていた悪いところが修正できたと思う。(調子は)全日で浴びちゃった分専大戦で下がってしまったが、徐々に上がってきているかと思う。(竹内投手は)もともとめちゃくちゃいいピッチャーで、最初のフォアボールは怖かったけど上手く修正してくれて完投できるんじゃないかと思ったくらい。とても頼もしい。(次の中大戦にむけて)優勝するためには絶対勝たないといけないので、勝ちは勝ちで喜んでもいいけど気持ち切り替えてこの試合で出た悪いところをしっかり修正して大差で勝てるような試合をしたい。


・竹内 (ラ1=石橋)

初めてだったのでやっぱり慣れていない部分もあった。でも先制点を取ってくれて気持ち的には楽にいけた。(六回を投げてスタミナ的には)久々だったのでスタミナ的にもちょっときてたと思う。(初登板で緊張は)してたつもりは無かったが、周りのみんなにしてたと言われたのでしてたのかもしれないです。(内野陣から声をかけられて)自分の緊張が出てたかもしれないのでそれをいい感じに和らげてくれて投げやすかった。(先輩ピッチャーからアドバイスは)自分は直球で押せる方なのでストライク入れて行けば打たれないだろうと言われていた。(持ち味)まっすぐ。スライダーがいいと思うが、今回はストライクがあまり入っていなかったので修正しないとダメだなと思った。(今後は)今日の結果次第でまたチャンスもらえるかもしれない。投げれたら今度は勝ち点を取るつもりで、1勝目指して頑張りたいと思います。


TEXT=望月優希 PHOTO=望月優希、永田育美