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第94回関東大学バスケットボールリーグ戦
10月7日(日) 江戸川大学駒木キャンパス
東洋大65-81法大
17|1Q|18
13|2Q|17
18|3Q|23
17|4Q|23
スターティングメンバー
7 大野太聖
8 古賀森人
22 和田麗空
35 杉田涼
24 ラシード ファラーズ
佐久間が得点源となった
大野もスリーポイントを決め貢献
3連戦の中日はリーグ戦暫定2位と格上の法大と対戦。前日までの流れに乗り5連勝といきたいところだったが、後半に点差を離され連勝はストップとなった。
1Q、先制点を奪ったのは東洋大。「普段先制点を取れないチームなのでよかった」と大野(文4=市立柏)も振り返るように、幸先良くゲームをスタートさせる。また和田(済2=東海大相模)もオフェンスリバウンドからインサイドに切り込み得点を決めるなど、波に乗る場面も見られた。2Q中盤にはディナイで相手得点を防ぎ、渡邊(済4=新潟商)が連続得点。その後法大に逆転を許すものの、取っては取られの両者譲らない攻防を繰り広げ、相手リードを5点に抑え前半を終える。
ペースが崩れ始めたのは後半。「2ピリの終わりでターンオーバーで5点差まで広げられた」と佐久間(済4=東海大相模)が振り返るように、2Q終了間際の連続失点が響く。3Q序盤に連続スリーポイントを決められるとそこで一気に10点ビハインドの状況に。何とか点差を縮めたい東洋大だったが、パスミスなど自陣でのミスから法大ペースを断ち切れない。佐久間も相手ファールから獲得したフリースローを確実に沈めるなど健闘を見せるが、そのままじわじわと点差を広げられ、3Q、4Q合わせて46点を献上してしまい5連勝目を挙げることはならなかった。
佐藤コーチは「完全に自滅」と今戦の反省を口にした。現時点で勝率がほぼ5割の東洋大だが、ここで気を抜かずに試合に臨んでいけば1部入れ替え戦への道も遠くない。まず明日、目の前の一戦に気を引き締めて臨んでゆく。
▪︎コメント
・佐藤コーチ
前半はある程度できていたが、終わり方が良くなくて、そこが後半にそのままずるずる法大の流れにつながってしまった。(後半失速した原因は)相手がどうのこうのではなく、自滅。やらなければいけない約束事もできていなかった。昨日から少しずつおかしくなっていた部分もあったので、また明日は気を引き締め直していきたい。 チームの約束事や、指示通りに動けていないことが多々あったので、明日はそういうところがないようにしっかりゲームに臨めればと思う。
・佐久間(済4=東海大相模)
リバウンドとルーズボールを取れなかったのが敗因。前半コーチからは同点くらいにはしろって言われていて、同点だったら後半チャンスあるということだった。2ピリの終わりでターンオーバーで5点差まで広げられたが、そこが負けてても1点差くらいで終われれば、まだ分からなかった。3ピリ立て直して4点差くらいまで縮めれたが、最後自分がターンオーバーして10点差で終わってしまった。そこのピリオドの終わり方っていうのも敗因だった。(ディフェンスは)今日はマンツーマンじゃなくてゾーンをやるということで、3ピリは1ピリとかに比べればリバウンドに行くみんなの気持ちとかはあったのかもしれないが、それでもやるべきことをまだできてないので自分たちで自滅してしまうことが結構あった。そこは明日の課題。(次戦に向けて)前は勝ってるが、今は全然違うチームになってると思う。昨日今日みたいな試合をしてたら危ないと思うので、しっかりとディフェンスからやって、いい形で来週につなげたい。
・大野(文4=市立柏)
前半の終わり方が悪かった。一番は3ピリで相手のスリーポイントが上がっていたので、そこを絶対打たせるなと指示があったがそれをやられたのが敗因だと思う。(先制点からの流れは)よかったと思う。なかなかうちはそれが取れないので、流れが来たと思った。ディフェンスのコミュニケーションのところで簡単にフリーができていたりとそういうところで自分たちに流れが来ていたのに相手に当たってしまったのが良くも悪くもだった。(昨日から今日にかけての指示は)昨日から共通して言われていたのは、必ずリバウンドを取ってから全員でダッシュでブレイクを出そうということ。結構先走りしてしまってそのマークがディフェンスにいってセカンドチャンスをやられるっていうのがあったので、全員でリバウンドを取るということは言われていた。(次戦に向けて)今日もそうだったが、落としてはいけないゲームだと思う。今勝率がどっこいどっこいになっていて、すこし浮かれてる部分があるのでチームを引き締めてしっかり勝ちたいと思う。
TEXT=渡部穂乃花 PHOTO=土橋岳