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第94回関東大学バスケットボールリーグ戦
10月13日(土) 東洋大学総合スポーツセンター
東洋大68-85日体大
16|1Q|18
12|2Q|18
21|3Q|30
19|4Q|19
スターティングメンバー
7 大野太聖
8 古賀森人
11 村上飛雄馬
24 ラシード ファラーズ
35 杉田涼
佐久間は試合後反省を口にした
前半から得点を量産した杉田
現在5位に付ける東洋大はここまで無敗の日体大と対戦。前半こそ粘りを見せるが、後半は日体大の攻撃を止めることができず敗戦。1部昇格へ後がなくなった。
1Qは互いに点を取り合う展開となる。序盤は杉田(済4=市立船橋)、古賀(済2=横浜)の得点で東洋大が先行してスコアを伸ばすが、日体大も離されず1ゴール圏内で後を追う。その後3ポイントシュートで日体大に逆転を許すも、大野(済4=市立柏)の3ポイントシュートで応戦。16-18と拮抗した展開で1Qを終える。
2Qは早めに追い付きたかったが、ディフェンスリバウンドが取れず点差を離される。東洋大も大野、川上(済4=市立船橋)が3ポイントシュートを決めるものの、インサイドから得点を奪えず。28-36で折り返した。
追い上げたい3Q、残り7分としたところで大野がこの日4つ目のファウルで交代を余儀なくされる。ゲームメイカーを欠きなかなかスコアが伸びない東洋大とは対照的に、日体大は3ポイントシュートが連続で決まり15点差まで離される。ここで東洋大はオールコートでプレッシャーをかけるが、これも日体大にかわされ点差を縮めることができない。さらに連続得点で盛り上がる日体大サイドにより「監督の指示が相手の応援で聞き取れなかったのをコート内で有耶無耶にしてしまったことがあった」(杉田)と修正ができずそのまま68-85で敗北。佐久間主将(済4=東海大相模)は「(佐藤)信長さん言っていたことはまだ徹底するところができていない」と敗因を語った。
次戦の相手は上武大。開幕戦で惜敗していて「最初から自分のペースでやって勝ち切りたい」と杉田は意気込む。1部昇格のためにも負けは許されない。
■コメント
・佐久間主将(済4=東海大相模)
自分たちはディフェンスからというのが特徴だが、最初、リバウンドも取れなかった。前半の最後は8点差で終わって、負けてはいたがやれてないなりにそのぐらい点差だったので、もう一回修正していこうとやっていた。3ピリはまた10何点離れてしまって、そこからなかなか縮めることができなかった。(敗因は)毎試合になってしまうが、(佐藤)信長さんが言っていたことはまだ徹底するところができていないということ。スリーポイントやディフェンスで徹底するポイントがあるが、まだできていない。相手は強いのでディフェンスも試合中に色んな体系に変えているが、それがまだみんなに伝達できていない。一人だけ分かっていないことなどあったので、そこをもっとチーム内で話してコミュニケーションをとっていかないといけない。(先週から修正した点)ディフェンスとリバウンドの意識はしていたが、日体大は能力も高くてリバウンドでは負けたと思う。次戦も相手は背が高いが、リバウンド、ルーズボールとディフェンスをやっていけば勝てる相手だと思うので、1周目は負けているが勝ちたいと思う。
・杉田(済4=市立船橋)
勝てた試合だったのでそれを落としてしまったのは、上を目指すチームとして惜しかったと思う。(敗因は)監督の指示が相手の応援で聞き取れなかったのをコート内で有耶無耶にしてしまったことがあった。それをチームでどう対応するかを話し合って、結局コミュニケーションが大事ということになった。声の部分は意識で変えられるのでそこで変えていく。(試合で意識したこと)どのチーム相手でもそうだが自分たちはディフェンスを強みとしてやってきているので、相手の抑えどころを意識して、抑えるところを抑えるというのはやっていた。でもそれでもやられてしまったので、そこは監督に言われたことができていないということにつながる。言われたことをしっかりやることを徹底していきたい。(上武大戦に向けて)初戦で負けた相手なので、リベンジという形で。こちらが後手に回らないように最初から自分のペースでやって勝ち切りたい。
TEXT=土橋岳 PHOTO=水野桜、外狩春佳