Article

記事


2018.10.21
アイススケート

[アイスホッケー]慶大に6-1で勝利!東洋らしいプレーを見せる

平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

10月20日(土) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

◯東洋大6ー1慶大


[ゴール(アシスト)]

1515 渡邉

1608 久米(清水、猪狩)

2044 古川誠(阿部、坂本)

4641 猪狩(福田)

4816 古川誠(出口、阿部)

5127 所(出口、川口)



大事な場面でしっかり得点したFW古川誠主将


GK古川駿は失点を1に抑える好セーブ


FW久米(右)のゴールに笑顔で集まるラインメイト



 1次リーグで勝利した慶大にまたも6−1で快勝した。東洋らしい足を使ったアグレッシブな試合が大量得点につながり慶大を圧倒した。


 1ピリは序盤から攻撃をしかけるもなかなかシュートが決まらない時間が続く。そんな中、半分が過ぎた時、慶大の反則によりPP(パワープレー)となりチャンスが訪れる。パスを回してシュートのタイミングをはかるが、放ったシュートは惜しくも相手のGKに弾かれた。その後東洋大の反則からSH(ショートハンド)となり慶大に攻められるも、GK古川駿(社4=八戸工大一)が好セーブを見せ、不利な状況を乗り切った。そしてついに残り5分となった時、DF渡邉(社4=日光明峰)がシュートを放つと「ラッキーな形で得点できた」と鈴木監督が言うように、相手のミスを誘い先制点とする。そこから1分もたたないうちにFW猪狩(社2=駒大苫小牧)、FW清水(社2=白樺学園)の連携からFW久米(社1=駒大苫小牧)がゴール。ラインメイトが集まり喜びをあらわにした。

 2点をリードした状態で迎えた2ピリは開始早々、右サイドからのFW阿部(社4=白樺学園)のパスを受け取りFW古川誠(社4=白樺学園)が正面からシュートし、見事ゴールを決めた。その後は4度PPのチャンスを迎えてシュートを狙い続けるが、惜しくもゴールとはならなかった。しかし、15-4と約4倍のシュート数で慶大を圧倒した。

 3−0で迎えた3ピリ。開始30秒で慶大に空いたところを責められ失点するが「自分たちのペースで試合が運べた」とFW古川誠主将が言うように、東洋大は攻めの姿勢を崩さない。そして開始6分、DF福田(社1=日光明峰)のパスを受けたFW猪狩がゴールに押し込む形で得点すると、勢いに乗る東洋大は8分に「冷静に決めるだけだった」とFW古川誠がこの日2本目のゴールを決める。その後11分にはFW所(社3=駒大苫小牧)がロングシュートでゴールを決め、6−1で試合を終えた。


 点数でもシュート数でも慶大を圧倒した東洋大。惜しくも無失点とはならなかったものの、「東洋らしいプレーができた」と鈴木監督が語るように、終始攻めの姿勢を崩さないアグレッシブな試合となった。2次リーグ開幕2連勝と勢いに乗る東洋大に注目だ。



■コメント

・鈴木監督

1点目相手のミスもあって、ラッキーな形で得点でき、その後落ち着きを取り戻して東洋らしいアグレッシブな足を使ったプレーができた試合だったと思う。(よかった点)しっかりスケーティングをして足を使ったプレーができていたのがよかった。(反省点)失点もそうだったが、相手にチャンスを与えているのは自分たちのミスだったので、上位戦になるときに減らさなければいけないと思う。(よかった選手)まずGKの古川駿がよくいいセーブをしていたのと、キャプテンの古川誠もいいところで決めてくれていた。1つ目の出口のラインもよく走っていたし、本当にみんなよく走っていてよいプレーをしていたと思う。(慶大のハードワークは)相手を上回る努力ができていたと思う。(次戦に向けて)東海大はリーグの中では苦しいが、あまりどのチームというよりかは、自分たちの力を出し切れるように次戦も戦いたいと思う。


・古川誠主将(社4=白樺学園)

今日は1ピリから3ピリ終わるまで東洋のホッケーができ、自分たちのペースで試合が運べたのでいいゲームができ勝てたと思う。(慶大もハードワークだったと思うが)それ以上にハードワークするというのをミーティングで話していたので、それを1ピリから常に心がけて実行できたことが慶應大学よりうちが勝っていたところだと思う。(ペナルティ)いらない反則が前回の試合で多くて、自分たちで流れを失っていたのでそれをなくして自分たちのやるべきことだけをやろうと言われていたので、みんなが意識して実行できていた結果少なく抑えれた。(自身のゴールシーンの振り返り)3点目は、たまたまだった。5点目は出口が3ー2の形で空いているスペースに入って、一旦レシーブしてすぐクイック打った形だが、ほぼオープンネットに近い状態で半分以上ゴールが空いていたので冷静に決めるだけだった。(2次リーグの目標)全勝することだが、どんな相手でも自分たちのホッケーをしてベストゲームをしていかないと波のあるチームはこれから勝っていけないので自分たちのやるべきことをやって波のないプレーをしていきたい。(次戦にむけて)相手を見下さずリスペクトして、大量得点、無失点で勝ちたい。


・FW猪狩(社2=駒大苫小牧)

前回はあまり良くない試合だったので、チーム全体で気合入れながらいいコンディションでやっていたのでいい試合ができたと思う。(主将が「東洋らしいホッケーができた」と言っていたが)東洋のホッケーはフィジカルとかスピードで勝つというものなので、今日は1ピリからフィジカルとかコンタクトプレーとかが激しくできたので次の試合でも継続できたら良い。(自身のゴールは)毎回決めるチャンスはあるけどスコアできていなくて。そしたらスタッフの方から「今日はゴール狙っていけ。サイドからガンガンいけ」と言われていわれたので、サイドからスピードをつけて勢いよくいくことができた。(2点目のFW久米のシュート前の連携がよかったが)今、FW清水くんとFW久米くんと組んでいて、練習でも一番良い、組みやすいセットなのでいつも通りできた。



TEXT=吉留奈津 PHOTO=川口朋珠、伊藤なぎさ