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第94回関東大学バスケットボールリーグ戦
10月20日（土） 東洋大学総合スポーツセンター
東洋大68－65慶大
13｜１Ｑ｜12
９ ｜２Ｑ｜13
24｜３Ｑ｜15
24｜４Ｑ｜25
スターティングメンバー
７ 大野太聖
８ 古賀森人
11 村上飛雄馬
24 ラシード ファラーズ
35 杉田涼
古賀は試合を通してシュートを決め続けた
大野は試合を作りながらも反省を口にした
後半に得点を伸ばしたラシード
連敗の中迎えた慶大戦。前半は互いに得点が伸びず22－25で折り返す。３Qにラシード（済３＝越谷西）、古賀（済２＝横浜）の連続得点などで突き放すと、そのまま逃げ切り68－65で勝利。連敗を２で止めた。
１Qは開始５分で互いにゴール１本ずつと静かな立ち上がり。東洋大は古賀、大野（済４＝市立柏）の得点でスコアを伸ばすが、２Qには慶大に逆転され22－25で折り返す。
後半、オールコートでプレッシャーをかけると早い展開からラシードが「自分が率先して点取っていけばチームも上がってくると思った」と３連続得点で逆転すると、続いて古賀も３連続得点で突き放す。さらにディフェンスでも「得点源となる選手をしっかり抑えれた」とラシードが語るように相手にノーマークでシュートを打たせず、46－40とリードして３Qを終える。
４Qも古賀が躍動。「気持ちで勝負しようと思ってプレーした」と連続得点を決め、この試合初めて二桁点差とする。この点差のまま試合を終えたかったが、残り５分を過ぎると「緩んだところで隙を突かれてしまった」（大野）と一気に４点差まで詰められる。試合終了間際には大野が３度のファールを受けるが、フリースローでは３回全て１本しか入らず。試合を決定付けることができない。３点差で迎えたラスト５秒では慶大にボールを奪われ同点のピンチを招いてしまう。最後の慶大の３ポイントシュートは枠を外れ、なんとか逃げ切った東洋大。連敗を止めたものの大野は「もっと楽に勝てた」と試合の締め方について反省を口にした。
次戦は４位の国士大戦。勝てば再び１部昇格が見えてくる大一番となる。昇格へ望みをつなぐためにも是が非でも勝利したいところだ。
■コメント
・大野（済４＝市立柏）
今回はよくない部分もあったが、ディフェンスで相手のキーポイントを抑えられたことと、リバウンドを徹底してボックスできたのは良かった。よくなかったのは、フリースローの確率が良くなかったのと、僕が最後ターンオーバーいっぱいしてしまった点。もっと楽に勝てたと思うので、そこが勿体なかった。（接戦だったが意識していたことは）僕次第でどっちにも傾いてしまうっていうのは意識していました。僕のミスで負けにつながってしまうかもしれないので。意識はしていたが、激しいディフェンスにちょっとやられてしまった。意識がまだ足りなかったと思う。（終盤のゲーム展開について）その辺りでは点差が14程ついた時に、緩んだところで隙を突かれてしまった。詰められそうになった時にはチームメイトや交代する選手にも、点差のこと考えずにこちらもアグレッシブにって話をしていた。（国士大戦に向けて）ミーティングをこれからするが、スカウティングは監督がしったりやってくれているので、いかに自分たちが徹底して実行するか。自分たちが徹底すれば今回みたいに勝てると思うので、徹底して臨んでいきたい。
・ラシード（済３＝越谷西）
監督の指示は相手にスリーを打たせないこと。あと得点源となる選手が何人かいてその選手をしっかり抑えれたのでそれで勝てた。最初の１、２ピリはあんまりもらえなくて、監督からもお前がしっかりしないとダメだと言われていて、自分の中でも自分が率先して点取っていけばチームも上がってくると思ったのでそれができて良かった。ああいう終わり方をすると次の試合にも影響するので、次はないようにしていきたい。（次戦に向けて）明日勝てば１部との入れ替え戦が見えてくるので、自分がまた活躍して、リバウンドとって点取ってダンクも決めてチームを盛り上げられるように。ホーム最後なので頑張りたい。
・古賀（済２＝横浜）
チームとしてはここ４試合は監督の言うことがあまり守れていなかったが、今日はちょっと、少しくらいは守れたかなと思う。個人としては、自分もこの４試合すごく不調で、ディフェンスもオフェンスも何もできなくて、今日はほんとに気持ちで勝負しようと思ってプレーした。（反省点）最後１番集中しなければいけない４Ｑのところで最後の５分に追いつかれてしまったところがあったので、そこを直さないと、これからどんどん競って行くゲームが続いて行くと思うので、勝ち切れないと思う。（次戦に向けて）国士大学とかうちとか、駒大は入れ替え戦にどれが入ってもおかしくないので、そこで勝ち切れないと来年も悪い流れになってしまったりするので、今日みたいに気持ちでプレーして、監督の言うこともしっかり守ってできれば勝てると思う。
TEXT＝土橋岳 PHOTO＝外狩春佳、渡部穂乃花
