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第92回関東大学サッカーリーグ戦 １部リーグ（後期）第18節
10月28日（日） 三ツ沢公園陸上競技場
東洋大６－１早大
＜得点者＞
10分 小林
15分 小林
18分 坪川
28分 小林
32分 小林
45＋１分 坂元
＜出場メンバー＞
▽ＧＫ
松本健太（国３＝柏Ｕ-18）
▽ＤＦ
坂本涼斗（国２＝柏Ｕ-18）
浦上仁騎（国４＝大宮Ｙ）
土田直輝（国２＝大宮Ｙ）
渡辺星夢（国４＝前橋育英）
▽ＭＦ
坂元達裕（社４＝前橋育英）
高橋宏季（国４＝ＦＣ東京Ｕ-18）→84分 梅津凌岳（国１＝京都橘）
坪川潤之（国３＝矢板中央）→89分 張ヶ谷知樹（国４＝柏Ｕ-18）
野本幸太（国２＝市立船橋）
▽ＦＷ
松崎快（国３＝大宮Ｙ）
小林拓夢（国３＝帝京長岡）→77分 横山塁（国１＝ＦＣ東京Ｕ-18）
相手にボールをとられまいと粘る坂元
点を決め歓喜の輪が生まれる
スタンドからの声援を受けピッチに立った張ヶ谷
関東大学サッカーリーグ戦第18節の相手は現在首位の早大。東洋大は立ち上がりから積極的にゴールに向かい、見事にシュートを決めることができ６－１で勝利を収めた。
前半から果敢に相手のゴールに攻め込む東洋大。相手よりもボールを持つ時間が長くゴールを積極的に狙っていく。開始10分、高橋（国４＝ＦＣ東京Ｕ-18）のロングパスに小林（国３＝帝京長岡）が裏に抜け出してシュート。これが見事に決まり先制点となる。これを契機にゴールに向けてさらにチームが一丸となる。15分、渡辺（国４＝前橋育英）が野本（国２＝市立船橋）にパス、これを受けた野本がクロスをあげると小林がヘディングで合わせシュートが再び決まる。18分、ＣＫからチャンスをつかむも弾かれる。しかし、そのボールを高橋が拾い折り返したボールに坪川（国３＝矢板中央）が走り込んでシュート。これも決まり、あっという間に早大から３点を奪う。その後も28分、32分に追加点を挙げ、前半終了を目前にして、45＋１分野本のあげたボールのこぼれを坂元（社４＝前橋育英）が拾ってシュート。これも決まり、前半で６点の差をつける。
前半とは一変、後半は早大も得点を取ろうと攻め上がる。その結果、56分に相手にゴールを決められてしまう。早大にボールの主導権を奪われることが増え、なかなか相手のゴールに近づけない。しかし、相手のシュートチャンスが増えてもチーム全体で点を取られることを防ぎ、反撃を１点に抑えて試合終了となった。
監督が「いいゲームをしてくれた」と振り返るように首位の早大相手に勝ち点３を取れたことはチームにとって大きな成果だ。この勝利を活かして次節での勝利にも期待がかかる。
■コメント
･古川監督
ここ何試合か失点こそないもののなかなかゴールを生み出せず苦しんでいた中で、首位の早稲田さん相手に辛抱強く最低でも０－０で終えるゲームを想定していた。選手達が立ち上がりからアグレッシブに戦ってくれて、いいゲームをしてくれたと思う。（小林選手の活躍について）春先から天皇杯予選だったりアミノバイタルカップだったり、要所要所で点を取ったり、練習ゲームでも点を取っているんですけど、関東リーグに関してはあんまり点数を取れなくて。ＰＫも１回蹴りましたけどそれも止められたりとか、ひとつ出たらというようなシュートを持っている選手なので。得点を取ってなかったですけど辛抱強く起用した。それに応えてくれた。（守備陣に関して）点差がどんどん広がっていきましたけども、変わらず後ろはゼロでという感じと、戦い方を変えずにということは話しながらやった。あの１点は余計だったかなと思う。ハーフタイムに点数はとったけど前半の45分で終わりじゃないから、残りの45分をしっかりゲームを作っていくこと、まずは後半の最初の15分で失点してしまうと相手は首位のチームなので、どうなるか分からないというような話だったんですけども、そこのところに関してはミスからの失点だったので改善しなくてはいけないところだと思う。（次節に向けて）まだ残留も決まった訳では無いですし、まだインカレのラインにも辿りつけてないところなので、今日のゲームをまた次の試合のところで引き継げるようにいい勝ち方なので流れを止めないように次のゲームが大事だと思うのでしっかり戦って勝ち点を取っていきたい。
・坂元（社４＝前橋育英）
前半はああいう形て拓夢がまず先制点取ってくれてそこから勢いに乗って、早大さんの裏のスペースがすごい空いていたのでそこを自分たちがサイドだったりＦＷが裏へ抜け出してチャンスを作れていたのでそれは今回の勝因の１つだと思う。（ゴールシーンを振り返って）野本がサイドでボールを持っていて野本はいいボールを蹴るのでファーに走り込んできたらなにか起こるかなと思って結果ああいう風にクリアミスで自分のところにこぼれてきたのを浮き玉で少し難しかったが少し抑えて決めきれたので良かった。（４得点を挙げた小林選手について）拓夢はやっぱりいいプレーをしていたがその中でＦＷとして１点が取れていなかったので拓夢にとってもすごい大きな４点だと思う。チームとしても拓夢個人としても、ここから勢いに乗れるんじゃないかと思う。（次節に向けて）勢い乗れている状態なのでこの勢いを切らさずに、次節もしっかり勝ってインカレ出場に向けて頑張りたい。
・張ヶ谷（国４＝柏U-18）
自分は３年半Ｉリーグの方で出場していて、自分がＡチームで出ることで今Ｉリーグで出てる選手にも可能性があるというのを感じさせられたと思う。この間荒川選手が得点を取ったり、自分とかが活躍することでＢチームの選手もできるぞというのを見せられて良かった。（前日のＩリーグで引退の４年生もいたが）自分はＩリーグに出てる選手とも長くプレーしていて、昨日もすごい熱い試合を見せてもらった。最後４年生一言ずつあったんですけど、いいチームでできているというのをみんなが話していた。自分も頑張らなきゃなというのを感じて今日は出場できたので良かった。（スタンドの歓声は）すごい嬉しかったです。ありがたかったですね。（次節に向けて）首位早大を倒したということで、勢いに乗っていると思うので、この勢いのまま次の流経大を倒してインカレ出場を目指したい。
・土田（国２＝大宮Ｙ）
前半に６点も入ると思っていなかったので、それはチームにとってプラスなことだった。後半の１失点は自分の中で悔やむところですけど、こうやって勝てて次につなげたのは良かった。（前期は負けた相手だが）だいぶやり返せたんじゃないかと思う。（小林選手について）困ったら拓夢くんがいて、そこに蹴ったら点を決めてくれるという感覚だったのですごく心強かったです。（次節に向けて）次は流経大でインカレに向けては直接対決になるので、また今週みんなで力を合わせて頑張りたい。
・坂本（国２＝柏Ｕ-18）
前半に点が入りすぎてびっくりでした。（後ろから見て小林選手は）後ろから見ていて、結構練習からああいうのを決めているのですごいなぁと思った。（最少失点に抑えたが）早大にはサイドハーフに強力な人たちがいるので、そこをどう抑えるかというのを練習からみんなで意識していた。いい形でできたかなと思う。（早大・相馬選手とのマッチアップは）１回目対峙した時に抜かれちゃって、でもそこで間合いが分かってもうちょい詰めなきゃなと思って変えたら上手く対応できた。いい対応だったと思う。（次節に向けて）しっかり守って取れる時に取ってみんなで勝ちたい。
[次戦試合予定]
第92回関東大学サッカーリーグ戦 １部リーグ（後期）
第19節 11月３日（土）vs流経大
東金アリーナ陸上競技場にて 11：30キックオフ
TEXT＝廣瀬璃子 PHOTO＝美浪健五、谷口奏生
