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2018.11.04
アーチェリー

[アーチェリー]好スタートを切った新人戦

2018年度 関東学生アーチェリー 新人個人選手権大会 2部

11月2日(金) 富岡総合公園


個人成績

順位 名前 50m 30m 合計

新人男子

17位 松橋蓮 255 287 542

78位 捧昌洋 178 253 431


経験者男子

5位 大谷友我 301 344 645

11位 塩沢勇大 289 330 619

25位 高津昂佑 269 317 586


経験者女子

3位 曽山莉愛 309 334 643

4位 保永捺希 307 326 633

9位 工藤美結 262 336 598

14位 津渡彩乃 279 311 590

19位 坂本偲 236 309 545



新人戦に出場した10名


高得点をマークした大谷


3位に食い込んだ曽山


日差しが暖かく、比較的穏やかな天気に恵まれた関東学生新人戦(以下、新人戦)。東洋大からは10名の選手が出場した。今年は経験者が多く、上位に食い込んだ選手も少なくない。新体制に移るにあたり好調なスタートを切った。


リーグ戦でも大活躍だった大谷(文1=都立山崎)は新人戦でも高得点を叩き出し、しっかりと成績を残した。「緊張しすぎることもなくしっかり打てた」と自身を評するも反省点はまだ多い、進化し続けられるように頑張っていきたいと向上心は衰えない。

女子選手で活躍を見せたのは曽山(法1=高崎商科大付属)と保永(国1=春日部共栄)だ。曽山は今後の授業に伴う練習量の減少を懸念するが「その中でも自分ができることを見つけて頑張っていきたい」と意気込む。保永は30mの立ち上がりに不満を残すものの、自己新を見事に更新した。緊張はしていたものの二人とも「楽しかった」と笑顔をこぼした。

新人戦が初めての試合となる捧(情1=三条東)と松橋(国1=千葉西)は反省点として射を外した時の立て直しを挙げた。普段とは違う環境の中で思うようにいかなかったことはあるものの、新人戦がこれからの成長への第一歩となったことは間違いない。


結果に思うことはあれども今回の新人戦で個々人の目標となる姿が明確になった。「頼りがいのある先輩」「雰囲気を盛り上げられる存在」「いつでも点を出せる選手」。彼らが成長し思い描く選手になったとき、東洋アーチェリー部の質はまた一段上がるだろう。彼らの前途に期待が掛かる。


■コメント

・大谷(文1=都立山崎)

今試合は自分の中でしっかり調整して臨んだが、その中でもやっぱり出だしの点数が悪かったり1本の失敗が大きかったりというのがまだまだ反省点であった。これから自分が目の前の大会を視野に入れるというのを大事にして、年単位で自分が先輩になった時のことを考えて計画して点数を上げていけるように頑張りたい。(試合の収穫は)今回はアーチェリー経験者ということもあって高校からの同期とかが結構いたので楽しく試合できて、試合ということで緊張しすぎることもなくしっかり射てたかなと思うし、友達の関係を持っておいてよかったと思った。(リーグ戦に向けて)これから冬になって練習でも体が動きにくくなったりもするが、その中でも練習量を保ってこれから今よりももっと当てられるようにずっと進化し続けられるように頑張っていこうと思う。


・捧(情1=三条東)


最初緊張したが射っているうちに緊張が抜けていて、思うように射てるようにはなった。でも練習のときよりは伸びなかった。(よかった点と反省点)よかったのは近くの同じ1年生とコミュニケーションとれて楽しく射てたこと。反省は点数低い時に落ち込んでしまって、次射つのに影響があった点(これから取り組んでいきたいこと)とりあえず失敗しても落ち込まないで、常に一定のメンタルで射てるように。


・松橋(国1=千葉西)


緊張した。大学で練習するのとは違って、周りに人が多いし景色もだいぶ拓けていて、というような環境の違いでの緊張が大きかった。課題は色々見つかったが1番は30mかなと思う。一度外れた時に止まらなくなってしまい立て直しができなかった。数多く射って慣れていきたい。憧れの選手は飯塚(ラ3=浦和西)選手。これから大学四年間かけて、尊敬される選手になりたい。後輩から慕われるような、技術もあって頼り甲斐のある選手になりたいなと思う。



・曽山(法1=高崎商科大付属)


すっごく緊張したが自己新を出せて良かった。よかったのはずっと笑顔でいられたこと。これから改善したいのはリーグ戦に向けて、もっと技術と併せてメンタルは強化したい。(試合を迎えるにあたって)すっごく緊張した。(意識したこと)楽しんで最後まで射ちきろうと思って臨んだ。(憧れの先輩は)憧れの先輩はみなさんです。皆さん尊敬しているし、上手なのはもちろん、部を盛り上げてくれるところも尊敬している。自分が先輩になった時にそういうように盛り上げていけるような先輩になりたい。(今後取り組んでいきたいこと)授業始まって練習量がなかなか確保できないが、その中でも自分ができることを見つけて頑張っていきたい。


・保永(国1=春日部共栄)


感想としては楽しく射てて良かった。50mで自己新が出たのは良かったが、そのままの波に乗り切れず30mの最初があんまりで、最後の2エンドだけ立て直したという感じ。でも結局最終的な合計は自己新だったから、それを試合で出せたというのは良かった。練習では「まっすぐ押す」というのを意識してきた。押手の左をまっすぐにするように。今回、30mの立ち上がりが全然ダメだったのでそこの強化をこれからしていきたい。30mの練習量を多くするのと、平常心を保てるように。いつでも点を出せるような選手にこれからなっていきたい。


TEXT=中村緋那子    PHOTO=外狩春佳、牧田のどか