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2018.11.06
ラグビー

[ラグビー]強豪関東学大に敗戦 昇格の行方は最終戦へ

平成30年度関東大学ラグビーリーグ戦2部・関学大戦

11月4日(日)国士舘大学グラウンド

●東洋大 12{12ー14、0ー42}56 関学大


東洋大スコア関東学大
前半後半得点前半後半
T
G
P
D
121442
12合計56


番号選手出身高学年
深澤 翔祐深谷
舘澤 徹士盛岡工
小山内 健昌平4 
葛見 達也千葉経済
鴨澤 享佑黒沢尻工
土肥 航長崎海星
吉尾 凌平昌平
高野 雅義報徳
海老原 鏡太茗溪
10杉野 幹太長崎海星
11菊池 優介国学院栃木
12田中 衆歩大村工業
13畑 綾介目黒学院
14國分 英昂長崎北
15大内 錬佐野日大
 Reserve Member  
16斎藤 瑠晟目黒学院
17矢川 海太日体荏原
18古川 翔長崎北
19葉室 廉静岡聖光
20日野 諒太郎佐賀工業
21高橋 太一延岡星雲
22老田 龍平興国
23伊藤 千貴常葉橘

相手に屈せずトライを決めた海老原

仲間たちもトライに大いに喜ぶ


リーグ戦も終盤を迎え、入れ替え戦への期待がかかる東洋大は昨年1部から降格してきた関東学大と対峙。前半互角に戦うものの、後半相手のトライを止めることができず、12-56と敗北を喫した。


同率1位である関東学大。厳しい戦いと思われたが、先制したのは東洋大であった。開始3分、東洋大がボールを持つと、落ち着いたパス回しで徐々に敵陣へ攻めていく。マークから外れていた吉尾(総4=昌平)がボールを受け取ると、走り込みトライを狙う。敵のタックルを受けるもひるまず押し込み、先制トライを決めた。仲間たちからは大きな歓声が上がった。しかし、相手もやられてばかりではいられない。強靭なスクラムで自陣へ詰め寄られる。必死に食らいつくものの、2トライを決められてしまう。差を広げるわけにはいかない東洋大。相手のミスを誘い、フリーキックを得ると敵陣へさらに近づく。スクラムを選択しマイボールで始めると、後ろに控えていた海老原(済2=茗溪)がボールを受け取りトライ。コンバージョンゴールも決め相手に猛追する。その後、自陣へ攻められながらも必死に耐え抜き前半を12-14で終えた。後半、なんとか逆転したい東洋大であったが開始早々関東学大の独走トライを許し、そのまま相手の勢いに押される。パス回しでなんとか敵陣へ近くものの、あと一歩が届かない。試合終了まで流れを変えられず、結果12-56で終えた。


「後半は、全ての局面で全てのフェイズ、全てのプレーにおいて全部負けた」と菊池(総4=国学院栃木)は口にした。最終戦、東洋大に残された道は勝利のみ。福永監督も、「もう負けられない状況なので、やるべき準備をする、それだけ」と気を引き締めた。相手は国学院大。この悔しさを糧に、入れ替え戦出場を目指す。


◾︎コメント

・福永監督

(前半は)いい準備をしていい状態で臨めたが、よいしょよいしょでミスであったりとかそのあたりから少し崩されていったかなと。今日の関東学院さんはいい状態だったので、そのように。(後半は相手にトライを入れられてしまったが)ああいう状況になるとだいぶ。でも、まだこういう経験が浅いチームなので今のうちにこういう経験をして心の部分を鍛える。技術的なところだけではなく、心の影響もラグビーは大きいので。(応援席に多くの人がいるという)そういう事も成長だし、こういう経験でまた成長できる。(最終戦へ向けて)もう負けられない状況なので、やるべき準備をさせていただいて、それだけ。


・菊池(総4=国学院栃木)

前半は、渡り合えたのかなと思う。後半は、全ての局面で全てのフェイズ、全てのプレーにおいて全部負けたかなと思う。フィジカル、フィットネス、我慢、全てにおいて負けた。(全体を通して見えた課題)前半はいい戦いが出来ていたので、後半はもっと集中力しっかりして我慢できるように、渡り合えるようにしたい。(最終戦へ向けて)最終戦がカギになってくると思うので、しっかり勝って、入れ替え戦に繋げたいと思う。


TEXT=森美香子  PHOTO=齋藤胤人、森美香子