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11月14日から茨城県で全日本ボクシング選手権(以下、全日)が行われます。昨年は優勝、準優勝それぞれ1人と好成績を残した東洋大からは、今年は8人の選手が出場します。そこで全日までのカウンドダウン企画として、出場選手をご紹介します。5日目となる今日は、ライト級の木村蓮太朗選手です。
全日では初出場となった1年次にバンタム級で優勝。階級を上げ臨んだ昨年は決勝で惜しくも敗れてしまったため、今年は王座奪還を目指す木村選手。またリーグ戦を終え、スタートした新チームの主将に任命されたそうです。そんな木村選手に自身のボクシングについてだけでなく、主将として新チームの事もお聞きしました。(取材日・11月2日、聞き手・梅山織愛)
――今年度の戦績を振り返って自分の評価はいかがですか。
リーグ戦は4回出て4回勝てたんですけど、1試合目でケガしちゃって次のとき出れなくて、チームに迷惑かけちゃったんでリーグ戦は悔しかったです。国体(国民体育大会)は決勝で負けちゃって成績的にはそれなりには頑張ったかなと思うんですけど、去年優勝して今年優勝できなかったんで、優勝したかったなっていう思いです。
――国体の決勝はどんな試合でしたか。
1R目に相手の距離に付き合ってしまって、完全に取られちゃって、その時点で向こうのペースにさせちゃったかなと思います。
――新主将になった心境をお願いします。
キャプテンっていうのを自分がまさかやるとは思ってなかったし、引っ張っていくのは好きですけど人柄的にキャプテンっていうのは向いてないと思うので、逆に迷惑かけずに引っ張っていきたいなって思ってます。
――今までそういうポジションに就いたことは。
全然ないです。
――どんなチームにしたいですか。
自分が結構オンとオフ激しいんですけど、休むときは休んで、やるときはしっかりやる。そこがわかってるチームになればいいなと思います。
――主将などは今までやったことないとのことでしたが、高校生のときと変わったと思うことはありますか。
リーグ戦とか団体競技じゃないですか。昔から団体競技とか熱こもってなくて、自分だけよければいいやと思ってたんですけど1年のときから先輩たちが優しくてチーム愛が強くなったなって思います。
――主将からみて全日で注目の選手はいますか。
やっぱ1年生の堤(営1=習志野)と今永(営1=王子工)じゃないですか。
――階級も近いですが、練習では2人のことは意識しますか。
特に意識っていうのは全然しないです。自分は技術が高い方じゃなくて、どっちかっていうと勢いと気持ちでもってくタイプなんですけど、自分にはない技術が2人にはあるのでそういうところを取り入れたいなと思います。3年だからとかいうプライドもないので、教えて教えてみたいな感じで聞きに行ったりしますね、あとマスやろうっていったり。
――自身の目指すプレーはどんな戦いですか。
1R目から手数を出して、攻めの姿勢でいって、終わる頃には体力全部使い切ってるようなスタイルでいきたいなって思います。
――全日で特に警戒する選手はいますか。
そういう選手は特にいないですけど、どの選手に1R目から手数を出して相手より自分の持ち味のスタミナで勝る。疲れてきたとこをもっと攻めて勝つっていうのが自分のスタイルなので、どの相手にも積極的にいきたいなって思います。
――全日終わったらやりたいことはありますか。
今も息抜きはしてますけど、とりあえず一旦ボクシングから遠ざかりたいです(笑)
――全日での目標をお願いします。
やっぱキャプテンにもなったので、しっかり結果を出した背中を見せたいなと思うので、優勝目指して頑張りたいなって思います。
――次の登場は〇〇選手なのですが、どんな選手ですか。
見た目によらず、すぐ顔赤くなったりするんですごいシャイで可愛らしくて。あと東洋ってみんな生意気なんですけど「はい」とかちゃんとしてて礼儀正しいです。
木村選手ありがとうございました!
明日の特集もお楽しみに!
◆木村蓮太朗(きむら・れんたろう)
学部・学科・学年/経営学部・会計ファイナンス学科・3年
出身校/飛龍
身長・体重/174㌢・62㌔
誕生日/H9・6・12
血液型/A型
階級/ライト級
好きなこと/ラーメン巡り