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KOSUKE KITAJIMA CUP 2019
11月17日(土)~18日(日) 東京辰巳国際水泳場
(2日目・予選)
◆女子400m自由形
2組
3着 濱田 4´21”33
→全体3位で決勝進出
◆男子400m自由形
4組
3着 山本健 3´58”36
→全体4位で決勝進出
7着 山本悠 4´00”33
→全体9位で決勝進出
森本 DNS
◆女子200m平泳ぎ
2組
5着 松原 2´36”68
→全体6位で決勝進出
9着 磯部 9´38”25
◆男子200m平泳ぎ
4組
1着 花車 2´15”09
→全体1位で決勝進出
3着 辻田 2´16”90
→全体5位で決勝進出
◆女子200mバタフライ
2組
2着 中野 2´14”60
→全体2位で決勝進出
9着 片山 2´21”58
→全体10位で決勝進出
◆男子200mバタフライ
2組
2着 阪本 2´01”98
→全体2位で決勝進出
◆女子100m背泳ぎ
3組
1着 白井 1´01”97
→全体1位で決勝進出
3着 今井1´03”73
→全体3位で決勝進出
4着 渡邉彩1´04”03
→全体4位で決勝進出
◆男子100m背泳ぎ
6組
5着 渡辺皆 56”83
→全体5位で決勝進出
8着 細川 57”30
→全体9位で決勝進出
10着 中村 58”03
◆女子200m個人メドレー
3組
1着 田中佑 2´18”98
→全体1位で決勝進出
4着 小野寺 2´19”31
→全体4位で決勝進出
◆男子200m個人メドレー
5組
4着 若林 2´04”46
→全体4位で決勝進出
5着 宝田 2´05”00
→全体5位で決勝進出
9着 田中大 2´08”58
◆女子100m自由形
5組
2着 白井 56”38
→全体2位で決勝進出
6着 遠山 57”89
→全体7位で決勝進出
8着 片山 58”57
→全体10位で決勝進出
◆男子100m自由形
8組
3着 中村 51”18
→全体5位で決勝進出
6着 川口 51”67
(2日目・決勝)
◆女子400m自由形
3位 濱田 4´17”82
◆男子400m自由形
4位 山本健 3´55”45
10位 山本悠 4´00”33
◆女子200m平泳ぎ
8位 松原 2´35”45
◆男子200m平泳ぎ
2位 花車 2´12”43
6位 辻田 2´15”77
◆女子200mバタフライ
2位 中野 2´11”88
9位 片山 2´20”04
◆男子200mバタフライ
2位 阪本 1´58”88
◆女子100m背泳ぎ
1位 白井 1´01”10
3位 今井 1´03”07
5位 渡邉彩 1´03”72
◆男子100m背泳ぎ
6位 渡辺皆 57”08
◆女子200m個人メドレー
2位 小野寺 2´17”45
3位 田中佑 2´17”61
◆男子200m個人メドレー
5位 宝田 2´03”76
6位 若林 2´05”21
◆女子100m自由形
2位 白井 55”41
7位 遠山 57”77
10位 片山 58”55
◆男子100m自由形
2位 中村 50”56
この日2種目で表彰台に上がった白井
ダブル表彰台を果たした小野寺と田中佑
得意の200mに挑んだ花車
今期好調が続く中野
激闘が繰り広げられ、好成績を残した1日目に続き、KOUSUKEKITAJIMACUP20192日目も白井(国1=宝塚東)が女子100m背泳ぎで優勝、中野(文3=長岡大手)が女子200mバタフライで2位に入賞するなど、輝かしい勝利が続いた。
1日目に引き続き多くの選手が決勝に進出する中、好績が一際輝いていたのは2種目で表彰台に上がった白井だ。女子100m背泳ぎでは、1位で通過した予選に引き続き、決勝でもペースを乱すことなく優勝。続く女子100m自由形でも白井の躍進劇は止まらない。日本記録保持者の池江(ルネサンス)とOGの大橋(H29年度国卒=イトマン東進)に挟まれ緊張のレースを迎える中、池江に白井も負けじと食らいつく。前半を2着で折り返すも、背後から徐々に追い上げてきた大橋と横に並び、激しく競り合う。直前のレースの疲労と闘いながらも勝利への執着を見せ、ラストの競り合いを僅差で勝利。レベルの高いレースとなったが2位という好成績を収め、表彰台に上がった。自己ベストを狙っていた白井にとっては悔いの残るレースとなったが、疲労やプレッシャーの中で自己ベストに近いタイムで泳ぎ切れたことは「いい収穫ではあった」と、前向きにとらえた。
また、女子200mバタフライでは中野が予選を上回るタイムで、決勝の舞台を勝利で飾った。勢いよく飛び出して2位で序盤を折り返すと、そのまま安定した泳ぎで順位を落とすことなくゴール。持ち味の足の強さを存分に生かしたこのレースに、「この時期にしては(速かった)」と振り返った。インカレから好調が続く中野。シーズン明けの日本選手権での中野のさらなる活躍に期待したい。
予選を1位で通過した花車(文1=丸亀)は男子200m平泳ぎに満を持して登場。先頭の小日向(セントラル)に50m時点で引き離され苦しさを見せた花車。着々と追い上げてくる周りと戦いながら、最後はタッチの差で前に出た花車が2位でフィニッシュ。自身に納得のいくタイムではなかったものの、「全力は出し切れた」と笑顔で語った。
女子200m個人メドレーでは小野寺(国3=鹿島学園)、田中佑(国1=明星学園)がそろって表彰台に上がる快挙を達成した。予選ではあまり結果の振るわなかった小野寺だが、「絶対にメダルを取りたい」という強い思いから、着々と順位を上げて見事2位でフィニッシュ。大学初の表彰台に喜びがあふれ、「良かった」という言葉と満面の笑みでレースを締めくくった。また、田中佑は好調の序盤から中盤にかけて遅れを取るも、得意の自由形で怒とうの追い上げを見せ、3位でレースを終えた。
今回の大会は華々しい結果が多かった反面、自身の満足のいくタイムが出ず悔しさが残る結果もあった。しかし、多くの選手たちは4月の日本選手権の舞台へ向けて前を見据えている。これから冬のシーズンを経て、日本選手権では成長した選手たちのさらなる活躍に期待したい。
■コメント
・小野寺(国3=鹿島学園)
よかった。予選が悪かったので、決勝は絶対メダルを取りたいと思っていた。出来れば16秒台が欲しかったが、インカレよりも速く泳げていいタイムだったのでよかった。(強化しているところ)どの種目も後半が落ちてしまうので、そうならないように意識している。(来シーズンは)まだ選手権を切っていないので、選手権を絶対突破したい。最後の年なので、選手権もオープンもインカレもまだまだ沢山あると思うのが全部決勝に残れるよう頑張りたい。
・中野(文3=長岡大手)
予選も結構きつかったが個人的には2分10秒を狙っていたので、少し遅いがこの時期にしては、大学で3年間やってきた中では1番速いと思うのでよかったと思う。(強化しているところは)今新しいトレーニングを取り入れていて、その中で足の強化に繋がって(足が得意なので)最後までそれが続けられたらと思う。
・中村(文3=比叡山)
200は悪くて100ではベストを出したかった。けど、
・阪本(国1=三重)
納得いってない部分はあるが、
・白井(国1=宝塚東)
(100m背泳ぎは)自己ベストを目標に泳いでいたが、ベストから0・06秒落ちだったので、感覚としては全然悪くなかったが、やっぱり目標が自己ベストだったので悔しいレースになってしまった。(100m自由形は)バックの直後だったので疲れもあり、集中しきれない部分もあったが、ここでも0・1秒落ちだったので、少し詰めが甘い部分があったかなと思う。(強化しているところは)ずっと試合が続いていてあまり調整もしていないが、そこでも自己ベストを出せるように練習しているし、そこで今大会で出せなかったのは悔しいが疲労がある中で自己ベストに近いタイムが出せているということは確実にいい練習ができているという証拠なので、タイム的には悔いは残るがこれもいい収穫ではあったのかなと思う。(来シーズンに向けて)4月の日本選手権では必ず世界水泳の代表入りをしたいし、それに向けての練習方法をまた見直して、今平井先生の所でお世話になっているが、そこでも偉大な先輩方がいるので負けじと頑張って4月には代表入りをしたいと思う。
・花車(文1=丸亀)
50mから100mの間で結構きつかったので、後半小日向選手を追い抜くことは難しいかなと思いながらレースをしていたが、それでも自分の今できるベストなレースをしようと心がけたので、タイムはもうちょっと行きたかったというのがあるが全力は出し切れたので今大会はとりあえずクリア。(強化しているところは)バイクの練習を始めていて、太腿の裏の筋肉をしっかり使うことを意識している。自分が元々キックが得意というか、足を生かす泳ぎが持ち味だと思っているのでそこをより強化できるように最近練習を取り入れている。
TEXT=牧田のどか PHOTO=望月優希、梅山織愛