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「戦国東都」と語られる通り、６校による接戦が続いた秋季リーグ戦。惜しくも優勝には届かなかったが、立正大２連勝を始め、リーグ戦を通して数々のドラマが生まれた。激戦を終えた選手達は何を考えるのか、彼らの思いをお届けする。
入部後すぐのオープン戦で頭角を現すと、１年春から遊撃手としてリーグ戦へ出場。幾度も好守備を見せてきた小川。２年生で迎えた秋季リーグ戦は小川の目にどう映ったのか、今の心境を語ってもらった。（取材日・11月４日、聞き手=望月優希）
――秋季リーグ戦を振り返ってみていかがですか
全然打てなかったので、この冬は振り込むしかないなと感じています。朝練習でバットを振って、夜バット振ってという感じで１日中振り込みをしています。
――夏のオープン戦ではバッティングが好調だとお聞きしましたが、リーグ戦を迎えるときはどうでしたか
最初はめちゃくちゃ良かったんですが、力んでしまったり、調子良かったので欲を出してしまって。それでバッティングを崩してしまったのでそういうことを次は無いようにしたいと思います。
――秋季リーグ戦で１番印象的だった試合を教えてください
中大戦で、サヨナラで負けた試合です。満塁からのチャンスで自分が打てなくて、それが響いて負けてしまったのであそこで打てていればと思いました。自分は悔しい試合の方が印象に残っています。
――その試合から今の練習に生かしていることは
やはりバッティングの技術力がないと思うので、調子いいとか悪いとかではなくしっかり自分のバッティングの形というのをこの冬はしっかり見つけてやっていきたいと思っています。
――４年生が抜けて、練習で何か感じることはありますか
中川さん（法４＝ＰＬ学園）もリーダーシップがすごかったと思うし、４年生は池田さん（営４＝日本文理）や末包さん（営４＝高松商）など声を出してくれる方々がいました。池田さんや末包さんの偉大さっていうのを今になって改めて実感して。雰囲気を盛り上げるって相当大変なことだなって思いました。明るい選手は今もいるんですが、チームを盛り上げるってことはまだできていないので。そこはまだ難しいところです。
――小川選手から見て池田選手、末包選手はどういう方ですか
明るさも入れながら、コミュニケーションもうまいこと取って、チームを盛り上げてくれていました。キツイ時でも声を出してくれていたのですごいなと思います。これから自分も声を出して盛り上げていきます。
――二遊間を組んだ中川さんからアドバイスなどはいただきましたか
メッセージを書いてもらったりしました。「日本一のショートになれ」って書いていただいたので本当に頑張りたいです。
――１年生として過ごした１年間と、２年生になってからの１年間は何か感じるものは違いましたか
１年生の時は春良くて、秋はけがもありましたがそれなりにやれていました。でも２年生の時は全然駄目で。１年生は勢いで、気持ちも高ぶらせてやっていて結果が出ていましたが、２年生は天と地くらいの差で本当に駄目でした。でも、いい時と悪い時、どちらも経験できたので、３年生ではその経験を生かしてやっていきたいと思います。
――同級生で気になる存在はいますか
野手も投手も関係なく言えば、村上（総２＝智弁学園）です。村上も１年生の時から出ていて、新人王も取られてしまったので。そこはもう１年から出ている側としては負けたくない。ピッチャーとバッターは違いますが、活躍度としては負けたくないです。村上が結果出したら自分も結果出したいなって思います。
――これからは後輩が増え、チームを引っ張る立場になりますが
自分が１年生の時もやりやすい環境、プレー中は気を使わせないという雰囲気を上の先輩たちがつくり上げてくれました。なので、今度は自分たちが入って来た１年生がやりやすいように、思い切ってプレーできるような雰囲気をつくっていきたいです。
――最後に春に向けて強化したいポイントを教えてください
本当に全部レベルアップしたいです。自分たちはバットなど道具を使っていますが、身体を使ってプレーしています。全部のレベルを上げるためには体重を増やしたり、筋力アップだったりをまずやらないと技術が上がってもそんなに伸びない。まずは基本となる身体を大きくして、強くしてやっていきたいと思います。
◆今後の掲載予定
11/23 津田 翔希 内野手
11/24 小峰 聡志 外野手
11/25 佐藤 都志也 捕手
11/26 竹原 祐太 外野手
11/27 甲斐野 央 投手
11/28 上茶谷 大河 投手
11/29 梅津 晃大 投手
11/30 杉本 泰彦 監督
