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第67回全日本相撲選手権大会
12月2日(日)両国国技館
準優勝 重松
ベスト8 白石
準優勝の重松
健闘した白石
重松の来年の活躍に期待が掛かる
全日本相撲選手権大会は両国国技館で行われ、7名が決勝トーナメント進出。重松(法3=金沢市工)が準優勝と大健闘、白石(法4=専大松戸)がベスト8となった。
東洋大からは、10名が出場。うち7名が決勝トーナメントに勝ち進み、白石と重松がベスト8以上に名を連ねた。白石は2勝1敗で予選を突破し、決勝トーナメントへ進んだ。トーナメントは2回戦、3回戦と社会人選手との対戦になった。3回戦では激しい張り合いとなり、相手に下半身を崩されながらも立ち直り、叩き込みで勝利を収めた。ベスト4をかけた一戦で今大会優勝の黒川(拓殖大職員)に終始圧倒され、ベスト8と悔しい結果となった。
一方、「自分の相撲を取ることができてよかった」と重松は予選全勝で圧巻の相撲を見せ、決勝トーナメント進出を決めた。ベスト4をかけた試合では相手に押されながらも、土俵際での突き落としで勝利。準決勝でも自分より体の大きい相手選手に負けず、またもや土俵際で粘り決勝進出。見守る仲間に小さくガッツポーズをみせた。「最後なので思い切ってやろうとした」と語り、途中の試合で鼻を負傷しながら社会人選手を相手とし、勇敢に挑むも寄り切りで勝負あり。惜しくも優勝には届かなかった。
この大会で今年の試合は終了となったが、来年に向けここからさらに成長していくことを期待したい。
■コメント
・重松(法3=金沢市工)
(今日の試合を振り返って)自分の相撲を取れてよかった。(今まで特に意識してきたこと)どんな相手でもとにかく引かないことを考えていた。決勝は緊張していなかった。最後まで残ったので思い切ってやろうと挑んだ。(今日の取組で印象に残っていること)全部力を出し切っていたのでよく覚えていない。(今後に向けて)まだ1年間学生生活が残っているのでしっかりと頑張っていきたい。
TEXT=齋藤胤人 PHOTO =水野桜、仲宗根優介