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2018.12.17
準硬式野球

[準硬式野球]記者の目 Web特別編 4日連続インタビュー 第3日目 〜印南航太郎編〜

関東選手権大会初優勝、2年連続全日本選手権大会出場、春季リーグ戦、秋季リーグ戦ともに3位と躍進の年となった今年度。全日程を終了した選手の今の思いを4日間連続でお届けする。


一番うれしかったと語る関東選手権優勝

印南は1年生の秋からリーグ戦出場を果たした(写真提供=當麻彰紘)

最終戦を終えるとチームメイトから胴上げを受けた


創部初の関東選手権大会の優勝や2年連続の全日本選手権大会への出場など、歴史を創った今年のチーム。その躍進には主将を務めた印南(文3=浦和学院)の存在が大きかった。


  主将に決まったのは全日本選手権大会の後。振り返ると「苦ではなかった」と語るキャプテン業だが、1部常連校で居続けなければというプレッシャーはずっと抱えていた。そんなときに大きかったのは同期の存在だった。「試合に出ていても出ていなくても一人一人に役割があって、しっかり自分の役割を果たしてくれた」と印南は語る。中でも「一番大事な存在」と語るのは学生コーチの遠藤(営3=文京)だ。印南について「回りを見る力というのは一級品だし、この選手とこの選手の組み合わせはこうとかそういうところまで分かっている。どうやったらこんな選手になるんだろうって思っていました」と遠藤。部員一人一人を見て、時には後ろに立ってチームを支えてきた印南が今年の準硬式野球部の活躍には欠かせなかった。


  「楽しかったのですごく時間が早く感じました」と印南。仲間と築き上げたこの3年間の経験が、今後の印南を支えていく。



--準硬での3年間を振り返ってみていかがですか

辛いことも少なくて、楽しかったのですごく時間が早く感じました。3年間の中で一番うれしかったのは関東選手権の優勝ですね。優勝っていうのも3年間で関東選手権だけだし、創部初の優勝だったのであれが一番うれしかったです。


--2年連続で出場した全日本は

全日本も結局同じところに負けてしまったんですけど、出られたのも関東選手権あってのことなので。全日本出たことよりも関東選手権の優勝の方がうれしかったですね。でも全日本の中京大戦はとても印象に残っていて、すごい仲良くさせてもらってた4年生3人のそろっての最後の試合だったというのもあって印象に残ってます。


--印南選手が一番最初に出た試合は

1年生の秋の1戦目です。その時の事は結構覚えてます。1部に上がったばっかりの試合で、開会式終わってすぐの1試合目だったので、割と周りのチームが残ってて。1部の試合見ていこうみたいな感じで、ちょっと人が多くて、久しぶりにちょっと緊張しました。その時は割石(社4=越谷南)さんのおかげで3ー0で国士舘に勝ちました。


--キャプテンとして過ごした1年はどうでしたか

やる前はキャプテン大変かなと思っていたんですが、やってみたらこの学年は協力的で、一人一人違うタイプがそろっていて、面白くてやりやすかったです。この学年はいい意味で楽だったので、キャプテンをするのは苦ではなかったです。


--最終戦の後にはチームメイトに胴上げをされていましたが

これで終わったなって感じでした。結構自分の中で高く上がってた気がして意外と怖かったです(笑)。みんなにやってもらえることはうれしくて。でもホッとしたっていうのが一番でした。3年間はそんなに長く感じなくて、さっきキャプテンをやって苦じゃなかったって言ったんですけど、1部に上げてもらって、そこから1回も下がらない状態でずっとやってたので、キャプテンやってる間に落ちるのはやだなと思って、そこのプレッシャーだけはすごく感じていました。背負ってというよりは自分はキャプテンらしくないキャプテンだと思うので2人キャプテンを見てきて、ちょっと違うタイプだと思ってて1人だとできないと思っていたので、その分周りが意欲的に動いてくれて、あんまり背負ってるという感じはなかったです。


--目指していた主将像はありますか

若松さんは言葉には出さないけど引っ張っていく。木藤さんは言葉にも出すし、背中でも引っ張るみたいな主将でした。自分は一応その2人的なのを目指したんですけど無理で(笑)。それはできず、スイッチ入れるときは入れてって感じでした。自分は言葉で言うのは苦手なので自分と遠藤はそのバランスは取っていたと思います。


--遠藤学生コーチはどういう存在でしたか

自分が結構おちゃらけたりすることもあるので、遠藤がいなかったらチームがまとまってなかったと思います。自分にとっては一番大事な存在でした。遠藤は基本的に根が真面目で。野球のことになるともっとそこが厳しくなる人です。


--同期はどんな方々ですか

一人一人キャラクターが違って、面白くて。普段は普通に接してても面白いし、試合になったら出ても出ていなくても役割があって、しっかり自分の役割を果たしてくれて、1年間結果を出してくれたのですごく助かりました。


--副将の2人はどうですか

若原(社3=九州学院)は副キャプテンってポジションなんですけど、完全に野球に集中してくださいって感じで。戸森(営3=本庄東)はベンチの中をあっためてくれて、出てる人間と出てない人間の間に入るという役割をすごくしてくれていました。副キャプテンという枠ではないですが、杉原(済3=広陵)もチームのムードメーカーで、いなかったら成り立っていなかったなと思います。


--次期キャプテンの高橋選手へ

キャプテンもチームも毎年違っていいと思っているので、上みたいになろうとか、上みたいなチームにしようとか思わなくていいかなと思っています。


--最後に来年のチームへメッセージをお願いします

関東選手権はもちろん2連覇して欲しいし、秋のリーグ戦で東洋はまだ優勝したことがないので優勝して欲しいですね。そのためには、もちろん1部に残っていかないといけないですし。高橋(法2=八戸学院光星)、伊藤(ラ2=成立学園)、吉澤(ラ2=長野西)と3人ベストナインを獲ってる子もいるので、プレッシャー感じながらもみんなに結果を出して欲しいと思います。


◆印南航太郎(いんなみ・こうたろう)

生年月日/1997・11・28

身長・体重/170㌢・65㌔

好きな食べ物/牛タン

好きなチーム/メジャーリーグ全般

好きな歌手/Mr.Children

好きな芸能人/サンドウィッチマン、本田翼、中村倫也


TEXT=望月優希