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12月25日から北海道で日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題してスポトウが選出したチームのキーマンにインタビューを行いました。最後は主将のFW古川誠也選手です!
FW古川誠主将は攻撃の中心として活躍
この1年間、キャプテンとしてチームをけん引してきた古川誠選手。このメンバーでの優勝経験はありませんが、関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)では全チームを制し、「東洋大のホッケー」へ確かな手応えをつかんでいます。今回のインタビューでは古川誠選手に、キャプテンとしてのチームへの思い、そしてインカレへの意気込みを伺いました。(取材日・12月5日、聞き手・金澤瑞季)
――リーグ戦を振り返っていかがですか
自分たちのいいところも悪いところもすべて結果につながった秋リーグってことがまず一番に思い浮かびます。結果的には毎年一緒の3位に終わってしまって、成長できた部分も多かったのですが結果的な成長につながらなかったなとは思います。
――個人としては9ゴール18アシストの活躍でした
10ゴール24アシストを目標にやっていました。ゴール、アシストどちらも届かず、自分の思うような成績は残せなかったですが、1試合1試合波のないプレーをすることができたので少しはチームの勝利に貢献できたかなと思います。
――リーグ戦の中で印象に残っている試合はありますか
2次リーグの明大戦が結構印象に残っています。負けたら終わりの場面でチーム一丸になって勝てたことが大きかったなと。最終戦の早大戦も、自分たちのプレーができずに秋リーグ2敗していたので、「インカレに向けて絶対早大に勝つ」という強い気持ちで取り組めたことが自分たちのホッケーにつながって圧勝できたと思います。
――明大、中大の2強を含む全チームに勝利したリーグ戦でした
中大、明大、早大どこのチームにも勝ったり負けたりという試合があったので、インカレはどこと当たっても絶対に勝てないわけではないと思います。自分たちのベストプレーをすれば結果につながることがこの秋リーグで証明できたので、そういう意味ではプラスに考えています。
――4年間を振り返って、長かったですか
すごく長く感じました。1年目とか2年目は必死にやることしか頭になくて、試合も自分がやることをやるという感じでした。3年目からアシスタントキャプテンを任されて、4年目にキャプテンになって。自分のプレーだけじゃなくてチーム全体をしっかり見てプレーしないといけなくなって、そういう面で1、2年生のときよりは自分の活躍よりチームの勝利に切り替えることができました。4年間の中で今年が一番優勝を狙えるチームだと実感しています。最後インカレしか残っていないので、一人一人が自分たちの持っているものを全て出し切って後悔なく終わりたいです。
――キャプテンとしてこの1年間取り組んできたことは
寮生活の中で公共の場の掃除とかそういうのがすごく大切だということを鈴木監督から言われていて。そういうのを1年目よりは4年目のほうがしっかりできていたし、あとはいい意味で上下のつながりが増えました。1年生と4年生が話す機会が増えて、プライベートでもプレー面でもいい意味で仲良いチームだなと思います。
――チームのいいところを挙げるとしたら「仲の良さ」が1番ですか
そうですね。1年生のときは1年生と4年生はほとんど喋らなかった。今は1年生からも積極的にプレーに対しての質問とか、どうしたらいいとかこうしたらいいとか質問が聞こえてくるので、そういう方がいい方向にいけるのかなと考えています。いい意味で仲のいいチームづくりができたのは良かったかなと思います。
――同期との仲の良さは
同期は10人いて、合宿が終わったら同期でごはんに行ったり、プレー面でも刺激をもらっています。この4学年だったら一番仲がいい自信があります。
――インカレまで残りわずかですが、チームの調子は
関西遠征に行き、どことやっても自分たちのベストを尽くさないと勝てないなと実感しました。ギアを上げてやっていけたらもっともっといいチームになると思います。
――最後に、インカレに向けての意気込みをお願いします
一人一人優勝したいというのが絶対にあるので、気持ちの面で負けないようにインカレは取り組んでいきたいです。その中で4年生は集大成ということで、このメンバーで優勝したいという気持ちはすごく強いです。
古川誠也選手ありがとうございました!
選手のみなさん、お忙しい中取材に協力していただき本当にありがとうございました。
インカレで集大成を見せる
◆古川誠也(ふるかわ・せいや)
学部・学年・出身校/社会学部・4年・白樺学園
身長・体重/166㌢・68㌔
生年月日/H8・5・22
血液型/A型
好きな食べ物/焼き肉、ラーメン