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2月23日(土) 東洋大スカイホール
現役生から卒業生まで大勢が集った
表彰された吉留(左)と中野
1部体育会アーチェリー部創立50周年記念式典が23日、東洋大スカイホールにて行われた。
1968年の創部に始まり、2017年には男子1部昇格、昨年は女子が全国4位と妙々たる成績を残してきたアーチェリー部。
2月21日~22日に行われた第19回全日本学生アーチェリー室内個人選手権大会では吉留(法4=千葉女子)が第3位、また関東学生アーチェリー2018年度MVP リカーブ部門においては中野(総2=県立船橋)が最優秀選手賞を獲得するなど、ますます力を増しているのは自明である。
いよいよ3月にはリーグ戦が開幕する。石河監督も「目標は男女とも日本一」と意気込む通り、チーム一丸となって目指すのは大学日本一という頂だ。
■コメント
・石河監督
半世紀という長い年月を経てこういう式典を迎えられたことはただただ感無量。第1代の方から第50代まで老若男女がこうやって集うということはなかなかこういう機会にしかないと思うので、たくさん出逢いと別れもあると思うけれどご縁を大切にしながら、アーチェリーという競技を通じて人間的な成長をしていければそれが一番だと思う。これからの目標は男女両方とも、目標は常に大学日本一なので、いつも現役には話しているように一日一日を大切に練習を積み重ねていって、自分たちの目標は自分たちでつかむこと。夢は常に持って一歩ずつ歩んでいく気持ちを忘れないこと。そしてまた50年頑張りたいと思う。
・吉留(法4=千葉女子)
(インカレインドアを振り返って)ほんとにその日調子も良くて、予選順位が574点でも3位だった。そんな点数出ると思ってなくて574点は自己新なので。嬉しかった反面575点でレッドバッジがもらえるが、それに届かなかったのは悔しかった。うれしいのと悔しいの半分ずつ。でもまた頑張ろう、と決勝トーナメントに進んだ。それは3位になって驕るのではなく、自分は挑戦者だと思ってやろうとした。次の日になると調子が悪くて、1回戦目もとても危うかった。何とか勝てて、2回戦目は競ってしまって、シュートオフになったがなんとか決めることができた。次はストレートで勝てた。運かな?って思うくらい(笑)調子は悪かったが、たまたまその時当たってくれて勝てた。全日でた時に負けた相手だったので勝ちたいと思ったし、この先に進みたいなと思った。それもあって勝てたのかなと思う。セミファイナルでは、勝てば1位か2位か確定、と意識したのもあると思うし、そこで調子崩してしまった。まさかのストレートで負けしまって。悔しかったけど3位決定戦にいけるから、最後勝とうと思って臨めた。前向きでいられたのが3位という結果につながったのかなと思うし、強い気持ちでいけたから勝てたと思います。(3位を勝ち取った時は)素直にうれしかった。本当に。インカレ出場しても成績残せないとどうにもならないし、やっと輝かしい成績が個人で残せたと思って、うれしかったです。(優秀選手に選ばれて)本当にになれるとは思っていなかった。なぜかインカレの予選の時はいつも調子がよくて。たまたまフィールド予選は1位とか、インドアの予選3位とかで、そこで点数稼げてとれた。自分では全く縁のないものだと思っていたので、本当にびっくり!(アーチェリーに熱中した4年間は)大学から始めてこんなにアーチェリーハマると思っていなかったし、こんなに楽しいものだと思っていなかった。何かの機会があれば色んな人にアーチェリー楽しいんだよって魅力を伝えたい。実際アーチェリー見てる分には楽しいかわからないし、あたってるこもわからない。まずアーチェリーを知ってもらってどこが楽しいかとかしっかり伝えられるようにしたいなと思った。いい先輩いい後輩にめぐりあえたからこそ、私がこうして輝くことができたのかなって思います。
・中野(総2=県立船橋)
最優秀選手賞が決まったのが秋の段階で、秋はとても調子がよくてわーって思っていたが、今冬に入って少し迷走しているので逆に申し訳ない気持ちもふつふつと出ている。私これまでちゃんとやってきているからこれからも頑張れよ、という励みにはすごくなっている。今年度の目標は、最優秀選手賞の上にあるグランドスラムを獲りたい。また東洋大学としてみんなで去年よりワンステージ上に行けたらいいなと思っている。
TEXT=渡部穂乃花 PHOTO=外狩春佳