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2019.03.02
硬式野球

[硬式野球]スポトウが選ぶ鷺宮製作所戦のMVP〜新主砲・酒巻が初仕事〜

   春季オープン戦でその日活躍した選手をお届けするスポトウが選ぶMVP。昨季逃したリーグ優勝・悲願の日本一を手繰り寄せるのは誰か。どこよりも早くリーグ戦のキーマンたちを紹介する。

   新チーム2戦目は強豪社会人チームである鷺宮製作所と対戦。打線が散発の5安打、3得点と封じ込められ、3対4で惜敗した。第2回は適時打を含むマルチ安打をマークした酒巻(営3=成田)。

    

   前日のSUBARU戦に続き、この日も4番に名を連ね、2回先頭で迎えた第一打席、中前に弾き返し出塁する。この自身オープン戦初安打は清水不定期臨時コーチとの特訓の賜物(たまもの)だ。「投球と身体の距離感の感覚を教わった。ボールを長く見れるようになった」と早速成果を発揮し、修正能力を存分に見せつける。

   

   「試合を決める一打を打ちたい」と抱き続けるも、昨年は好機での打席に恵まれなかった。しかし、この日の第二打席、前を打つ3番小川(法3=霞ヶ浦)が三塁打で出塁。やっと得た数少ない好機で打席に向かう。「内角を反応で打てた」と力強く引っ張り、三遊間を痛烈に抜けていく左前適時打に。今季初打点に「4番としての初仕事が出来てひとまず安心」と満足げな表情だ。

   

    「あとは長打が一本打てていたら」と課題を挙げる次戦のセガサミー戦。またも社会人チームとの対戦になるが「バッテリーとの駆け引きなど、考えさせられることが多いのでためになる」と新たな主砲は語る。今日のMVPを伝えると、とびきりの笑みを見せ練習に戻っていった。リーグ戦でチームを救う一打を放つべく、成長を続ける4番打者から目が離せない。


※学年は新年度のものです


TEXT/PHOTO=齋藤洋