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2019.03.31
硬式野球

[硬式野球]スポトウが選ぶ専大戦のMVP〜小峰が貴重な2点適時打!!開幕へ上り調子〜

春季オープン戦でその日活躍した選手をお届けするスポトウが選ぶMVP。昨季逃したリーグ優勝・悲願の日本一を手繰り寄せるのは誰か。どこよりも早くリーグ戦のキーマンたちを紹介する。


桜が咲き、春の訪れが感じられる東洋大グラウンドで行われた専大とのオープン戦は4対2で勝利。第14回の今回は終盤に貴重な2点適時打を放った小峰(営4=帝京)だ。


   「チャンスだったので。打ててよかったです」と振り返る一打が飛び出したのは八回裏だ。先頭の小川(法3=霞ヶ浦)、酒巻(営3=成田)の連打などで生まれた一死満塁の好機で小峰が打席に向かう。第一、第二打席では「全ての投球に飛びついていた感じ」と語るように、タイミングを外され凡退を重ねていた。しかし、この打席は一味違う。相手投手の甘く浮いたスライダーに反応し振り抜くと、打球は左前に弾み、走者二人が生還。「もっと後ろのポイントで打とうと思った」と見事な修正で貴重な追加点をもたらした。


   この日も自分の状態に合わせ打撃を変え、持ち味を存分に発揮したこの男。不調時の対処法を増やすことを自身に課していたが、「着実に増えています」と笑顔を見せる。春季リーグ戦開幕まであと8日、調整は順調のようだ。

  ここまで好調を維持する小峰だが、「リーグ戦で打たなければ意味ないので」と気を引き締める。再び戦国東都の頂に立つために。鋭く力強いスイングから放たれる打球がチームを導く。


TEXT/PHOTO=齋藤洋