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2019.04.15
アメフト

[アメフト]新チーム初戦は快勝!収穫もあり、課題も見つかる試合に

平成31年度関東学生アメフト春季オープン戦

4月14日(日)東洋大朝霞グラウンド

東洋大23-3武蔵大



第1Q第2Q第3Q第4Q
東洋大23
武蔵大



司令塔として躍動するQB宮崎


TDを決めたWR松野(左から2人目)の元に集まるフォワード陣


ディフェンス陣は完封を目指す


平成31年度関東学生アメフト春季オープン戦(以下、オープン戦)の初戦で対したのは武蔵大。第1Qからタッチダウン(以下、TD)を決め、木村(ラ4=千葉北)新主将率いる新制VIKINGSの初陣は23-3と快勝した。


   第1Q開始から約8分。今年からフルでQBとして出場しているQB宮崎(ラ3=明学東村山)がTDを決め、先制する。第2Qでは、SS天野(ラ3=県立柏)がインターセプトを決めるなど、ディフェンス陣も体を張って敵陣の前進を止めていく。前半終了間際にはQB宮崎からの約25ヤードにわたるロングパスをWR松野(ラ3=城西大城西)がしっかりとキャッチしTD。しかし第3Qではフィールドゴール(以下、FG)で3点を献上してしまう。「完封を目標にしていた」(山崎ディフェンスコーチ)ため、これには選手も悔しい表情を見せたがその後すぐさま追加点を決める。RB野口(法2=成城)がQBからボールを受け取るとランで相手ディフェンスをかわしてTD。野口はDBからRBにコンバートして初めての試合だったが、見事に結果を残した。第4QではFGを決め3点を追加。20点差をつけて試合は終了した。


   「TDを取れた人が自分以外に2人いたことがうれしい」と話したのはQB宮崎。QB宮崎以外にも得点源になる選手がいることはチームにとって大きいだろう。次戦は東洋大と同じく2部に属する学芸大。ディフェンスもオフェンスも兼任する木村主将は「この勝利をただ受け止めるのではなくて、課題をしっかり見つけて次にいきたい」と話す。秋に1部昇格を果たすためにも、オープン戦から精度の高いフットボールを目指していく。


◼️コメント

・山崎ディフェンスコーチ

勝てたことは良かったし、今日は新入生の勧誘の一環ということもあった。それぞれオフェンスもディフェンスも目標を掲げてやったが、ディフェンスとしては完封したいところだったが完封できなかった。選手を途中で交代もして去年試合経験のなかった子も出したが、そういうふうにメンバーが交代しても目標が達成できるようなそういうチームにしたい。今日はちょっとできなかった。うちは人数が少ないのでオフェンスとディフェンスを両方やらないといけない選手が出てくる。体力面でもたないところがあったかなと思う。そんな中でも、勝たなくちゃいけないので、完封できなかったのは残念。キャプテンは普段寡黙なんだけど、言うときは言う。背中で見せるタイプだったが、キャプテンになって表に出すようになったし責任感をもってやるようになったと思う。今日は勝ち負けよりも課題を見つけるというか。新チームとして初めての試合なのでそういった意味で一つ一つ課題を解決して秋に勝てるチームにしていきたい。いろんなことを試してみて勝てるチームにしていきたい。


・OL,DL木村主将(ラ4=千葉北)

勧誘試合というのもあって、チームの初戦というのもあり絶対勝たないといけない試合だというのは全員わかっていたので、そこでの勝利というのは当然というかなすべきことをなしたという気持ち。やはりこのチームは1部昇格を目標にしているので、この勝利というのをただ受け止めるだけではなくて課題をしっかり見つけて、次にいきたいと考えている。(具体的に課題はあったか)オフェンスディフェンス共にまだまだ詰めるところがいっぱいあったので、そこを詰めていきたいと思っている。オフェンスはまだまだラインの精度が甘いと思うし、ディフェンスではタックルミスが何個かあったのでそこを詰めていきたい。(収穫は)下級生の活躍が見られたこと。このまま成長していって主力になってほしい。(木村選手が主将に就いて初めての公式戦だったが)やはり勝利するには上に立つ人間がチームを引っ張っていかなくてはいけないと思うので、4年生全員で引っ張れるといいなと考えている。(次戦に向けて)今日出た課題をしっかり潰してもっともっと精度の高いフットボールをしていきたい。


・WR松野(ラ3=城西大城西)

初戦ということで、チームの中で今年のスローガンを"一歩"ということに決めたので、少しでも一歩を踏み出すという感じだった。絶対勝とうと全員でやってきたので、その中で勝利できたということは良かった。ただオフェンスとしては6本TDを目標にしていたので、それを達成できなかったことが次の課題。(TDを決めたときは)自分は初めてTDを取ったので、練習通りにできて良かった。QBのパスが良かった。(新体制の初戦を終えて)まだまだ課題がオフェンスもディフェンスもある、オフェンスで言うと途中で何個かチャンスがあった中でTDが取れないでディフェンスに回してしまったというのは、ディフェンスに負担を掛け過ぎたかなというのがあって詰めが甘いというところが出てしまったので、そこは練習の一つ一つで克服していきたい。(次戦へ向けて)今日の課題を次の試合で改善できるように、しっかり準備して頑張りたい。


・QB宮崎(ラ3=明学東村山)

自分がフルでQBをやるのが初めてだったので緊張したが、勝てて良かった。(今後宮崎選手がQBを務めるのか)そうですね、自分しかいないので。他のQBをつくる。(収穫は)出ているレシーバーがほとんどボールを触れたこと、経験がないので。あとはTDを取れた人が自分以外に2人いた。それが自分的にはすごくうれしいというか、成長してくれているなという感じがしてうれしい。(課題は)ゴール前で決め切れなかったこと。自分が焦ってしまってうまくいかなかったりしたので。でも最後の方は全然大丈夫だなという感じになったので、ここから。しっかりプレッシャーがある中で決めたいなと思う。(TDを決めたときは)上からプレーが来たときにあ、そういうことだろうなと思っていたので自分が取れた。ほかの選手に取ってほしい、自分ではなくて。(次戦に向けて)次の試合は学芸だが、学芸はこの前の合同練習でも結構頭を使ってやってくるすごくいいチームだったので、すごく勉強になったしお互い2部にいるので1部を目指して頑張っているチームということでやりがいもあるし、すごくいい収穫になると思うのでそれに向けてしっかり準備をして臨みたいと思う。



TEXT=川口朋珠   PHOTO=稲村真織、川口朋珠