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2019.04.15
アイススケート

[アイスホッケー]大量得点で慶大に勝利!無失点で決勝リーグへ

秩父宮杯第67回関東大学アイスホッケー選手権大会

4月14日(日) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ


東洋大7ー0慶大

[ゴール(アシスト)]

7:44 石田(猪狩、所)

18:15 猪狩(石田、小堀)

20:36 清水

23:30 久米

28:44 所(福田、川口)

41:11 福田(所、川口)

50:35 阿部(清水、奇)


POS背番号名前
GK31水田(社4=駒大苫小牧)
GK35石川(社2=八戸工大一)
DF21川口(社4=白樺学園)
DF12福田(社2=日光明峰)
FW11所(社4=駒大苫小牧)
FW16武部虎(社3=苫小牧工)
FW24石橋(社4=駒大苫小牧)
DF29中村(社4=八戸工大一)
DF石田(社1=武修館)
FW14久米(社2=駒大苫小牧)
FW27小堀(社2=白樺学園)
FW20猪狩(社3=駒大苫小牧)
DF奇(社4=宣徳・韓国)
DF23武部太(社1=苫小牧工)
FW22石倉(社4=八戸工大一)
FW48清水(社3=白樺学園)
FW19前田(社1=白樺学園)
DF33千葉(社3=駒大苫小牧)
DF49長原(社3=白樺学園)
FW37阿部(社1=駒大苫小牧)
FW15吉川(社2=武相)
FW13藤原(社1=武修館)



先制点を決めたDF石田

FW猪狩はこぼれ球をしっかりと決めた


DF福田のゴールにラインメイトが集まった

GK石川は途中出場し無失点を守り抜いた


2戦目の相手は慶大。東洋大は序盤から積極的に攻め続け大量得点。終始相手を圧倒し無失点で決勝リーグ進出を決めた。

 

 開始34秒で2人少ないSH(ショートハンド)となったが、相手にシュートを打たせることなくピンチを乗り切る。その後攻め続け何度もシュートを打つものの、なかなかゴールが決まらない時間が続く。そんな中、均衡を破ったのは東洋大だった。FW猪狩(社3=駒大苫小牧)からパスを受けDF石田(社1=武修館)が右サイドからゴールを決める。その後、「PP(パワープレー)で決めきれていた」とDF福田(社2=日光名峰)が語った通り、PPの中で石田がシュートし跳ね返ったパックを猪狩が押し込んで2点目を挙げた。


 続く2ピリではSHの中、開始36秒でFW清水(社3=白樺学園)が右サイドからゴールを決めると、続いてFW久米(社2=駒大苫小牧)が相手を1人かわして追加点を奪う。その後も積極的にシュートを打ち、5−0で2ピリを終える。迎えた3ピリでも東洋大の勢いは止まらない。開始早々福田が6点目を決めると、その後はPPのチャンスが続く。このチャンスを逃すまいと何度もパスを回しシュートを打つタイミングを見計らうと、清水のパスにFW小堀(社2=白樺学園)が合わせてゴールを決める。試合終了まで東洋大は攻め続け慶大を圧倒し、最終スコアは7−0と無失点で今試合を終えた。


 特点だけでなくシュート数でも51−9と慶大に圧勝した東洋大。鈴木監督は「すごくいいプレーをしてくれた」と選手を褒めたたえた。決勝リーグでは強敵も現れるが、勢いに乗る東洋大の優勝に期待したい。


■コメント

・鈴木監督

(試合を振り返って)試合のスタートでペナルティで苦しい状態からスタートしたが、その場面や他の場面でもペナルティでキルプレーがしっかり機能してそこを0で抑えられたので、そこが一番の鍵だったと思う。(チームの調子は)全体的にどの選手もどのラインも役割をしっかり把握して、今日の試合に関してはすごくいいプレーをしてくれたと思う。(GK交代のタイミングは)ある程度点差がついていて、石川にも試合経験を積ませたいというのもあり、練習試合でもいいプレーをしていたので起用した。(次の試合)いい意味でのリセットが必要だと思う。また新しいゲームなのでまた0からスタートできるようにメンタルと体の準備をしていきたいと思う。


・FW猪狩(社3=駒大苫小牧)

慶大は苦手なチームだったがみんな気合いが入っていた。いい形で終われたので良かった。(自身の調子は)1週間くらい前までけがをしていて、1試合目は下のセットだった。まだコンディションは抜群ではないが、徐々に上がってきているので、来週の決勝リーグからはしっかりできるように準備していきたい。(ゴールシーンの振り返り)今、心がけているのはゴール前で泥臭くゴールを決めるというのを心がけているが、それが試合でも出せたので大きな進歩だった。(決勝リーグに向けての意気込み、目標)決勝リーグは1回負ければ優勝は無い状況とかになるので第1戦目から勝つ気持ちを持って頑張っていきたい。自身としては得点王を目指したい。


・FW清水(社3=白樺学園)

今日は来週の試合につながるようないい試合になった。全員がフィジカルでスピード感のあるプレーをしていた。来週からビッグゲームになってくるので、みんながそれを意識していければ今後の試合も勝てると思う。(ゴールシーンの振り返り)たまたま相手がミスしたのをそのまま取った感じ。冷静に決めることができて良かった。(決勝リーグに向けて)1、2年生やってきて1回も優勝できていない。今年こそは3冠を狙っているので、まずは春1発目から優勝して、初戦の早大に完封できるようにこの1週間また気を引き締めて練習していきたい。


・GK石川(社2=八戸工第一)

最初緊張したがシュート1本目きてからだいぶ慣れて、いつも通りにプレーできた。(公式戦は初。声掛けられたりは)「入れられるなよ」って言われた(笑)。(練習の調子は)まぁまぁだった。(新チームの手応え、雰囲気)プレーヤーのレベルがすごい高くてどの試合をやってもいっぱい点数が取れるチームだと思う。なのでその強みを生かすためにキーパーが頑張りたいと思う。(決勝リーグに自身の出番は)分からないけど、いつでも出られるように準備はしておこうかなとと思う。(意気込み)初めて試合に出たばっかりだが、この後も引き続き試合に出してもらえるように頑張っていきたい。


・DF福田(社2=日光名峰)

(試合を振り返って)今日はみんな結構調子が良かった。PPとかで決めきれていて、点差も結構開いて良かった。今日はみんな体を張って、3ピリではキーパーが変わって結構体を張るっていう意識があったので無失点でいけたかなと思う。(決勝リーグに向けて)このままいいながれにのって優勝できればなと思う。



TEXT=吉留奈津 PHOTO=岡村珠里、越塚日南