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2019年度関東学生アーチェリーリーグ戦
4月14日(日)
第3戦
男子2部 理科大レンジ
東洋大3747-3551玉川大(上位6名の成績)
50m 30m TOTAL
1飯塚 310 342 652
2鳥谷部 277 323 600
3関川 282 333 615
4高津 255 311 566
5松本 292 324 616
6大澤 287 333 620
7大谷 304 340 644
8鈴木 279 317 596
飯塚は全選手の中でトップの成績
笑顔でガッツポーズを決めた大澤
ここまで関東学生アーチェリーリーグ戦(以下、リーグ戦)負けなしの東洋大男子アーチェリー部。むかえた第3戦では玉川大に3747ー3551と200点近く差をつけ勝利し、リーグ戦3連勝を飾った。
先週と同じく無声会場で行われ、東洋大アーチェリー部は和やかな空気の中で試合を進めた。序盤元気が足りなかったというチームの雰囲気をつくったのは大澤(済4=千葉英和)だった。「自分的にも楽しかったし、やりやすかった」という大澤は、プレー中仲間に積極的に声を掛け、何度も笑顔でガッツポーズを決め盛り上げた。
そして今回全選手の中でトップの成績を収めたのが飯塚主将(ラ4=浦和西)だ。50m、30m共に着実に得点を重ね、最終的に先週を上回る652点で試合を終えた。飯塚はこの結果に「いい気持ちのつくり方ができたので、それで点数が伸びたのかなと思う」と振り返った。
先週に引き続き「プレッシャーを自分でかけていってしまうというのが直らない」という大谷(文2=都立山崎)。前日の練習より調子を落としてしまったこともあり悔しさを見せたものの、結果として644点でチームを支えた。
リーグ戦3戦を終えてこれまで全勝の東洋大。しかし石河監督は「もともと全勝を目標としてやっているので、当然なことだと思う」と言い、試合中のチームの緩みを指摘した。飯塚も「第4戦は完璧な状態で臨みたい」と意気込んだ。次戦も同じ理科大レンジで試合は行われる。この試合で見つけた改善点を生かし勝利を掴みとる。
■コメント
・石河監督
今日はリーグ戦第3戦、結果は勝ち越し、本戦は2戦を残すのみとなった。元々全勝を目標としてやっているので、当然なことだと思うにしては試合展開がいささか中だるみがあって、どこかで気持ちが緩んでいるところがあったのではないかと思うので反省する。次回第4戦も同じ場所なので、今日の反省を生かした形で試合が運ぶことができるように頑張りたいと思う。
・飯塚主将(ラ4=浦和西)
全体としては前回を振り返って反省して、緊張感を持ちながら今日はできたので、チームが最後まで引き締まった状態で終わったのは良かったと思う。だがテンポが悪い人がいたり、粗探しではないがまだまだ改善できるところはいっぱいあるので、そこを詰めて、第4戦は完璧な状態で臨みたいと思う。個人的には最後に何点打ちたいかというゴールを決めて、そう思いこんで、打てるから大丈夫といういい気持ちの作り方ができたので、それで点数が伸びたのかなと思う。(次戦に向けて)まず体調をしっかり整える。その後にやっぱり660点打ちたいので、そこを目指して外さず当て続けることを意識して頑張りたい。
・大谷(文2=都立山崎)
今回は前回の反省をしてきたつもりだったが点数を意識してしまうというのが自分の中にあって、プレッシャーを自分でかけていってしまうというのが直らない。なのでそれはそういうものだと思って、そこではなくて自分でできることをこれからはやっていきたい。斜傾の意識を変えていこうと思う。昨日の練習では当たってていい感じだったが、そこから17点ぐらい下がってしまった。自分の力の割合的にはいいラインで出せたが、もう少し点数をあげられたらなと思い悔しい。(次戦に向けて)今のままだとまた点数が下がってしまったりと思ってしまうので、勝ってきたということを考えるのではなくて、もっと先を見越して、これからできることをひとつひとつこなして、通過点として次戦も頑張っていきたい。
・大澤(済4=千葉英和)
最初緊張していた感じで、今日体硬いなと思いながら射っていた。でも途中からチームの雰囲気作ろうと思いながら射っていたので、それがいい感じに緊張をほぐしてくれて、それにみんなも応えてくれて、けっこういい雰囲気が30mぐらいから作れたかなと思いとても良かったと思う。自分的にも楽しかったしやりやすかった。無声応援だったのでみんな元気がなかったので、笑顔作れたからよかったのかなと思う。得点に関しては620点で、もうちょっと出したい。来週、再来週の試合では飯塚や大谷と同じく650点ぐらい、チームを支えられるくらいの点数を出せたらいいかなと思っている。
TEXT/PHOTO=酒井菜摘