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2019.04.15
サッカー

[男子サッカー]GK松本 身を挺した守りで失点1に抑える

第93回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第2節

4月14日(日) 味の素フィールド西が丘

東洋大0-1明大



チームの支えとなった松本


幾度となくゴールを守った


冷静な判断が光った



 勝ち星をつかみたい第2節。終始明大ペースで試合が続く中、ゲームメイクの大きな支えとなったのはGK松本(国4=柏U-18)だった。



 開幕戦を白星で飾ることができなかったのに加え、昨年は明大相手に2勝を挙げていただけに勝利したい一戦。しかしその気持ちとは裏腹に明大の流れを断ち切れない展開が続いた。しかし何度もシュートを打ち込まれる中、松本は冷静な判断で好セーブを見せ続けた。27分、この日1番の見せ場がやってくる。右サイドから自陣に挙げられクロスにフリーで合わせられ1対1に。角度のないところからシュートを打たれるも、松本はその動きを冷静に見極めファインセーブ。難を逃れた。42分にも明大CKからヘディングで狙われるもセーブ。「練習の中でいいイメージはついていた」と松本が言うように、日々の積み重ねの成果が発揮され0-0で試合を折り返した。


 後半も松本のプレーが光る。62分にペナルティーエリア内から打たれたシュートに飛び込んだ松本は、左手の指一本でそれを防ぎまたしても好セーブ。その後1失点を許してしまうが、幾度とない明大の攻撃からポストを守った松本の働きは計り知れないだろう。


 結果は0-1で惜しくも連敗を喫してしまったが、「相手の動きを見て冷静にできている」と振り返り確かな手応えも感じている。チームで課題をひとつずつ解消し、進んでいく事が勝利をつかむカギとなる。



▪︎コメント

・松本(国4=柏U-18)

90分を通して苦しい展開が続く中で、正直1点差のゲームになるのは立ち上がりから考えていたので、その中で後ろがしっかり我慢して最悪勝ち点1を拾えればよかったというのはある。最後失点してしまって、そこから盛り返すことができなくて90分通して相手に圧倒されたかなという感じがある。(押し込まれる展開が続いたが)攻撃が苦しい状況が前節から続いていて、その中で後ろがしっかり我慢してゲームをつくるというのは意識していた。プラスに捉えれば失点は1点という最少失点数だし、自分の動きで言っても相手の動きをしっかり見て冷静にできているところは続けていくしかないと思っている。一番いいのは失点0で抑えることだが、そういうところは続けていきたい。(前半の1対1でのセーブシーンは)練習でもサイドから逆サイドに入ってきたボールへの対応はやっていたので、その練習の中でいいイメージはついていた。相手のシュートコースにビビらずに体を投げ出せばしっかり止められると思ったのでそれを忠実に行動に移せてよかった。(次戦に向けて)この開幕連敗してしまったのは痛いことだが、そこで逆に何かを変えるのではなくて、自分たちのサッカーをもう一度突き詰め直していきたい。2週間あるのでしっかり準備して内容よりも結果を残したい。



TEXT/PHOTO=渡部穂乃花