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2019.04.18
準硬式野球

[準硬式野球]中大に敗戦 「厳しい試合展開だった」

平成31年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦・中大2回戦

4月17日(水) 上柚木公園野球場

●東洋大4ー8中大

(イニングスコア)


東洋大
中大×


(東洋大)

瀬下(営4=藤代)、岡澤(済2=長野吉田)ー西本(ラ3=岩国)


二塁打:高橋(六回)、土屋(九回)


「つなごう」という気持ちで打った高橋主将


ベンチからの「おめでとう」に笑顔を見せる長谷川


正捕手の西本(右)がピッチャーを支える



※掲載が遅くなり、誠に申し訳ございません



平成31年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦(以下、春季リーグ戦)の中大2回戦は、初回に中大の5番から先制打を浴びると中大の勢いは止まらず。流れを失った東洋大は後半に追い上げを見せるも4-8と敗戦した。

 

 初回、先頭の伊藤(ラ3=成立学園)が右前打で、続く井上結(ラ2=中央中等教育)も出塁するが3、4番が連続三振。これには松井友学生監督(社3=前橋南)も「もっと必死に食らいつかないといけなかった。流れを失うきっかけになった」と振り返った。東洋大の先発は瀬下(営4=藤代)。その裏、中大に2点を先制されてしまう。五回までに被安打9で8点差をつけられた。

 

六回、井上結が四球で出塁すると、高橋主将(法3=八戸学院光星)が右中間二塁打を放つ。青木(ラ3=長野西)の中前打で1点を返すと、野選によって2点目を得た。七回にはこの日誕生日を迎えた長谷川(ラ2=成立学園)の左前打などでチャンスをつくるもここは得点を得られない。6点差を追いつきたい九回、代打・土屋(社3=習志野)が中前二塁打を放ち、続く伊藤(ラ3=成立学園)も右前打で出塁する。その後も四球や安打と粘り強く奮闘し、2死満塁となるも2点追加に留まり敗戦となった。

 

チームの課題について「流れが悪い中でいい方向に変えることができればもっと強くなれる」と高橋主将は語る。どんな状況でも勝てるチームに。悲願の勝ち点獲得をチーム一丸となって目指す。


◼️コメント

・松井友学生監督(社3=前橋南)

瀬下さんがちょっと計算と大きく外れてしまったかな。エラーも出て、三者凡退の回もなくて。攻撃面でもランナー出ても勢いがでなかったかなという感じ。初回の攻撃で航(伊藤)がよく打ってくれたけどパスボールも絡んで1アウト三塁っていうところで3、4番が連続三振してそこで先制しきれなかったのが。うちはリズムに乗らないと主導権を握れないのでもっと必死に食らいついていかなきゃいけなかった。せめてバットに当てないと。そこが簡単に終わってしまったのが流れを失うきっかけになってしまったのかなと。その裏に先頭は出て、うちのエラーが絡まってタイムリーということで先制されてしまった。完全に今日は流れを失っていて攻撃でもなかなか点が入るような雰囲気もなかったし、正直厳しい試合展開だったかなと思う。(ピッチャーの交代は)瀬下さんでいこうっていう話をしていて、五回の途中くらいで変えようかと思ったんですけど、この回はいかせてくれってことで。岡澤も3イニング0で抑えたなって。岡澤のピッチングが4点を呼んだと思う。(明日への課題は)今日みたいに大量得点で負けてしまうパターンっていうのはチャンスはつくるけど点がなかなか入らずに粘っていこうっていうときに、1点入れられるとずるずるエラーとか絡まっちゃって。1本糸が切れたようになってしまうケースが多い。先制するところは死に物狂いで取りにいく姿勢が必要だし、タイムリーがでないときにどうやって点を取るか細かいことをやって点を取る必要があるし、守備でいえばたとえ先制されたとしてもピッチャーも含めて粘り強く守ることが大切になってくる。(長谷川選手の起用は)前回の練習ですごく調子が良かったので、使いたいなと思っていた。誕生日だし打ったら盛り上がるだろうと思ったらやっぱり調子良くて。またチャンスあったら勝負所で使っていきたいと思ういいバッティングをしてくれた。(3戦目に向けて)3戦目になってしまったが、総力戦だと思うのでチーム全員で戦って勝つ気持ちを持って何点離されてもあきらめずに試合の主導権を常に握れるように、次の一点を意識して攻めて勝ち点を取りたいと思う。


・高橋主将(法3=八戸学院光星)

初回の攻撃がターニングポイントだったかなと思う。いつも通り航(伊藤)が良い形で出てくれて、結太(井上)もつないでくれて相手のミスでチャンスになったのに自分が流れを止める三振をしてしまったので今日を振り返るとあの一打席が試合を決めたかなと思う。(六回の二塁打は)その前の打席でチャンスをつぶしてしまったのでつなごうという気持ちで打席に入った。良いところに落ちたので良かったと思う。(チームの課題は)本当に力はあるしもっともっとやれると思うのであとは劣勢のときに力を出せるように。良いときはみんな良いんですけど流れが悪い中で変えることができるようになればもっと強くなれると思う。本当に自分の力が無いせいでこうなっているのでみんなは本当にこのまま続けてほしい。(それでも七回も良い当たりだったが)そうですね。最後の方はだいぶ自分のバッティングというか追い込まれるまでは振って、追い込まれてからは粘り強くというのができてきているので内容は徐々にですけど良くなってきていると思う。(次戦に向けて)自分がやれば本当に勝てると思う。結果もそうだが行動とか雰囲気とかそれぐらい自分には責任じゃないですけど自分次第でみんな変われると思うので、どんな試合でも自分が一番勝ちたいという気持ちを前面に出して引っ張っていけたらみんな力があるので勝てると思う。


・岡澤(済2=長野吉田)

点差があったのでやっぱりリズムをあげて流れを持ってこれるようにというのを意識していた。(専修戦で先発してから練習したことは)春先から正直ずっと調子が悪くて関東大会もいまいちで、そこから自主練とかも色々考えてやっているようにはしていた。今日は自分の中で変化球でカウントをとるっていうのが一つあった。それで変化球でカウントをとれたのでそこは良かったと思う。(次の登板機会に向けて)関東選手権では海斗(竹内)に頼りっぱなしだった。今日は今日で反省点があったので、少しでもチームの勝ちにつながるピッチングができればと思う。


・長谷川(ラ2=成立学園)

関東選手権前にけがをしてしまって試合に出れていなかったが、今日は流れが悪い中での代打だったので流れを変える一打を打ちたいと思って打席に立った。打ったのはインコース低めのまっすぐ。(チームメートからは)誕生日のことかヒットのことか分からないですけど、「おめでとう」と言ってもらった。(ベンチから試合を見ていて)初回の入りが悪くて。昨日と逆で、先制されてちょっとまずいなと思っていた。試合前に監督が言ったように入りを意識してっていうのを明日は意識してやっていきたいと思う。(次戦に向けて)まず先制して流れを相手に渡さずにこっちのペースで持っていきたい。昔から自分は良い方にも悪い方にも流れを引き寄せる力を持っている感じがあるので、良い方で流れを持ってこれるようにしたい。


TEXT=伊藤なぎさ、PHOTO=川口朋珠、伊藤なぎさ