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東都大学野球春季１部リーグ戦・立正大３回戦
５月15日（水） 神宮球場
◯東洋大２×－１立正大
うれしい初打点を挙げた松本
ようやくルーキー・松本（営１＝龍谷大平安）に打点１がマークされた。「ここまで打点が付いてないのは知っていたので。チャンスで一本出てよかったです」と振り返る打席は五回に回ってきた第３打席。１死から木村（営２＝霞ヶ浦）と諏訪（総３＝浦和学院）が連続出塁を果たし、打席に入る。打ったのは「チェンジアップ」と糸川（立正大）の決め球を一振り。三塁手の頭上をライナー性の当たりで破り先制に成功。ここまで12本の安打を放った男にようやく打点が記録された。「普段はランナーがいないときは後ろの先輩たちが頼りになるので、出塁しようと思ってて。今日はチャンスだったので狙って」。そう語る姿はルーキーらしからぬ風格を感じざるを得ない。
この日、マルチ安打を記録した新たなリードオフマン。いつも頭には134という数値がある。「東都新記録です」。そうこれは現在の藤波氏（中大、昭和48年）が保持する133安打の記録を上回るものだ。掲げた時期は「大学に入る前。盗塁とか色んな記録を見て、安打にしようと思いました。100安打を超えて達成したい」と高みを目指す眼差しには闘志がみなぎっていた。
この日の勝利で唯一勝ち点４と首位独走中の東洋大。「亜大を勝って終わります」と力強く言い切り、韋駄天（いだてん）はバスへ。次戦も自慢の俊足が炸裂する。
■コメント
・松本（営１＝龍谷大平安）
前の試合で５打席凡退してたので、今日はなんとか一本、チャンスで打ちたいと思っていました。タイムリーはチェンジアップを打ちました。自分で決めてやると思って打席に入って、打ててよかった。ここまで打点が付いてないのは自分でも分かってますし、チャンスに弱いなと。チームの雰囲気も試合の２点目を取って勢いづきたいところで、取られましたけど最終的には勝ちにつながった。しっかりとやれたのが結果につながったと思います。亜大は徹底して来るチームだと聞いてるので、それに負けずしっかりと勝って完全優勝します。
TEXT＝須之内海 PHOTO=川口朋珠
