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2019.08.28
硬式野球

[硬式野球]12日間連続インタビュー~令和初の連覇へ~ 第1日 杉本泰彦監督

   春季リーグ戦では勝ち点5つを奪い、完全制覇を果たすも日本一奪還には及ばなかった。その雪辱を果たすべく迎える秋季リーグ戦に向け、オープン戦を重ねること13試合。日本一へ再度挑むべく、戦国東都を戦う選手たちの熱い思いを12日間にわたりお届けする。



第1日目は杉本泰彦監督。東洋大の監督に就任してから4季目となる今シーズン。取材させていただいた8月27日は監督の誕生日でした。還暦を迎えた杉本監督に、今季に向けてお話を伺いました。(取材日・8月27日、聞き手=川口朋珠)




--ここまでのオープン戦を振り返ってチームの状態はいかがですか

大阪遠征は打たれて3連敗で、でもそれがすごく良かったかなと思います。めったに東洋大学は関西に行っていなくて、関東のオープン戦とは違って社会人も本気度があって。予選の日程も2週間前くらいで、できあがってる社会人が真剣にくるっていう試合はあんまりやってもらえないんですよね。だから社会人のレベルっていうのを本当に体感できたんじゃないかなと思います。あとは野球に対しての、思い入れとか。


--大阪ガスには卒業生・末包選手(平成30年度営卒)がいますが

末包くんにそういった今の現状、自分が入って半年くらい経ってどうかを、みんなに言ってもらいました。本当に練習についていくのも大変で、レベルの差を感じてるから真剣に練習やっておいたほうがいいってあの末包が言っていました。


--関西遠征を今年から始めたのは

関東のこちらに住まわれている方は東洋のユニフォームを見ることもできますけど、関西のほうだと神宮に来ていただくのはなかなか難しい。それだったら関西のほうにもOB会はあるのでやろうということになりました。


--春とは違ったメンバーになりそうだなというところはありますか

うーん。競争の世界ですからね。あんまり固定ってところでいうと内野はなかなか固定できない現状にある。それが良いのか悪いのか分からないですけど。外野とキャッチャーは固定じゃないですかね。便利屋扱いで重宝してるのが諏訪(総3=浦和学院)で、そういう部分としてレギュラーで出てくるんじゃないかなと。セカンドかもファーストかも分からないですけど、今は非常に良いパフォーマンスをしてくれています。



--今季からタイブレークが導入されますが

早く終わって良いでしょう(笑)。ただ本当に色々考えることがあるんです。点差だったりとか色々。本当に面白いのにみんな野球じゃないって言いますけど、野球ですよね。野球が詰まってます。丸っきり詰まってますね。あとはタイブレークになるからこそ、絶対バントできるやつとか、足が速いやつが生きてきますよね。足速くてバントできるやつは、通常のメンバーとしては駄目かもしれないけど入れておく必要がある。



--3回戦がじゃんけん制になりましたが

マネージャーかキャプテンかどっちかがやるんでしょうね。後攻が良いです。社会人野球はマネージャーがじゃんけんで先攻後攻決めますけど、マネージャーってじゃんけんに命懸けてますからね。3つ4つ先まで何出すか考えてます。


--初戦は立正大ですが

一生懸命準備して、勝ち負けはね、仕方ないので向こうも勝ちたいしこっちも勝ちたいし。だからちゃんと準備を整えていこうと思います。


--今季の目標は

目標っていうのはあまり立てていったことはないんですけど、連続して監督として下手を打たないこと。そうするとみんなに迷惑かけるから。監督で負けたって試合を少しでも無くしたら勝ちにつながるかなと思うので。自分でちゃんと体調整えて、集中して。自分の中のリーグ戦に対しての要因を万全にするってことですかね。





◇連続インタビュー一覧◇

8月29日:山田知輝外野手


8月30日:村上頌樹投手


8月31日:山崎基輝捕手


9月1日:松澤海渡投手


9月2日:木村翔大内野手


9月3日:諏訪賢吉内野手


9月4日:松本渉外野手


9月5日:小川翔平内野手


9月6日:芦名望内野手


9月7日:小峰聡志外野手


9月8日:佐藤都志也捕手