Article

記事


2019.09.07
水泳

[水泳]阪本、花車が決勝進出!フリーリレーも5位と好発進

第95回日本学生選手権水泳競技大会

9月6日(金)~8日(日) 東京辰巳国際水泳場



(1日目・予選)

◆男子50m自由形


4組

1着  高安  23”53


◆男子400m自由形


3組

6着  綾  4’02”29


4組

10着  須藤  4’08”08


5組

4着  山本健  3’54”74

→全体12位でB決勝進出



◆男子200mバタフライ


4組

1着  廣瀬  2’00”02


7組

3着  阪本  1’57”84

→全体7位で決勝進出



◆男子200m背泳ぎ


5組

3着  渡辺皆  2’05”29


6組

2着  山本遥  2’02”30

→全体10位でB決勝進出


8組

7着  宝田  2’03”94


◆男子100m平泳ぎ


5組

3着  神田  1’03”12


7着  辻田  1’03”95


10組

2着  花車  1’01”17

→全体3位で決勝進出



◆男子4×100mフリーリレー


4組

2着  東洋大  3’21”16

(中村ー勝岡ー川口ー若林)

→全体2位で決勝進出




(2日目・B決勝)

◆男子400m自由形


8着  山本健  3’58”39


◆男子200m背泳ぎ


1着  山本遥  2’01”12




(1日目・決勝)


◆男子200mバタフライ


5位  阪本  1’57”50


◆男子100m平泳ぎ


5位  花車  1’01”01


◆男子4×100mフリーリレー


5位  東洋大  3’21”63

(中村ー勝岡ー川口ー若林)



(1日目終了時・総合成績)

1位  日本大  151.0点

2位  近畿大  132.0点

3位  中央大  122.0点

4位  明治大  105.0点

5位  早稲田大  97.0点

6位  中京大  86.0点

7位  東洋大  65.0点

8位  法政大  52.0点



全体2位で決勝進出を果たしたフリーリレーメンバー(中村、勝岡、川口、若林)


山本健は不調の中でもB決勝進出を果たした


大学初の自己ベストを更新した阪本


山本遥は最終日の100m背泳ぎに向けて気持ちを新たにした



自己ベストを更新し、大きくガッツポーズを掲げる花車



 ついに開幕した第95回学生日本選手権水泳大会(以下、インカレ)。初日は表彰台に上る選手こそいなかったものの、B決勝に山本健(営3=尾鷲)と山本遥(営3=豊川)、決勝に阪本(国2=三重)と花車(文2=丸亀)が出場。また、4×100mフリーリレーでも予選2位通過で決勝進出を果たす。インカレの目標である総合5位に向けて好スタートを切った。


 男子200mバタフライには、廣瀬(営4=飛龍)と阪本が出場。この種目がラストレースとなる廣瀬は、全体18位とあと一歩のところでB決勝の進出を逃したものの、このレースで実に2年ぶりの自己ベストを更新。「集大成でベストで終われて良かった」と自身の満足のいく結果でレースを終えた。続けて登場した阪本は、全体7位で決勝に進出。このレースで大学初の自己ベストをたたき出すも、結果は惜しくも5位。表彰台へわずかに手が届かなかったものの、「去年よりも順位を上げられたのは1つ成長」と確かな手応えを実感した。


 男子100m平泳ぎでは昨年のリベンジを誓う、花車が出場した。昨年の冬から春にかけては自分の泳ぎが定まらず、なかなか思うような結果が出ないことに思い悩んだ。しかし、予選に登場した花車は不調を感じさせない力強い泳ぎで自己ベストを更新。3位通過で迎えた決勝でも勢いは止まらず、予選でマークした自己ベストをさらに塗りかえ、5位でフィニッシュ。沸き立つ東洋大の声援に大きなガッツポーズで応えた。


 初日の最終種目を飾るのは4×100mフリーリレー。予選では、第一泳者の中村(文4=比叡山)の自己ベストを更新する泳ぎの勢いをそのままに、見事2位で決勝に出場した東洋大。ここで波に乗り、「タイムを上げようと思った」と話す中村だったが、疲労により予選よりもペースダウン。3着で勝岡(営2=天理)につなげるも、強豪ぞろいのメンバーとの接戦の中で徐々に差を埋められる展開に。5着でバトンを渡された川口(法4=津田)は、順位を落とすことなく最終泳者の若林(済4=法政第二)へ。最後はし烈を増す激戦となったが、4年生の意地を見せた若林が予選を大きく上回るタイムで順位を死守し、東洋大は5位でレースを終えた。


 激戦が繰り広げられるインカレはまだ始まったばかり。目標の総合5位を達成し笑顔でインカレを終えるためにも、2日目でのさらなる活躍に期待したい。




■コメント

・若林(済4=法政第二)

予選で僕1人だけ51秒かかったので、4番手だし、タイムもそうだがしっかり結果を意識して順位を落とさないということを意識していた。(決勝でのタイムは)前半から行くしかないと思って、5番で来ていたので隣の早稲田大学さんに負けたらいけないなと思って、最後追いつかれたがしっかり最後勝つことができてよかった。(インカレ初日のチームの雰囲気は)正直結果にかんしては、女子の方はあまりよくない結果が続いているが、男子の方は最後もいい結果で締められて。雰囲気としては1日目としては物足りなさがあったので今日反省する所は反省して、明日は総合優勝、男子総合5位に向けて頑張っていきたいと思う。(次のレースに向けて)明日の2コメで多分ラストレースになるので、予選から全力でいってしっかりとA決勝に残って決勝は表彰台に食いこめるように頑張っていきたい。


・川口(法4=津田)

(予選の2位突破は)みんなが49秒台で泳ぐというのを昨日話していて、前の2人がすごくいいタイムで、49秒で泳いでくれて、2位という通過で。自分たちもびっくりしたが、決勝でも絶対にこの順位を死守しようという話をした。(決勝は)やはり予選とは違って他の大学もすごく速い人たちが1レーンとか2レーンに来ていて、離されていた部分はあるが、それに頑張って追いつこうと思って泳いだ。(最終日の8継は)去年悔しい思いをしたので、今年はなんとしてでも海渡と一緒に表彰台に登りたいなと思う。


・中村(文4=比叡山)

予選で自己ベストを更新できて自信があった中、タイムを上げようと思ったがやはり2本目ということで少しきつくて、最後にばててしまったが、2人は両方速くて個人としては悪くはないかなと思ったが、順位としては少し悔しい。結構この3人とは普段の練習は別々だが、練習内容とか聞いてみて、このリレーは戦えそうだったので悔しい気持ちが大きい。(次のレースに向けて)このリレーが1番狙いにくかったが5位ということだったので、あと1つは表彰台を狙って頑張りたい。


・廣瀬(営4=飛龍)

最後だったので積極的にいこうかなと思っていたが、その中でも結構落ち着いていけたので、かっこいい姿は見せたかったが、出し切れたのでよかった。(タイムは)ベストです。大2のインカレ以来出てなかったので、結構満足している。(インカレの総括として)4年間けっこうきつい思いもしたが、集大成でベストで終われたのはよかった。


・山本健(営3=尾鷲)

今年入ってからずっと調子が悪くて、でもインカレのために頑張ってきて、予選はベストではなかったが、久しぶりにいいタイムで泳げたが、決勝は疲れた。(次のレースに向けて)去年表彰台に上がっているので、とりあえず予選と、2日目頑張りたいと思う。


・山本遥(営3=豊川)

今日は予選で決勝に残れなくてすごく悔しくて全員に申し訳ないなと思ったが、Bでも頑張れと言ってくれたので、絶対にベスト更新という目標を立てて前半から積極的にいったが、0.1秒足りなくて。すごく悔しいが、大学に入って1番早いので素直に嬉しいです。(レース展開は)予選は結構前半を抑えて、周りを見て後半を上げるという形で10番で。悔しかったので、しっかり後輩に示しをつけるためにも前半からいくという決勝のプランだった。(次のレースに向けて)今日の200mでシーズンベストが1秒以上速いので、明日メドレーがあるか分からないが、最終日の100mで今日の借りを返すという意味で絶対A決勝に残りたいと思う。


・勝岡(営2=天理)

予選よりタイムを落としてしまったので、やっぱりそこがまだ練習が必要かなということと、やっぱり横と競った時に追い上げられてしまったので日頃の練習から隣には絶対負けないという気持ちでやってきたが、まだちょっと甘かったようなので帰ってまた練習する。(予選では2位通過だったが)僕自身も高3ぶりにベストが出て気持ち的にも予選までは緊張して足がガクガクだったが、1本ベスト出てほっとしたが、だめだった。(個人のレースに向けて)41秒19が予選で出たので、引き継ぎも合わせて50秒5くらい。日本選手権の結果を突破できたらなと思う。気持ちを切り替えて、今日のことは忘れて明日明後日につなげたいと思う。


・阪本(国2=三重)

去年より順位は上げられたのは1つ成長かなと思う。(タイムは)自己ベスト更新を狙っていたので悔しいが、大学ベストがやっと出たので、勘が戻ってきているかなという感じはある。(2日目に向けて)明日は100m4本でタフになると思うが、去年も経験しているし、去年は初めての個人の方でB決勝で悔しい思いをしたので、今年はしっかりA決勝に残ってメドレーリレーの表彰台を狙っていきたいと思う。


・花車(文2=丸亀)

僕の持ち味は100も200も後半なので、予選から後半で周りを指すということを意識したレースができて、去年は予選でそんなにいい形のレースができなかったので、その分今年は予選もベストを出して決勝でそのベストを塗り替えることができたので、その辺は成長したというか、強化ができているんだなという実感が湧いてほっとしている。(最近の調子は)今年の冬とか春とか、全然泳ぎが定まっていなくて、正直自信もないまま日本選手権とかジャパンオープンとかそういう大会に挑んでいた。今年度から白木先生が指導してくださるようになって自分の泳ぎの悪い所とかが分かったりして、マネージャーさんともいろんな話をしてしっかり今まで調子を上げてこれたので。その中でもこの前の新潟合宿でかなり調子が上がったなというのが分かって自分の中で自信になったので、その調子を維持したままここまで来れたかなと思う。(次のレースに向けて)今日のレースで1分0秒出したかったのでそれは悔しかったが、リレーは引き継ぐということもあってもうちょっと速いタイムで引き継げるかなと思うので。去年はリレーで1分0秒は出せたので今年は59秒台で引き継ぎたいと思うし、3日目の200mにかんしても、去年準優勝しているので、今年慶應の佐藤くんだったり強い選手もいるが、まずは自分のレースをすることをしっかり心がけて、目標は優勝なので自分にできることを精一杯できたらなと思う。



TEXT=牧田のどか  PHOTO=伊藤なぎさ、吉留奈津

ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016
ジャパンオープン2016