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2019.09.06
硬式野球

[硬式野球]12日間連続インタビュー~令和初の連覇へ~ 第10日 芦名望内野手

 春季リーグ戦では勝ち点5つを奪い、完全制覇を果たすも日本一奪還には及ばなかった。その雪辱を果たすべく迎える秋季リーグ戦に向け、オープン戦を重ねること13試合。日本一へ再度挑むべく、戦国東都を戦う選手たちの熱い思いを12日間に渡りお届けする。

 第10日目は捕手で入学するも打撃を買われファーストへコンバートした芦名望(総2=木更津総合)。昨季は一振りで勝負を決める代打の切り札としても重宝された男がスタメン奪取に向け思いを語る。(取材日・8月28日、聞き手=須之内海)


--ここまでのオープン戦をふりかえって

調子は最初は良かったんですけど、最近は下降気味ですね。オープン戦も残り少しなので、しっかりと調整したいです。下がってきたのは疲れとかより、こうやってスタメンとかで打席数多くだったのが始めてで。安打の出ない打席が気になってる感はありますね。


--ファースト争いも激しいですが

そうですね。でも、他人より自分。自分自身が結果を残せなければスタメンにはなれませんし、残せればなれるので。気にせずやってます。


--ポジション争いもある中、チームの雰囲気はいかがですか

関西遠征では3連敗を喫して、帰ってきたんですけど4年生が少ないので「3年生が引っ張るんだぞ」と監督はおっしゃってます。都志也さん(佐藤、法4=聖光学院)からは「1、2年生が多い。その中でも引っ張って欲しい」と言ってもらったので頑張りたいです。


--本職は捕手ですが。変化などは

変わりますね。それぞれの大変さはあります。ファーストならキャッチャーと違って動きますし。キャッチャーなら自分のことだけじゃなくて投手のことも考えなきゃいけないので。


--その中でファーストだからこそ活かせたことは

脚が使えることですかね。守備中に広い範囲で動くのでそこは打撃に通ずるものもあると思います。


--打撃面では昨季は代打での活躍が目立ちましたが、大学入学後の難しかった点などはありますか

木製対応は難しかったですかね。自分では対応できる状態で行ったつもりだったんですけど、前に飛ばなかったことですかね。


--そこの対応策としては何かやりましたか

監督さんからアドバイスをいただいて、今までは打つときに手首をこねてしまうのが嫌だったんですけど「リストターンとこねるのは紙一重」と言われてそこも技だって認識に変わりました。それを意識して数を打って対応できたと思います。


--やはり、練習あるのみですか

そうですね。量をたくさんやらないと出来るようにならないタイプなんです。自分結構不器用で。器用な人は教えてもらってやれると思うんですけど、それはできないですね。でも、その分たくさんやった練習は絶対定着させてますし、そこでは器用なやつには負けないです。


--その量を行う中で意識することはありますか

試合があった日ならテーマを決めてやってます。その試合で何がダメだったのかを考えてやってます。量と質は意識してますね。


--他に大切にしていることはありますか

睡眠ですかね。去年の夏の同じくらいに神大とのオープン戦があって、試合途中から出たんですけど気持ちが持っていけなかったんですよ。そうすると集中できないってことじゃないですか。だから、最低6時間を目安に睡眠をとってます。


--睡眠を意識して変わったことは

時間の使い方ですかね。点呼が終わってからやろうと思っていた練習を早く寝るとなると出来ないので、逆算して早めにやるようになって。良い時間の使い方が出来るようになりましたし、集中力も高まりました。


--最後に今季の目標をお願いします

チームとしては優勝です。昨季は六大に負けたので、まずはリベンジの機会を得るために優勝して挑みたいです。個人的には多くの試合に出て、打点を稼いでリーグトップの打点数を取れるようにしたいです。



◇連続インタビュー一覧◇

第1日:「タイブレークは野球の全てが詰まってる」杉本泰彦監督


第2日:「しっかりと頂点を狙う」山田知輝外野手


第3日:「4年生のために」村上頌樹投手


第4日:「感謝の気持ちを忘れずに」山崎基輝捕手


第5日:「支えられる投球を」松澤海渡投手


第6日:「自分がキーマンになる」木村翔大内野手


第7日:「本当の意味でのユーティリティとして勝負する」諏訪賢吉内野手


第8日:「考える野球では絶対に負けない」松本渉外野手


第9日目:「自分がチームを引っ張る」小川翔平内野手


9月7日:小峰聡志外野手


9月8日:佐藤都志也捕手