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2019.09.08
ラクロス

[男子ラクロス]青学大に敗戦、リーグ戦悔しい3連敗

第32回関東学生ラクロスリーグ戦・2部Bブロック


9月6日(金)

千葉大学西千葉キャンパス サッカー・ラグビー場


東洋大3ー8青学大


チームにガッツポーズを見せるAT池田


3点目を挙げたMF緒方


LMF瀬田主将は次戦の勝利を誓った


   第32回関東学生ラクロスリーグ戦(以下、リーグ戦)3戦目の相手は強豪・青学大。試合開始から相手にペースを持っていかれ、後半巻き返すも3ー8と悔しい結果となった。


 第1Q開始後、先制点を決めたのは青学大だった。その後も追加点を挙げられてしまう。第2Qでオフェンス時間が続くもなかなかシュートが決まらず、ボールを奪われてしまい0ー5で前半戦を終える。


 迎えた後半戦、第3Qでは「自分が行くしかないと思っていた」と語ったAT池田(ラ4=桐生)のシュートがゴールネットを揺らす。さらに池田はLMF瀬田(ラ4=東京成徳)のパスを受け取ると、鋭いシュートで2点連続ゴールを決めた。第4QではMF緒方(ラ3=朝霞西)のショットが成功し、3点目を挙げるも反撃はここまで。青学大に追加点を許し、最終結果は3ー8とリーグ戦3連敗となった。


 敗因として瀬田、池田が共に語ったのは「先制点を取られてしまった」ということだ。これまでの3戦全て先制点を取られてしまっている。勝利するにはとても重要な課題だ。今回の結果で1部昇格は厳しい状況となってしまったものの、残り2戦気持ちを切り替えチーム全員で勝利をつかみ取りに行く。


◼︎コメント


・瀬田主将(ラ4=東京成徳)

主導権を握るというところで過去2戦全て先制点を決められて、試合展開を握れずに向こうのペースになってしまった。それを意識して今回の試合にも臨んだが、また先制点を取られてしまったところが1番の敗因。(相手の印象)ロングの15番の選手やアタックの3番の選手など上手い選手もいるが、全体的なレベルの高いチームでとてもやりづらいチーム。その中でも東洋大も策を講じて守っていて、セットディフェンスでは前半は失点した印象は無かった。ただフルフィールド、流れのなかで繰り返されるところで切り替えだったりだとか、1つ1つのプレーの質が低くてチームの総力的にも敵わない相手だった。(課題)勝ちたいという気持ちが青学さんより無かった。自分たちのチームの中でも絶対にここは落とせないという気持ちで臨んだ選手が何人いたのかなっていうのがあった。主将の僕が落とし込めきれてないなというところが一番の原因だが、チーム全員がそれを思っていない。1つになって勝ちに向かっていかないと勝てないことを学んだ試合だった。技術的なところで言えばオフェンス面に課題が残ったため、次の東海大戦まで期間が少し空くのでそこでしっかりと変わった東洋を見せられるように頑張りたい。(次戦に向けて)次落としたら下入れ替え確定するような試合になってきてしまうので、絶対に落とせない試合になってくる。絶対に勝つという気持ちと技術面を2週間でしっかりと仕上げて別人のようになって東海大を圧倒したいと思う。


・池田(ラ4=桐生)

自分たちのゲームプラン的に大事になってくるのが先制点を取るというところ。どうやって点を取るかというのを決めていたなかでセットプレーで決めきれないところが、まず1番の大きな敗因。前回の上智大戦でも先制点を取ることができず、今日も0ー5からの巻き返しというところで、最終的にスコア的に3ー8というところだった。自分たち、オフェンス陣の想定していたスコアが6点というところがあったが、6点取れていないし、取れていたとしても勝つことができなかった状況だったので、自分たちの気持ちの作り方だったり、準備不足だなと思った。青学さんはラクロスがすごく上手なチームで自分たちは上手さでは勝てないかもしれないが、泥臭さであったり、フルフィールドで走り勝とうというなかで、そこの過程のパスミスだとか小さなミスの積み重ねで相手に流れを持っていかれてしまって、こっちが得点したなかでも流れを引き寄せられなかった。もう一回、残り2戦で自分たちの結果的にも2部残留か下入れ替えかというところになってしまうが、その中でも周りの結果次第では上入れ替えも見えてくるので、しっかり準備していきたい。(ゴールシーンの振り返り)1点目は最初88番の伊東くんがショットを打つ前に自分もゴールを狙っていたが、打った中でまずはしっかりチェイスを取ろうと思った。自分の方に流れてきたので自分がゴールを決めようと思って、瞬時の切り替えの判断でゴールに行けたので、リバウンドを取れて得点出来たのは自分のなかで良かったなと思う。2点目に関してはパスからキャッチのミスが多かったので自分が行くしかないなという気持ちを持って11番の瀬田くん運んできた中で自分が勝負を仕掛けようと思っていた。それが、成功してゴールまで行くことが出来た。ゴールまでのビジョンをしっかりと持てたので良かった。(次戦に向けて)自分たちは、ここまでで流れを引き寄せられない原因としては自分たちのミスで相手に流れが行ってしまっていることだと思う。どうしてミスが起きているのかなどを次のリーグ戦まで期間が空くので、しっかりと見直してもう一度自分たちの強みが何なのかを明確にして残りの2戦必ず勝てるように取り組んで行きたいと思う。


TEXT=岡村珠里 PHOTO=須之内海