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2019.09.08
アイススケート

[アイスホッケー]慶大寄せ付けず5-0の快勝 リーグ戦開幕白星発進

2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

9月7日(土) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

◯東洋大5ー0慶大

 

[ゴール(アシスト)]

14:58 石倉(前田、千葉)

21:45 川口

25:50 武部虎(中村、宮田)

46:56 久米(武部虎、中村)

52:34 前田(藤原、石田)


POS背番号名前
GK31水田(社4=駒大苫小牧)
GK35石川(社2=八戸工大一)
DF21川口(社4=白樺学園)
DF29中村(社4=八戸工大一)
FW37阿部(社1=駒大苫小牧)
FW48清水(社3=白樺学園)
FW27小堀(社2=白樺学園)
DF12福田(社2=日光明峰)
DF23武部太(社1=苫小牧工)
FW14久米(社2=駒大苫小牧)
FW16武部虎(社3=苫小牧工)
FW38宮田(社1=白樺学園)
DF奇(社4=宣徳・韓国)
DF49長原(社3=白樺学園)
FW11所(社4=駒大苫小牧)
FW22石倉(社4=八戸工大一)
FW19前田(社1=白樺学園)
DF33千葉(社3=駒大苫小牧)
DF15吉川(社2=武相)
DF石田(社1=武修館)
FW13藤原(社1=武修館)
FW24石橋(社4=駒大苫小牧)




先制点を挙げたFW石倉


FW前田は「決めきれて良かった」とゴールシーンを振り返った


安定したセーブを見せるGK水田



春の光景をもう一度。今季2冠目が懸かる2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)が開幕した。初戦は東洋大と同じくフィジカルの強さが特徴の慶大。ピリオドごとに得点を重ねて5ー0と、開幕戦を白星で飾った。


 鈴木監督が「少し硬い緊張感のあるスタートだった」と話した1ピリは、両チーム共に無得点の時間が続く。東洋大のアタッキングゾーンの時間が長く続くものの、なかなか1点目が生まれない。そんな中、先制点を挙げたのはFW石倉(社4=八戸工大一)。1ピリ開始から14分58秒、慶大の選手2人を一気に抜いて攻め上がり、ゴール左隅をパックで揺らした。


 2ピリでもキャプテンDF川口(社4=白樺学園)のゴールネット上に突き刺さるゴールや、FW宮田(社1=白樺学園)、DF中村(社4=八戸工大一)のアシストを受けたFW武部虎(社3=苫小牧工)の追加点で、3ー0と慶大を突き放していく。FW前田(社1=白樺学園)が「一番東洋らしいホッケーができていた」と語る3ピリでは、FW久米(社2=駒大苫小牧)がPP(パワープレー)の間に4点目を押し込む。前田もFW藤原(社1=武修館)のシュートリバウンドを押し込み5ー0。GKは水田(社4=駒大苫小牧)と石川(社2=八戸工大一)のリレーで無失点に抑えた。


 監督は「先制点も入れてチームに勢いをつけてくれたし、細かいプレーも足を使って60分間チームにエネルギーを与えるようなプレーをしてくれた」とMVPに選ばれた石倉を評価した。東洋らしいフィジカルで走るホッケーを見せたが、8月に苫小牧市で行われた第20回大学アイスホッケー交流苫小牧大会では3位に終わっている東洋大。長く強い東洋の時代をつくるため「全勝で優勝」(水田)を目指し、一戦一戦を戦い抜く。




◼️コメント

・鈴木監督

まずスタートはリーグの初戦ということもあって少し硬い緊張感のあるスタートだったと思う。ただ、3ピリを通して徐々に自分たちのプレーを取り戻して、トータル的にはシンプルな走るホッケーを60分間続けられたのではないかと思う。(サマーカップと比べて)各自がやるべきことを理解してそれを実行してくれたところがサマーカップとは違う点だと思う。(MVP)22番の石倉浩規。今日は初戦なのでコーチがチームのMVPを選んでくれた。先制点も入れてチームに勢いをつけてくれたし、細かいプレーも足を使ってすごく60分間チームにエネルギーを与えるようなプレーをしてくれた。(反省点)細かいプレーがもっともっとあげていかないと苦しむと思うので。全体的な流れとしては悪くなかったが、最後勝ち切るかどうかは細かい技術の部分も多く出てくると思うので精度や集中力を高めていきたい。(秋リーグの目標)もちろん優勝だが、一戦一戦自分たちのプレーをして力を出し切るというということを目標に戦っていきたいと思う。


・GK水田(社4=駒大苫小牧)

内容は結構良かった。でも打たれるときは結構数的不利な状況が多いので、そこがもうちょっと人数合わせたり、ターンオーバーする場所を考えてやってほしいなというのはあります。(無失点は)あまり気にしていなくて、やっぱり試合の内容が大事でそれプラス無失点がついてくればいいかなという気持ちでやっている。(サマーカップは)合宿疲れがあるというのは分かっていたんですけど、でも春のチャンピオン気分というかが結構あったかなというのを思ったのでそこが課題かなと思う。(秋の目標は)やっぱり全勝で優勝したいなと思う。


・FW石倉(社4=八戸工大一)

(試合を振り返って)そんなに得点は入らなかったが、東洋らしいホッケーができてよかったと思う。(MVPに選ばれて)自分自身そんなにいいプレーはしなかったが、開幕戦初ゴールということで、ミーティングでもシュートの意識を強くしろと言われていたので、ミーティング通りにやってそれで結果も出たと思うので良かった。(反省点)もっと運動量を増やさなきゃいけない。ビックゲームになったらまた更にスピード感とかも速くなってくるので運動量を増やしていかないといけない。(秋リーグの目標)得点に絡んで、得点王を狙うわけではないが、チームのために得点王をとったりしてチームに貢献していきたい。(次の試合に向けて)ビックゲームになるので、法政、明治、早稲田、中央は倒さないといけない相手なのでしっかり東洋らしいホッケーをして頑張っていく。


・FW前田(社1=白樺学園)

3ピリは一番東洋らしいホッケーができていて良かったと思います。(ゴールシーンは振り返って)いいところにパックがきて、しっかり決めきれたのが良かった。Ⅾゾーンから石田から藤原にいって、藤原のシュートが出てきたのを叩いたって感じです。(サマーカップは)準決勝で中央に勝てなかったので、秋リーグではリベンジしたい。(秋リーグの目標は)優勝すること。個人的には、チームに貢献できるようにゴールやアシストを増やして、試合に出る機会を増やしたい。(次戦に向けて)次は法政大学さんとで厳しい試合になると思うので、チーム全員で東洋のホッケーして勝ちたい。



TEXT=川口朋珠   PHOTO=吉留奈津、川口朋珠