Article

記事


2019.10.29
ラクロス

[女子ラクロス]2部残留決定!リーグ戦最終戦は6ー6の同点

第32回関東学生ラクロスリーグ女子2部・Aブロック

10月27日(日)

富士通スタジアム川崎


東洋大6ー6東女体大


チーム全員で士気を高めた


ハットトリックを達成したMF山崎


応援席に向かってポーズを決める選手たち


来季も2部の舞台で戦いに挑む


  負ければ2部・3部入れ替え戦という厳しい状況のなかで挑んだ第32回関東学生ラクロスリーグ戦(以下、リーグ戦)。最終戦の相手は東女体大だ。前半はリードするも、後半は相手に反撃されてしまう。しかし最後は粘り強いプレーを見せ6ー6の同点で試合を終え、2部残留が確定した。


   第1Q開始2分、主将のMF山崎(総4=淑徳巣鴨)がゴール前まで走り込み、シュートを決め先制点を挙げるも、直後相手に得点を許してしまう。その後試合を動かしたのは東洋大だった。山崎やAT宮崎(ラ3=富山東)らが点数を重ね3点リード。さらに第2Qでも山崎が落ち着いてシュートを決めハットトリックを達成し、プレーでもチームを引っ張る。しかし、第2Q後半ではなかなか攻めることができない。相手に2点連続で得点を許し5ー3で後半戦に挑む。


  第3Qでも開始早々に相手のシュートが決まる。さらにラスト1分を切ったところで5ー5と同点に追いつかれてしまう。気持ちを切り替えて挑んだ第4Qでは1点を取り返す。このまま逃げ切りたいところであったが、まさかの同点に。絶対に負けることのできない状況の中、最後はチーム全員で粘り強いプレーを見せる。そして6ー6の同点で試合を終え、2部残留が決定。選手たちは安堵の表情を見せた。


  試合終了後、選手たちは肩を組み笑顔で校歌を歌った。「リーグ戦はせった試合ばかりで苦しかった」と山崎が語るよう、1点差で敗戦してしまう試合や同点試合が多かった今季のリーグ戦。苦しい試合もチーム全員で乗り越えてきた女子ラクロス部。来季も2部の舞台で戦いに挑む彼女たちの活躍に期待だ。


◼︎コメント

・山崎主将(総4=淑徳巣鴨)

最初すごくいい流れで入れて、ちゃんとやってきたことを出来た。そのまま後半もいこうと思っていたが、流れに乗れなくて相手にも追い越されそうになって苦しいところもあったが、最後守って粘ったところを頑張れたのはチームとして良かったと思う。(自身はハットトリックだったが)結構前半は攻めて冷静に打てたから得点につながったと思う。決めないといけないなという準備ができていたから決められたという、自分で作ったゴールシーンだったかなと思う。(今年のチームは)昨年とも似ていてなかなか勝てない、練習試合でもせってしまう試合が多くて、それがリーグ戦にも出てしまうという苦しいところもあったが、最後は後輩に2部の舞台を残せたということで、結果としてはみんなで協力しながらやってこれたチームだったかなと思う。(主将としての1年は)すごく大変だったが、その分楽しいこともあって、みんながすごく応援してくれてり、みんなの頑張っている姿をたくさん見ることができた。(ラクロス部に入って得たことは)学生主体でやるスポーツなので、自ら色んなことを進んでやることによって得られるものがたくさんある、自分から積極的にやることが大事だなということを学んだ。(リーグ戦の総括)リーグ戦はせった試合ばかりで苦しかったが、最後に絶対2部に残るんだという強い気持ちを持てたシーズンだったと思うし、大変な思いをするとを学べたし、次に生かせるいいリーグ戦になったかなと思う。


TEXT/PHOTO=岡村珠里