記事
2019年度埼玉県知事賞争奪 関東学生ライフル射撃新人大会兼関東学生AR・AP・SBR大会兼段級審査会
10月25日(金)~10月27日(日) 埼玉県長瀞総合射撃場
◆10mエアライフル立射60発(団体戦)
1834.0点(4位)
◆10mエアライフル立射60発
松川 593.1点
◆10mエアライフル立射60発(新人・経験者)
加藤澪 613
喜納 611.9
髙橋 609.1
長谷川 598.8
加藤雅 596.8
◆50mライフル伏射60発
西村 603.3
後藤 595.3
中山 594.7
◆50mライフル三姿勢120発
中山 1117
後藤 1096
西村 1095
◆10mエアピストル立射60発
小西 537
永井 530
団体戦で最終日に登場した高橋
2019年度埼玉県知事賞争奪 関東学生ライフル射撃新人大会兼関東学生AR・AP・SBR大会兼段級審査会(以下、新人戦)が10月25日から3日間に渡って開催された。今大会は新人戦ということで1年生がメインの大会。団体戦にレギュラーで出場した3名を中心に奮闘した。
初日から3日間を通して行われた団体戦は男女混合チームで出場。1日目には喜納(法1=星槎国際)が出場し、安定した射撃で610点をマークする。続いて2日目に出場した加藤(社1=栄北)は前半調子が出なかったものの「なるようになると思って撃った」と後半からは気持ちを切り替えて613点という3選手の中で最も高い点数をたたき出す。順位も2位につけるなど、団体戦に大きく貢献した。最終日は高橋(法1=済美)が試合に臨むも、「最初のほうで崩れてしまった」と得点が思うように伸びず試合を終えた。順位は4位と悔しい結果になった。しかし、3選手とも10月10日から行われた2019年全日本学生スポーツ射撃選手権(以下、インカレ)にレギュラーとして試合に出場した実力者たちである。今後も注目すべき選手だ。
また、今回チームは新体制となり今までとは違った雰囲気があった。「部員がわりかし伸び伸びとしている」と話すのは今年から新たに監督に就任した佐 藤監督。チームは従来の上下関係とは違う形でコミュニケーションを取り、活動している。その効果が徐々に表れてきていると言う。「来年はもっと上にいけると思う」とも話し、チームを評価した。
新戦力として力を発揮しつつある1年生と新たな役職に就き、より責任感を持った上級生。新監督も迎え、更にプレーに磨きがかかる。次の戦いに備え、チームは動き出している。
◆コメント
・佐藤監督
(今大会について)今年から監督になったが、最初のほうは部自体落ち着きがなかったが、ここにきて落ち着いてきて今回の新人戦は実力をある程度出し切ってきたと思う。見ていて分かるように部員がわりかし伸び伸びとしている。それがお互いの信頼感が試合に良い感じに出てきたと思う。来年はもっと上にいけると思う。(新体制について)そちらは部員に任せているから特に口は出さない。信頼して主将を選んでいると思うからそれは任せている。(次戦に向けて)前回まであまりコーチングは口を出さなかったが、今回みていて足りないと思う部分があったから細かい部分を見たい。コーチも全員は見れないし、ここの長瀞射撃場が自分の活動拠点だから細かいところを指導していきたい。
・加藤澪(社1=栄北)
(今大会を振り返って)はじめの方はあまり上手くいかなくてダメかなと思ったが、後半は自分の納得できる射撃ができて良かった。後半は当てなきゃいけないということとかをあまり考えずになるようになると思って撃った。(前回から変えた点はあるか)今大会はベルトを着けないで撃った。ベルトがなくなったことで逆に自分フォームがしっかりとれたのかもしれない。(次戦に向けて)今回は後半に自分でも納得できる射撃ができたので、全体を通して継続できるようにしていきたい。
・喜納(法1=星槎国際)
(大会を振り返って)初日に撃ったが一番寒い日だった。自分は寒さが苦手なので手を温めたりして対策をして撃ったので思ったより点が出て良かった。(前回大会からどのように練習したか)前回から変えた点はない。インカレで練習に近い点数を出せたので、その感覚を変えずに撃った。(次戦に向けて)点数の波が激しいので、波がないように心を落ち着かせて撃ちたい。
・高橋(法1=済美)
(大会を振り返って)三日間を通して試合に臨む気持ちがなかなかいつも通りにならなかったところが今日撃っていて最初のほう崩れてしまった。自分は雨の日は気持ちが乗らなかったりすることがあるので体調管理の方もしっかりしたい。(前回から変えたこと)ベルトをせずに試合に臨んだらあまり点数が伸びなかった。今回もベルトをしていなかったが、感触は良くなかった。しかし、前回も今回も一発一発丁寧に撃つことは意識した。(次戦に向けて)今後の大会はこれから一回一回の練習をしっかりやっていくのと気持ちの面でも試合が左右されるので、気持ちの面もしっかり調整していきたい。
TEXT/PHOTO=鈴木拓磨