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2019.11.03
サッカー

[男子サッカー]チーム全員で挙げた勝ち点3 法大に1-0で完封勝利!

第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第19節 

11月2日(土) 県立保土ヶ谷公園サッカー場


東洋大 1-0 法大


<得点者>(アシスト)

4分  荒川(小林拓夢)


<出場メンバー>

▽GK

松本健太(国4=柏U-18)


▽DF

坂本涼斗 (国3=柏U-18)

板倉洸(国3=横浜FM・Y)

土田直輝(国3=大宮Y)

野本幸太(国3=市立船橋)


▽MF

松崎快(国4=大宮Y)→90+2分 松田佳大(国1=京都橘)

坪川潤之(国4=矢板中央)

山下勇希(国2=昌平)

前田泰良(国1=鹿島Y)→88分 梅津凌岳(国2=京都橘)


▽FW

小林拓夢(国4=帝京長岡)→76分 小澤裕太(国3=千葉Uー18)

荒川勇気(国4=旭川実業)



チーム全員で勝利をあげた


荒川は先発起用に応えた


果敢にゴールへ迫った前田


 負ければ今節での第93回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)2部降格もあり得た法大との試合。先発起用に応えた荒川のゴールを守り切り今シーズン初の完封勝利を収めた。

 開始早々から果敢に前線からプレスをかけると3分、ボールを奪った松崎から小林へとわたり小林は中央にいた荒川にパス。荒川が「ファーストシュートは足を振ろうと考えていた」と右足を思い切り振り抜いたシュートはゴールネットを揺らし幸先よく先制する。5分には前線でボールを奪った前田が自ら持ち込みミドルシュートを放つ。しかし枠を外れる。序盤からペースをつかむ。19分にも左サイドで前田のスルーパスを受けた小林が持ち込みシュートを放つもポストに嫌われゴールならず。その後もペースをにぎり前半を終える。

 後半は64分、土田のロングフィードに抜け出した前田が中央の山下にパス。山下はミドルシュートを打つも枠を外れる。その後は前半と打って変わり押し込まれる展開が続く。しかし、守備陣を中心としたチーム全員で法大の攻撃陣を抑える。最後まで集中力を切らさずゴールを守り切り今シーズン初の完封勝利。残留へ望みをつなげた。

 今シーズン初の完封勝利に古川監督は「ピッチに立っている選手意外のところの支えというのが今日の勝利につながったと思う」とチーム全員で挙げた勝利だった。また10月27日に行われたIリーグ最終戦で「4年生を中心にもらったエネルギーを自分たちのプレーで返そうとするところがあった」とリーグ戦で出番のない選手たちから刺激を受けたのも勝利につながったという。残留には3戦全勝し、早大、流経大が連敗することが最低条件であり他力本願な状態だ。奇跡の残留へ。次節の駒大戦でも選手、スタッフ、マネジャー、チーム全員での勝利を挙げる。



■コメント

・古川監督

自分たちとしては残りの試合を勝っていくという状況なのは全員わかっているので今日のゲームも勝ち点3が必要な中で戦いに臨んだ。なかなかチームが勝てない時に先制点というところは精神的にも左右されるところもあるので特に残留争いしているチームは先に取られてしまうとより難しくなるというところがあるので今日のゲームで辛抱強く戦いながら先にこちらが点を取れればという感じで今回先発に抜擢した荒川が開始早々に点を取ってくれてあとは守備にまわる時間が多かったが粘り強く自分たちの順位とか立ち位置を考えずこういう泥臭く拾っていくしかないと思っているので全員がハードワークしてくれた結果だと思う。(これまでフルゲームで勝てなかった法大に完封勝利を収めることができたが)先制点を取れたところと全員が粘り強く守備のところで体を張って走ってくれたというところが大きい。(次節に向けて)我々としては勝ち点3を積み重ねていって他チームの結果に委ねるというところなのでまずは我々がしっかりいい準備をして勝ち点3を積み重ねていけるようなトレーニングを1週間積み重ねていきたいと思う。あとこの前Iリーグの試合でそこで4年生が頑張ってくれてそれで今日の関東リーグのメンバーが応援という形でやっていたがすごくIリーグの方からパワーをもらってゲームのところにつながっている部分があってそれを関東リーグのメンバーが特に4年生を中心にもらったエネルギーを自分たちのプレーで返そうとするところがあったので本当に先週末のIリーグの試合が今日のゲームにつながってくれたと思う。さらにその前の試合のところで高柳が骨折してしまって最終節も出場できなかったのだが彼の方は入院しているのだがそれでもチームの残留を信じているというふうな形でピッチに立っている選手意外のところの支えというのが今日の勝利につながったと思うし、残り3節のところも引き続き選手、マネジャー、部員全員でなんとか残留して来年につなげたいと思う。

 

・荒川(国4=旭川実業)

前半に良い形で点が入ってそこから90分間通してチームで0で抑えられたことが大きかったと思う。(得点シーンを振り返って)快(松崎)と拓夢(小林)がいい距離間でつながってくれていい感じで自分のところにボールがきたのであとはファーストシュートは足振ろうと考えていたのでそれがいいコースにいって得点につながって良かった。(これまで途中出場が多かった中でのスタメン出場からのゴールについて)途中からというのがこの4年間多かったが今日こうしてスタートとし結果を残せたのはチームメイトからの練習から指摘であったりということで結果につながったのかなと思う。(競り合い、球際での強さがいつもに増して光ったが)マツケン(松本)がいいボールを蹴ってくれたので胸で収めるなら簡単に使ってそらすなら拓夢(小林)を走らせていたのでそこを徹底してチームとして意思統一できていたのが良かったと思う。(次節に向けて)自分たちは他力なところがあるが1節も落とせないので残りの3試合全て勝ってなんとしても残留に近づいていきたい。


・前田(国1=鹿島Y)

立ち上がりいい入りができて結果としても点が取ることができてすごいいい入りができたし、その後もゲーム運びといった面でコントロールしながら押し込まれる時間も多かったが全員で耐えながら進めていくことができたのかなと思う。(これまで途中出場で前節からスタメンに定着したが)途中出場が多くて負けている中で自分が出てということが多かったがその状況から先発というところは常に仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら狙っていたので先発で出たら自分が結果を残していこうというふうに前節から思っていたが前節はアシストという形を残したが守備でPKを献上してしまったりだとか守備でチームに迷惑をかけている部分があったので今節も自分が勝利を導けるようにということは意識していた。(次節に向けて)残り3試合4年生含めての試合は残り3試合で追い込まれていて厳しい状況に変わりはないので今日みたいに熱のこもった熱いゲームをしていけばまだ可能性はあるし、奇跡と言われる状況かもしれないが諦めていないので最後残留できるように頑張りたい。


[次節試合予定]

第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第20節 

11月9日(土) vs駒大 たつのこフィールドにて 11:30キックオフ



TEXT/PHOTO=谷口奏生