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2019.11.05
ラグビー

[ラグビー]ラスト5分の逆転勝ち!入れ替え戦出場決定まであと一戦

2019年度関東大学リーグ戦2部

11月3日(日)拓大グラウンド

〇 東洋大 25{12ー14、13-10}24 山学大


番号選手出身校学年
深澤 翔祐深谷
矢川 海太日体荏原
小山内 健昌平
葛見 達哉千葉経済
齋藤 良明慈縁目黒学院
村井 貴
昌平
吉尾 凌平昌平
日野 諒太郎佐賀工業
高橋 太一延岡星雲
10神田 悠作東筑
11田中 康平土佐塾
12繁松 秀太札幌山の手
13中島 羅王大村工業
14川上 捷太昌平
15大内 錬佐野日大
 Reserve Member
16松田 新之介日向
17岡部 景汰筑紫
18栗畑 悠馬長崎東
19鴨澤 享佑黒沢尻工業
20渡邊 駿介春日丘
21菅原 優大秋田工業
22老田 龍平興国
23石原 駿高鍋



中島のトライはチームを活気づけた

東洋大の強みであるスクラムで相手を押し切った


 リーグ戦も終盤を迎え、1部昇格まで全勝を誓う東洋大は強豪山学大と対峙。前半リードを許し、後半も互いに点の取り合いに。しかしラスト5分で相手のペナルティを獲得し、キック成功。僅差で勝利を収めた。


 試合は両者の陣地争いから始まる。前にボールを飛ばすことのできるキックで攻め合い、こう着状態が続く。相手にペナルティキックを取られ、失敗に終わるも束の間、すぐに試合が動きだした。留学生選手を巧みに使う山学大に自陣22mラインまで攻められ、耐えるプレーが続く。必死のディフェンスも相手のスクラムで押し込まれ、先制トライを許した。だが、東洋大も黙っていない。敵陣22mラインまで陣地を進めると、軽快なパス回しで相手を圧倒し中島(済2=大村工業)がトライ。続けて大内(ラ3=佐野日大)もトライを決め、12-14で前半を終えた。


 後半は1回のペナルティが試合を左右した。後半開始5分、東洋大が固いディフェンスを見せ相手のペナルティを誘い、キックで3点を追加。その後相手のラインアウトを奪い、ゴールラインへ押し込みトライも決めた。しかし、山学大にトライを奪い返され残り5分。22-24のまま試合が終わると思われたその時、東洋大の力が発揮される。敵陣へボールを運ぶと、焦る山学大のペナルティを誘い、マイボールのスクラムを獲得。さらにスクラムでプレッシャーを与え、相手のペナルティを獲得。大内がペナルティキックを決め、1点差で山学大に逆転。最後はボールを蹴り出しノーサイド、東洋大が接戦を制した。


 「最後の10 分というのは自信を持っていた」と吉尾主将(総4=昌平)。どんな状況でも自分たちの強みを見せつけ、勝利を収めた。残る関東学大との一戦は、勝利を手にした方が1部入れ替え戦へと駒を進めることができる。「本当にチームが1つになって、力を出し切ってほしい」と福永監督も選手たちにエールを贈る。東洋大のONE TEAMで1部入れ替え戦出場を目指す。


◼︎コメント

・福永監督

 (試合を振り返って)シーズン終盤に入ってきているので、こういった(トライの少ない)ゲームになるのはどの相手でもなると思うので、一点でも勝つことができているのでとても良いことだと思います。スクラムとモールは我々の強みとして練習、取り組んでいるので試合でもやれていたのかなと思います。(課題点は)勝ちながら修正しています。しっかり修正して、最終節準備をしたいと思う。(次戦は勝てば入れ替え戦決定となるが)ここまで4年生中心に非常に良いチームを作り、尻上がりに良くなってきているので最終節の関東学大戦は本当にチームが1つになって、今年1年間準備してきたことを出し切ってほしいです。


・吉尾主将(総4=昌平)

 序盤自分達のペースがつかめなくて戸惑う部分があって、前半は負けで折り返して、後半は最後自分たちは最後の10分というのは自信持ってて立正大戦の時の敗因も最後の10分で勝ちきれなかったから勝てなかったという部分で最後の10分やりきれたのでそこの部分で良かったと思います。(モールについて)相手はあまりモールかけてこないのがわかったので全面的に押そうと攻めてこうっていう話をしてそこが上手くはまってたのでそこの部分ではFWは良かったです。(最終節の関東学大戦に向けて)ここ勝たないと入れ替え戦がないのでそこでしっかり勝ち切って入れ替え戦出場で去年晴らせなかった1部昇格という目標を達成するために頑張ります。


TEXT=森美香子 PHOTO=友寄慈温、森美香子