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2019.11.05
アイススケート

[アイスホッケー]強豪・明大に完封勝利!優勝へ望みをつなぐ

2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

11月4日(月) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

◯東洋大3ー0明大


[ゴール(アシスト)]

18:43 久米(武部虎、猪狩)

40:54 所(小堀)

53:06 猪狩(久米、武部虎)


POS背番号名前
GK31水田(社4=駒大苫小牧)
GK30岩田(社3=武修館)
DF12福田(社2=日光明峰)
DF23武部太(社1=苫小牧工)
FW11所(社4=駒大苫小牧)
FW48清水(社3=白樺学園)
FW27小堀(社2=白樺学園)
DF29中村(社4=八戸工大一)
DF石田(社1=武修館)
FW14久米(社2=駒大苫小牧)
FW16武部虎(社3=苫小牧工)
FW20猪狩(社3=駒大苫小牧)
DF奇(社4=宣徳・韓国)
DF21川口(社4=白樺学園)
FW24石橋(社4=駒大苫小牧)
FW22石倉(社4=八戸工大一)
FW38宮田(社1=白樺学園)
DF49長原(社3=白樺学園)
DF33千葉(社3=駒大苫小牧)
FW19前田(社1=白樺学園)
FW13藤原(社1=武修館)
FW37阿部(社1=駒大苫小牧)


FW猪狩のゴールに集まるチームメートたち


無失点で60分間ゴールを守り抜いたGK水田


先制点を挙げ、喜びを爆発させるFW久米


「意識高くしっかりやりきれた」とFW所


  関東大学アイスホッケーリーグ戦2次リーグ6戦目の相手は明大。前半は互いに譲らず、互角の状態が続いたが3ピリ目で点差を広げ、明大に3-0で勝利した。

 

  1ピリでは積極的にゴールを狙うも、なかなか得点に結びつかず拮抗(きっこう)していた。試合が動いたのは1ピリ終了間際。ゴール前での攻防が続く中、FW久米(社2=駒大苫小牧)が押し込むようにゴールを決め、先制点を挙げた。さらに、今試合MVPに選ばれたGK水田(社4=駒大苫小牧)の確実な守りが光り、1ピリを無失点で終える。

 

  2ピリでも果敢に攻める東洋大。だが、明大の守りが堅く追加点を奪うことができないまま3ピリへ。3ピリ開始直後、FW小堀(社2=白樺学園)からのパスをFW所(社4=駒大苫小牧)が流し込み、2-0とリードを広げる。その後は互いに一歩も譲らないプレーが展開された。さらに、東洋大はここで貴重な追加点を挙げる。開始13分、久米のパスがゴール付近にいたFW猪狩(社3=駒大苫小牧)につながり3-0で試合終了。「協力して勝とうという気持ちが勝ちにつながった」と試合後に話した猪狩。チームプレーが勝利を引き寄せ、明大に完封勝利した。

 

  次戦は予選リーグ最終戦、相手は1次リーグで惜しくも敗れた中大だ。「みんな緊張感を持ってできると思うので勝てると思う」と所は意気込む。優勝に向けて、まずは中大に勝つことを誓った。



◼︎コメント

・鈴木監督

今日はうちにとってリーグ戦優勝するための大切なゲームだったので勝ち切れたことはすごく良かった。(FWの調子は)オフェンスのところに関しては能力の高い選手もいますし、最終的に苦しみながら点数決めてくれたので良かったが、トータル的に内容は本当に良くなかったので常にもっといいものにしていかないといけない。(具体的には)単純にミスが多かったのでチームでやろうとすることが出来なくて。個人的なミスや判断のプレーのチョイスミスがすごく多かったので、次までに改善しなければいけないところだと思う。(無失点で抑えられたことについて)すごく成長が見えて、システム的なものもそうだが、みんなで守り切るという部分では意識が変わったのと、1次リーグの明治戦で最後2分くらいでPPで失点して無駄な失点を与えたので今日はキーパーが頑張っていたのでキーパーの為にも最後まで0でいこうというのはベンチが一体となって思っていたことなので、そういう部分では成長かなと思う。(MVPは)無失点の水田。(ミーティングでは何を話したか)やることはうちのプレーというのは決まっているのでシンプルに奥でプレーすること、あとはフィジカルでプレーすることを重点的に話した。(次戦に向けて)今日勝ったことで選手は優勝への道が復活したと感じる部分もあると思うが、そこをもう1回リセットして一戦一戦なのでまた良い準備をして新しいゲームに切りかえたいと思う。


・GK水田(社4=駒大苫小牧)

たまたま完封できただけなので何もない。うれしいだけです。(完封を確信した?)いや最後はもう油断しないようにしようって。前回の明治戦も残り30秒とかで入れられてるので、油断しないようにっていうのは意識した。(監督からは今回と前回でMVPに選ばれた)コメント見させていただいた。結構うれしかった。(何か監督から声かけられたりは)何もないです。陰で言ってくれていた。(日大戦からうまく持ち直した)日大戦も調子悪かったわけではなくて。チーム全体的に調子悪かったなって感じなので。別に気にしてない。(DF陣との声かけなどは?)なかった。あんまりなかったので。いい時はやっぱり声かけ合ったりとかしてたけど、日大戦に関してはなかったのでそこが課題だった。今はまとまっている。(予選リーグ残り1戦。優勝もある)勝ちにこだわるしかないので。延長もだめなので全部60分勝ちしていきたい。(次戦まではどのような準備を)やっぱり変わらずやるってことが大事だと思うので。明治戦だから、日大戦だからってあんまり変えちゃだめだと思うのでいつも通りやっていきたい。


・FW所(社4=駒大苫小牧)

今日は崖っぷちの試合。負けたら優勝なくなってしまうということで、一人一人が意識高くしっかりやりきれてたんじゃないかなと思います。僕らのセットは得点はあんまり取れてないですけど、リーグ通して個人の役割はしっかりとできているかな。(ゴールシーンは)シュート何度も打ってたけど入らなくて、気持ちの面でナイーブになっていた。でも気持ちを入れ替えるためにもグローブもスティックも変えて、しっかり気持ちから変えてやろうって思ったときに入ったので良かったですね。上位戦ということで、みんな緊張感もってやっていました。4年間通して明治に対して負けることも多かったけど、最近は勝ち続けられるようになってきたので。明治とはライバル的な感じでやってるので今回は勝ててよかったです。(次戦に向けて)次戦相手の中大には負け越してるので、リベンジとは言わないですけど。しっかりやることをやって、中大を上回るホッケーをやって勝たないと優勝を逃してしまう。そのあたりみんな緊張感もってできると思うので、勝てると思います。


・FW猪狩(社3=駒大苫小牧)

今日の試合は、負けたら優勝が無くなってしまうのでみんな負けたらまずいねって気持ちだった。協力して勝とうって、そういうプレーがみんなでできたと思う。それが勝ちにつながった。(どんな準備をしてきたか)技術面は他のチームと劣っていないと思っていて、あとは気持ちとか団結力とかそういうのが足りなくて落としてきていたので、そこを引き締めれば勝てるんじゃないかって。気持ちとかそういうメンタル的な部分をみんなでミーティングしてきた。(ゴールシーンは)たまたまシュート転がってくるんじゃないかなと信じて走ったら本当に出てきたので、ハッピー。(自身のセットは)ドラゴンスマッシュ的な感じだよね。僕たち3人スキルセットで、チェックとか体張ったプレーとかあまりできないので、せめて点数取ってチームに貢献しようって常に話し合っていて、それがつながってると思っている。(次戦に向けて)次は2次リーグラストの試合で、次の試合で負けたらこの2連戦の意味が無くなってしまう。まずは勝って決勝トーナメントで優勝できるチャンスを残していきたい。


TEXT=浅野琴美   PHOTO=川口朋珠、越塚日南、谷口遥菜