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2019年度関東学生アメフト秋季リーグ戦
11月2日(日) 拓大八王子グラウンド
◯東洋大27ー9東京外大
第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 計 | |
東洋大 | 13 | 0 | 0 | 14 | 27 |
東京外大 | 3 | 0 | 0 | 6 | 9 |
チームの要・QB宮崎
1年生らしからぬ動きを見せるWR小林
インターセプトを決めハイタッチするSF天野(右から2人目)
第5戦目の相手は、3部から昇格してきた東京外大。先制点を奪われるもその後4本のTD(タッチダウン)で逆転。課題もあったが、27ー9で白星を手にした。
「入りと最後が締まらないゲームになってしまった」(西村コーチ)。開始4分でFG(フィールドゴール)を決められ、先制を許す。しかし落ち着いてダウンを獲得していくと、最後はQB宮崎(ラ3=明学東村山)が15ヤードのランを見せ1本目のTD。その後も宮崎から約28ヤードのロングパスをWR茂木(法2=埼玉栄)がしっかりキャッチし、そのままTD。点差を突き放していく。
第2Q、第3Qは両校共に沈黙の時間に。SF天野(ラ3=県立柏)がインターセプトを決めたり、「オフェンスラインが頑張って自分のことを守ってくれたのでパスも投げれたし、レシーバーもしっかり取ってくれたので良いプレーができた」(宮崎)とオフェンスもまとまりを見せる。しかし得点につながらない。
試合が再び動いたのは第4Q。宮崎のパスを受け取ったWR森(ラ3=正則)が24ヤードの激走でTDを決める。宮崎が「本当にすごい1年生」と話すWR小林(ラ1=足立学園)もTDを決め27-3に。このまま試合終了かと思われたが、じわじわと攻められ残り2秒でTDを決めらてしまう。27-9で試合終了となった。
「もう少し点数的にはいけたんじゃないかな」と西村コーチ。TFP(トライ・フォー・ポイント)で点を取り切れなかったり、試合中盤も得点できるシーンもあった。 このチームでプレーできるのもあと1ヶ月。この勝ちにおごること無く、残り2試合を全力で戦う。
◼️コメント
・西村コーチ
勝ち点3を取れたという勝敗に関しては良かったかもしれないが、最初に先制されて最後も向こうに取られてしまった。入りと最後の締まらないゲーム展開になってしまったかなという感じ。(27得点したが)もうあと少し。FGやTFPのキックも取り損ねているし、まだTDも取れたかなと思うので、もう少し点数的にはいけたんじゃないかなと思う。そういう意味では全然不完全燃焼。ディフェンスも最後に取られたりしたのも。今日の試合は本当に不完全燃焼で、勝ち点3を取っただけのゲーム展開だったかなと思う。(木村主将はけがか)うん。主将は精神的な支柱である部分もあって、けがでちょっと途中で退場している状態。逆に新しく出場機会を得た下級生が一生懸命オフェンスラインとして入って立て直してくれて、いろんな部分で頑張ってくれたことも、次の試合につながるというか。良いところで言うとそういうふうになるかな。(次戦に向けて)次の試合は間違いなくタフな試合になるのは分かっている。やはり残りもう2試合で4年生も最後で。4年生は4年間やってきた総仕上げというか、これだけやってきたイズムやアイデンティティを残してもらって後輩に引き継げるような最後の1ヶ月の過ごし方をしていければ良いなと思う。
・QB宮崎(ラ3=明学東村山)
オフェンスとしてもディフェンスとしても3部から上がってきた格下の相手なのでもっと力の差を見せることができたんじゃないかなっていうのが率直な意見だが、勝てたことはチームにとってプラスだと思う。(ロングパスが良く通ったが)今日は本当にオフェンスラインが頑張って自分のことを守ってくれたのでパスも投げれたし、レシーバーもしっかり取ってくれたので良いプレーができたと思う。(小林選手もTD)あいつは1年生とは思えないくらい肝が座っていて、どんなことがあっても物怖じしないので本当にすごい1年生だと思う。自分が1年生のときでは考えられないくらい、すごいと思う。(4年生との試合も残り少なく)自分、本当に4年生にはお世話になっていて。1年生のときから本当にかわいがってもらって、生意気な後輩なのにずっと一緒にいてくれた先輩たちなので、最後の2試合全力でやって、先輩たちに良い思いで卒業していってほしいなと思う。(次戦に向けて)この勢いに乗って次戦もしっかりと良いオフェンスができたら良いなと思っている。
TEXT/PHOTO=川口朋珠