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第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第21節
11月16日(土) 県立保土ヶ谷公園サッカー場
東洋大2-1専大
<得点者>(アシスト)
15分 前田(小林)
34分 松崎
先制弾を決めた前田
守備での貢献も光った
第93回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)残留のためには勝利しかないチームを3連勝に導いたのは後期リーグからスタメンに定着した前田(国1=鹿島Y)だった。
「最近スタメンで使ってもらって練習から調子はいい」と前田が語った通り、前田は試合序盤から果敢に攻め込み、専大の3バックのサイドの裏をついた攻撃をみせると「自分のところで点が取れたというのが非常に大きかった」と15分にショートカウンターから最後は前田が豪快に右足を振り抜き先制点を挙げた。その後チームは松崎(国4=大宮Y)が追加点を挙げ、終盤にPKで1点返させれるも2ー1で勝利。3連勝を飾った。
前期リーグ戦第1節でいきなりデビューを果たすもその後は試合に出場する機会が少ない時間が続いた。チームは勝利から遠ざかり最下位に転落。崖っぷちの状況の中、古川監督が「トレーニングの所から非常にエネルギッシュで攻撃のところに貪欲でなおかつ守備もハードワークできるところ」。「練習試合のところでも得点を取っていたのでそのうち得点を生んでくれるんじゃないか」と第18節の桐蔭大戦からスタメンに抜擢した。するとそこから4試合で3勝1敗と勝ち点9差あった残留ラインまで残り勝ち点3と残留へ望みが見えてきた。前田が攻撃面に加えて前線でのハードワークが大きく貢献しているに違いない。
残すは最終節。勝たなくては残留の道はない。「最後最高の形で4年生とも最後の試合になるのでいい形で今シーズン終えたい」と前田。最後にチーム全員で笑うために前田が勢いそのままチームを勝利へ残留へ導く。
■コメント
・前田(国1=鹿島Y)
前半とてもいい入りができてまず自分のところで点が取れたというのが非常に大きかったし、その中で点を取った後ももう1点取れたというのはチームとして試合運びがうまくできたと思う。加えて勝たなくてはいけない状況で勝てたのはチームとしての成長だと思う。(得点シーンを振り返って)ショートカウンター気味になって自分は後ろの方にいたが前の方に行けば必ずボールが来ると信じて拓夢くんからいい落としがきたので自分はあとは枠に入れようと意識して決めた。(守備面での貢献が光ったが)攻撃で結果を残すのもそうだが守備でもチームを助けることだったり前でボールを取れれば守備の負担も減ると思うので自分のところが守備のところで少し貢献できたと思う。ただもっとやらなくてはいけないと思う。(調子の良さを感じたが)最近スタメンで使ってもらって練習から調子はいいし体もよく動いてる。そういった中で今日本当に結果を残すことができたのは自信になって来週にもつながったかなと思う。うまくいっている。(チームとしてはサイドチェンジからの攻撃が多かったが)専大さんが3バックということでサイドにポイントができるというのを選手同士で話していたのでその中でサイドチェンジを繰り返しながら、またサイドにポイントを作りながら攻撃ができたのは得点につながったかなと思う。いい攻撃につながったと思う。(次節に向けて)まだ残留の望みをつなぐことができて最終節まで来れた。まだ他力もあるかもしれないが自分たちは次も勝つだけなので応援してくれる人やサポートしてくれる仲間や見に来てくれる人たちにも最後最高の形で4年生とも最後の試合になるのでいい形で今シーズン終えられればいいと思う。
[次節試合予定]
第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第22節
11月23日(土) vs中大 中央大学多摩キャンパスサッカー場にて 14:00キックオフ
TEXT=谷口奏生 PHOTO=谷口奏生、牧田のどか