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2019.11.19
アイススケート

[アイスホッケー] 順位決定リーグ初戦 6ー2で現在1位の明大に勝利!

2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

11月17日(日) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

○東洋大6-2明大


[ゴール(アシスト)]

17:02  中村(石田、武部虎)

17:30  千葉(石倉、川口)

33:49  清水(武部太)

39:24  武部虎(中村、久米)

58:58  武部虎(清水、岩田)

59:04  石橋(千葉、石倉)


POS背番号名前
GK30岩田(社3=武修館)
GK35石川(社2=八戸工大一)
DF12福田(社2=日光明峰)
DF23武部太(社1=苫小牧工)
FW11所(社4=駒大苫小牧)
FW48清水(社3=白樺学園)
FW27小堀(社2=白樺学園)
DF29中村(社4=八戸工大一)
DF石田(社1=武修館)
FW14久米(社2=駒大苫小牧)
FW16武部虎(社3=苫小牧工)
FW20猪狩(社3=駒大苫小牧)
DF33千葉(社3=駒大苫小牧)
DF21川口(社4=白樺学園)
FW24石橋(社4=駒大苫小牧)
FW22石倉(社4=八戸工大一)
FW38宮田(社1=白樺学園)
DF奇(社4=宣徳・韓国)
DF49長原(社3=白樺学園)
FW19前田(社1=白樺学園)
FW13藤原(社1=武修館)
FW37阿部(社1=駒大苫小牧)



見事に60分間ゴールを守り抜いたGK岩田



久しぶりのゴールに喜びを見せるDF千葉



残りの2戦も「最後まで諦めずに戦いたい」とFW武部虎



予選リーグ4位で順位決定リーグに駒を進めた東洋大。「選手全員がチームのために努力してくれた」と鈴木監督が評価するよう、現在1位の明大に6―2で勝利した。 


 1ピリ前半は攻めの姿勢を見せるが、なかなか得点することができない。ラスト5分で先制点を明大に許すも、PP(パワープレー)でDF中村(社4=八戸工大一)がシュートを決める。さらに30秒後、DF千葉(社3=駒大苫小牧)が追加点を上げチームに流れをつけた。果敢に攻めた東洋大は相手にシュート数を2倍以上上回った。 


 しかし2ピリ開始2分、同点に追いつかれ試合は振り出しに。SH(ショートハンド)の局面では今試合MVPのGK岩田(社3=武修館)が体を張ってシュートを止めるなど守りの面でもプレーが光る。そしてPPとチャンスの場面でゴール前の混戦のなか、FW清水(社3=白樺学園)が冷静にパックを押し込む。それに続き残り36秒、中村からパスを受けたFW武部虎(社3=苫小牧工)のシュートが鮮やかに決まり4―2とリードを広げた。


 3ピリでは1ピリ同様お互い譲らず、攻守が激しく入れ替わる。残り1分、明大がタイムアウトを取り6人攻撃をはかると「エンプティだったので狙っていた」と語った武部虎のロングシュートが見事に決まる。さらに残り56秒でFW石橋(社4=駒大苫小牧)が得点し、6―2と点差を大きく広げて勝利となった。 


 順位決定リーグ初戦を制すると共に、リーグ戦では宿敵・明大に全勝とチームを勢いづける大きな勝利。残るは2戦、まだ優勝の可能性はある。最後まで諦めずチーム全員で一戦一戦を戦い抜いていく。



◼︎コメント

・鈴木監督

昨日の悔しい負けから選手もしっかり目的意識をもってしっかり気持ちを切り替えて今日の試合に挑んでくれたので、本当に全員がチームのために勝つために努力してくれたゲームだったと思う。(勝因は)チームが一体となって各選手がチームのためにっていうのがプレーに出ていた。特にキーパーの岩田は大学に入ってからこれだけのビッグゲームを守ったことがなかったので、選手たち全員が岩田のためにも体を張って守るっていう意識がそのまま試合に出たと思う。苦しい場面もあったが、しっかり守り切ったゲームだったと思う。(GK岩田の起用に関して)正直水田の内容も良くなかったし、その中で岩田もずっと我慢していい準備を整えていたのでそういう日頃の努力も加味して起用した。(明大に秋リーグ全勝、対策などは)明治はやっぱりトランジション、ラッシュが速いチームなのでそこの部分は選手も理解して動いてくれて、あとは細かいショートパスがうまいので最後のディフェンディングゾーンの危ないところを守るっていうところがゲームキーだったんですけど、そこをしっかり実行してくれた。(MVPは)満場一致で岩田です。(次戦に向けて)数字の通りうちは波のあるチームなのでたくさん喜んでほしいという話はしたが、今日の控え室にその喜びを置いていってくれということも話した。次に向けてまたゼロからいい準備をしていきたい。


・GK岩田(社3=武修館)

(60分間の出場は2回目)昨日負けてしまって優勝が遠のいてしまったが、自分を起用すると監督に言われて、普段出てないからとか関係なくチームのために頑張ろうって思った。(起用を伝えられたのは)当日の朝に突然。準備だけはしておいた。(久しぶりの起用がビッグゲーム)硬くならないように。自分でリラックスしながら、いつも通りの感じで過ごしていた。(ディフェンスはどうだったか)水田さん(社4=駒大苫小牧)じゃなくて、僕で普段出ていないゴーリーなので、やっぱり助けてもらったなという感じ。(今日のMVPに選ばれて)うれしかった。チームのためにやっただけなので。素直にうれしい。(明治対策はあったか)裕次郎さん(GK磯部・明大)と卒業までにやりたくて、負けたくないって熱い気持ちが出た。(1点目はあっさり抜かれて失点)まだ始まったばっかりなので、すぐ気持ち入れ替えて前に出ようって気持ちで。(2ピリでリードをもらって)自分で高まりすぎちゃうと力が入りすぎてちっちゃっくなったりしちゃうのでしっかり落ち着いて。(残り2試合。水田選手だけじゃないと思わせる活躍ぶり)やっぱり他大学も水田さんの攻略をしてきていると思うので、そこで僕がいいパフォーマンスができたというのは相手の大学にしても悩ませる部分があるのでそれはよかったなと。(今日の出来に満足?)満足せずに、まだ2試合とインカレとか残ってるので頑張りたい。


・FW武部虎(社3=苫小牧工)

昨日の中央戦で負けてしまったけど、そこで気を落とすことなく試合ができたので良かった。(心がけたことは)昨日7失点ということで相手FWに好きにやらせてしまった。今日の相手は明治でキレのあるFWが多いので、キーパー中心に守りをしっかりしようと。(GKの岩田選手には)なかなか試合に出ることがなくって、岩田も緊張してたと思うのでプレーヤーみんなで声かけていこうって試合前から言っていて、勝てたのは良かった。(自身の2ゴール)2点ともキーパーいない状況だったので決めて当たり前だった。1点目は来たパックを叩いただけだったけど、2点目はエンプティだったので狙っていた。条件によっては優勝の可能性もあるので最後まで諦めずに戦いたい。


・DF千葉(社3=駒大苫小牧)

自分自身秋リーグに久々に出たので頑張ろうって感じだった。昨日負けてチーム状態もあまり良くなかったが、チームみんなでここから頑張っていこうという話をして、それがいい結果につながったかなと思う。(昨日からの気持ちの切り替えは)自力優勝はなくなってしまったが、後悔しないようにみんな出し切ろうという話をした。(ゴールシーンの振り返り)チャンスがあったら狙っていこうと思ったのでそれが結果に出て良かった。(久しぶりのゴール、心境は)気持ち良かった。(DF面の調子は)キーパーも今日はいつもと違ったが、みんなで守ってあげようという気持ちがあったので全体的に良かった。(自身の調子は)久しぶりにしてはいい動きができたと思う。(次戦に向けて)全勝するしかないのでチーム一丸となって頑張りたい。


TEXT=岡村珠里   PHOTO=越塚日南、伊藤なぎさ