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第30回関東学生空手道体重別選手権大会
11月23日(土) 日大文理学部百周年記念館
男子個人組手
60㎏級 大澤 ベスト8
84㎏級 押田 3位
今年最後の試合で力を発揮した押田
11月23日今年の締めくくりとなる第30回関東学生空手道体重別選手権(以下、体重別選手権)が行われた。結果の振るわないメンバーが多い中で押田(法1=花咲徳栄)がベスト3位に、大澤(法2=髙﨑商業)がベスト8に入賞する活躍を見せた。
押田は1試合目の開始直後、エンジンがかからずなかなか攻められない場面が続いたが「挑戦する気持ちで、胸を借りる気持ちで試合に臨めた」と徐々に調子を上げていく。2試合目も相手が上級生と苦戦するかと思われたが危なげなく勝利し、勢いづく。ところが3試合目、リードしていた場面で相手選手の突きの当たり所が悪く右目を負傷してしまう。それでも押田は怖気づくことなく積極的に攻め続けて見事に勝利を掴んだ。試合後「気持ちで負けないように殴り返してやるという気持ちで最後まで前に出た」と試合中の心境を振り返った。4試合目は大事をとって棄権し、今年の大会を終えることとなった押田。しかし、今までの団体戦ではベスト8に入った経験がないため今大会の結果は1年間で力をつけたという証である。
チームは新体制へと移り変わり、この冬は来春に向けての準備期間となる。「(来春の団体戦で)ベスト8、ベスト4を狙ってやっていきたい」と語ったルーキー押田を筆頭に新たな歴史を築くことができるか。期待は高まるばかりだ。
■コメント
・押田(法1=花咲徳栄)
(試合を振り返って)1回戦の動きは悪かった。自分はまだ1年生で相手は年上の人ばかりなので挑戦する気持ちで、胸を借りる気持ちで試合に臨めた。(傷を負う熱い試合だったが)パンチをもらっても気持ちで負けないように殴り返してやるという気持ちで最後まで前に出た。(仲間の声援は)先輩も同期も応援してくれたので力になった。(今年1年東洋大に入学してからを振り返って)団体としての結果があまり残せなかったので、そこは来年への課題ということで1から頑張っていきたい。(この冬は)特に全体でというのはあまりないが、各自で体を作ったり練習したりして春に備えるという感じ。ここでみんな意識を落とさないように各自やっていきたい。次は来年の春に関東の団体戦がある。いつもベスト8に入れていないのでベスト8、ベスト4を狙ってやっていきたい。
TEXT=鈴木拓磨、PHOTO=小島敦希