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2019.12.09
サッカー

[男子サッカー]新チーム初戦、PK戦を制し亜大に勝利

第25回東京都サッカートーナメント〈第100回天皇杯本戦予選〉学生系の部 予備予選 1回戦

12月8日(日) 東洋大朝霞グラウンド


東洋大2(5 PK 4)2亜大


<得点者>

40分 前田

77分 佐々木


<出場メンバー>

▽GK

杉本将哉(国3=横浜FC・Y)


▽DF

坂本涼斗(国3=柏U-18)

板倉洸(国3=横浜FM・Y)

土田直輝(国3=大宮Y)

野本幸太(国3=市立船橋)


▽MF

長澤昂輝(国3=前橋育英)

中村陸(国3=柏U-18)→64分 横山塁(国2=FC東京U-18)

山下勇希(国2=昌平)

前田泰良(国1=鹿島Y)


▽FW

浦山雄介(国3=日体大柏)→74分 佐々木銀士(国1=青森山田)

桑原遥(国3=桐光学園)→69分 室井慧佑(国1=前橋育英)



先制点を決めた前田



土田はキャプテンとしてチームを引っ張る



 第25回東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選、新チームとなって初めて臨んだ公式戦。亜大相手に両者互角となった点の取り合いの末、PK戦にもつれ込むも勝利し2回戦進出となった。


 試合開始直後から両者一歩も譲らない。9分には桑原から中村にパスがつながりシュートチャンスをつかむも相手に阻まれる。その直後には相手も攻め上がるが、チーム全員で一丸となりゴールを守る。21分には長澤がシュートするも相手GKに止められてしまう。その後も果敢に攻めるも得点とはならず。33分には、相手にシュートを打たれるもGK杉本がはじく。そのこぼれ球を狙われたものの、危なげなく対処する。40分には、坂本のクロスを前田が合わせ先制点を挙げる。ペースを掴んだ状態で試合を折り返す。


 後半も前半の勢いのまま攻め込みたいところだったが、49分に坂本がロングパスを出すも得点にはつながらず。すると62分、71分に立て続けに相手に得点を許し逆転されてしまう。しかし77分、FKから佐々木がヘディングで合わせ同点に追いついく。勢いそのまま、野本がシュートするも相手GKに止められる。その後も逆転を目指し攻めるも90分で試合は決着がつかず。今回はトーナメント方式のためPK戦へ。迎えたPKは野本、坂本、前田、板倉、長澤の5人全員が決めると、GK杉本が1本を止め5-4で試合終了。試合に勝利したことで、2回戦への進出が決まった。


 新チームとなって臨んだ試合で勝利を収めた東洋大。まだまだ上級生がいなくなった状態に慣れない部分も多くあるだろう。古川監督も「これからだと思う」というようにまだこのチームの戦いは始まったばかりだ。この先勝ち上がっていくためにもよりよいチームの状態にすることが必須となる。いい準備をしこの先も勝利にこだわっていく。その1歩としてまずは次回の試合の勝利に向かいチーム一丸となって突き進む。



■コメント

・古川監督

(試合を振り返って)選手たちには試合自体はやる前から決まっている訳では無いし0-0から始まる、11-11で始まるわけだからという話をして、しっかり抜かずに全力でやっていこうと言っていて、相手もコンパクトに守備をしてきてなかなかスペースが見つけられない中で前半上手く先制できてちょっと落ち着いてゲーム運びができるかなって思ったが、クリアミスだったり背後のボールの処理だったりでゴールを献上してしまい苦しいゲームだった。試合前から選手たちには、今年の明大のように最初、公式戦を迎える時には不安だったりとかそういう状況から1戦ずつ勝っていって自信をつけていったところはあるだろうから自分たちも新チームの最初の試合だから苦しい時間帯もあったりとか難しいゲームになったりすると思うけどしっかり次に勝ち上がるということが大事だからという話をして送りこんでた。言ってた通りの試合にはなったが選手たちも最初からふわっと入ったりとか油断して入ったとかいう感じは無かったのでなんとか次に進むことが出来たと思う。(新チームについて)トレーニングとかは今の3年生を中心にして声を出して盛り上げてやっている部分がありますけども、これからだと思うので今シーズンは勝てない試合、負ける試合が多かったがそれを上昇チームにしていくためにはエネルギーが必要になると思うから日々のトレーニングを積み重ねて強いチームにしていくしかないとおもう。(次戦に向けて)そこまでの期間でまずはリカバリーをしていいコンディションで試合を迎えるということとリカバリーだけでなくいいトレーニングをして次の試合に臨みたい。力的には今回の相手よりも上のカテゴリーのリーグでやっているチームなのでほとんど目に見える差はないと思うのでちょっとしたところで相手に差をつける、上回れる所を出していくためには集中して相手より早くボールを拾うことが必要だと思うのでしっかりいい準備をして次も勝ち上がれるようにしたい。


・土田(国3=大宮Y)

新体制初めての試合ということでどういう試合展開になるか分からなかったなかで、今日の試合みたいに相手がチームでも難しい試合になるというような戦い方は分かってよかったと思うし、トーナメントはこうやってでも勝ちきっていかなければいけないなと思う試合内容だった。(キャプテンになってみて)特にキャプテンだから難しいことするとかは特に考えていなくて、どうやったらチームに貢献できるかというのを考えてやっている。かたち上キャプテンという感じでやらせてもらっているので、それに見合うようなプレーができればと思う。(チームの雰囲気は)みんなすごくアグレッシブに練習も取り組んでくれてて、本当にみんながいい状態で試合が迎えられて、こうやって難しい試合も全員で勝ち取ることができているので非常にいい雰囲気なのかなと思う。(次節へ向けて)次も難しい試合展開になると思うが、今日の試合みたいに全員で助け合いながら何としてでも勝ちきっていきたいかなと思う。


・前田(国1=鹿島Y)

新チームの初戦ということで練習から上手くいかないことも正直多かったが、今回の試合も全体的に見れば不本意な結果になってしまって。リーグ戦だけで見れば亜細亜大さんは下だがいいチームで、自分たちが圧倒しなければいけない試合をそういう風に持っていけなかったのは自分たちの甘さだったり、まだまだ練習から足りない部分が多いなというのは感じた。でもポジティブに考えると、こういうゲームをどんな形でも勝ち進めたというのはとてもチームとしてプラスになっていると思う。(ゴールシーンは)涼斗くん(坂本)からのクロスだったが、やっぱりサイド攻撃からの中の枚数というのは意識していて、FWプラス逆サイドの自分だったりというのがしっかり入っていけばゴールシーンというのは増えていくと思うので。フリーで最後ゴールに流し混むというか、角度はなかったが決めることができてよかったなと思う。(次節へ向けて)試合はすぐ次来るので、今日はしっかり反省して、次も勝てるようにチームで修正しながら自分も結果でチームに貢献していければ。また応援してくれる人たちにも勝利を届けられるように頑張っていきたい。


・ 佐々木(国1=青森山田)

(今日の試合を振り返って)2部に降格したということで、チームでミーティングなどをして意見を固めたんですけど、初の公式戦だということで難しい部分もあって相手もすごい勢いがあったので難しい試合になることはわかっていた。自分的に意識してたことは途中からの出場したらチームに何ができるかって言われたらゴールしかないと思っていたので結果を出すことができたのは良かった。(得点シーンを振り返って)高校の時からあの位置でのFKは得意ではあったのでチームを救えたという部分ではすごい自分的に良かった。(新チームについて)4年生には精神的支柱という部分では試合とかではお世話になって、支えられていた部分も多かった。これまでは4年生だけって形だったが、これからは3年生だけでなく全員でいい雰囲気作りができたらと思う。(次戦に向けて)絶対苦しい展開になると思うので決めるとこ決めて全員で守備していれば絶対勝てると思うので信じて、自分も点にかかわれればいいなと思う。


[次節試合予定]

第25回東京都サッカートーナメント〈第100回天皇杯本戦予選〉学生系の部 予備予選 2回戦

12月12日(木) vs立大

TEXT=廣瀬璃子 PHOTO=牧田のどか