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第25回東京都サッカートーナメント〈第100回天皇杯本戦予選〉学生系の部 予備予選 2回戦
12月12日(木) 東洋大朝霞グラウンド
東洋大1-0立大
<得点者>
74分 佐々木
<出場メンバー>
▽GK
青木祐太(国2=狭山ケ丘)
▽DF
坂本涼斗(国3=柏U-18)
板倉洸(国3=横浜FM・Y)
松田佳大(国1=京都橘)
押久保汐音(国1=アルビレックス新潟U‐18)
▽MF
長澤昂輝(国3=前橋育英)
中村陸(国3=柏U-18)→54分 横山塁(国2=FC東京U-18)
山下勇希(国2=昌平)
前田泰良(国1=鹿島Y)
▽FW
浦山雄介(国3=日体大柏)→68分 佐々木銀士(国1=青森山田)
桑原遥(国3=桐光学園)→77分 野本幸太(国3=市立船橋)
途中出場でチームを活気づけた横山
前田は何度もチャンスを作り出した
短い準備期間で臨んだ第2戦。立大相手になかなか得点を生みだせず苦しんだものの、後半から入った佐々木の先制点が決勝点となり決勝進出を決めた。
試合直後から果敢に攻め上がる。しかし、シュートシーンをつくるも立大の鉄壁の守備で打つことができない。14分には相手に押されゴール前まで運ばれるも東洋大DF陣がしっかり止める。その後、18分には山下のパスが坂本までつながりシュートするも、相手DFに阻まれる。前田も前半だけで何度もシュートシーンをつくる。しかし、ゴールを奪えないまま前半が終了する。
後半も終始ペースをつかむ展開となる。浦山が攻め上がりシュートするもゴールを大きく越えてしまう。途中出場となった横山は果敢に攻め上がるも相手に阻まれシュートを打つことができない。両者譲らないまま時間だけが過ぎていく。その沈黙を破ったのは、佐々木だった。74分に横山があげたクロスに佐々木がヘディングで合わせシュート。これが決まり先制する。その後も気の抜けない時間が続くが全員でゴールを守りきり、試合終了。決勝進出を決めた。
苦しい試合になる。チーム全員がその覚悟で臨んだ第2戦。なかなか得点という結果を生み出すことができず我慢を強いられる場面が多かった。しかし「DFが集中を切らさず」と古川監督も語ったように、無失点で試合を終えることができたのはDFがゴールに近づいてくる相手に対して屈することなく向かっていったからだ。2連勝し勢いに乗っている東洋大。次で負けると3月の天皇杯予選への出場権を失う。次の試合まで残り少ない日数でどれだけ準備できるかにかかっている。彼らの勝利する姿に期待がかかる。
■コメント
・古川監督
(今日の試合をふりかえって)前回、新チームの初戦で苦しんだ。
・横山(国2=FC東京U-18)
途中から出ることはわかっていたので途中から何ができるかっていうのを考えて入って結果的にアシスト、得点ではないが得点に関わることができて嬉しい。(どのようなことを意識したか)スピードが持ち味なので裏への抜け出しだったり1対1とか1対2でも突破できるというのを意識して入った。入った瞬間から相手から「縦、縦」と言われていたので縦だけでなく中だなと思い中でもできてよかった。(立大の印象は)アミノバイタルでやったが自分が点を取れて勝てたので良い印象で入ることができた。(次の試合に向けて)15日もしっかりみんなで意識を持ってプロと戦えるように頑張りたい。
・佐々木(国1=青森山田)
前節に続いて厳しい戦いになるというのはチーム全体で把握してたことなので焦れずに全員で守備して0点でいけばどこかで必ず絶対的なチャンスが生まれると話し合ってたのでそこで決めて勝ち切ることができてよかった。(得点シーンの振り返り)アシストしてくれた塁くんは突破力が武器なので彼を信じて走るということだけを意識してたのでそこに出してくれた塁くんに感謝したい。(次の試合に向けて)次節もすごい厳しい戦いになると思うのでもう一回チーム一丸ということを意識して応援してくれる人に恥じないように精一杯頑張りたい。
[次節試合予定]
第25回東京都サッカートーナメント〈第100回天皇杯本戦予選〉学生系の部 予備予選 決定戦
12月15日(日)vs国学大
TEXT=廣瀬璃子 PHOTO=友寄慈温