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2019.12.22
アイススケート

[アイスホッケー]インカレ直前特集④「スピードを武器に」最後のインカレで全国制覇へ~石倉浩規選手~

 1225日から北海道釧路市で第92回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題してスポトウが選出したチームのキーマンたちにインタビューを行いました。今回は、FW石倉浩規選手です!


「東洋らしいアイスホッケー」で全国制覇を目指す


 アシスタントキャプテンとしてチームをまとめる石倉選手。2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)ではゴール、アシストと共に活躍を見せ、チームに勢いをもたらしました。インカレではスピードを武器に一戦一戦戦う石倉選手にリーグ戦やインカレに対する思いなどを伺いました。(取材日・12月12日、聞き手=吉留奈津)



――リーグ戦を振り返っていかがでしたか。


リーグ戦は自分たちが思いもしなかった結果で4位に終わってしまって、すごく波の激しいチームだなぁと思いました。



――印象に残っている試合は。


印象に残っているのは日大戦。26年ぶりに負けて、それは自分たちが相手をリスペクトしていなかったからで。今チームにいる選手はみんな日本代表とかが多くて、自分たちが勘違いしている部分があったんじゃないかなって。だから相手をリスペクトしていなかった試合でそれが敗戦につながったっていう感じです。



――春に優勝して追われる立場でのリーグ戦でしたが。


春終わって今シーズンはこのまま負けないチーム作りをしようということで、監督たちからも追われる立場だからより一層努力をしなきゃいけないということで、夏とかも毎朝早く起きてトレーニングとかしてたんですけど、どこかチャレンジ精神がみんな薄くなってしまってそれで波が激しくなってしまってこういう結果につながったのかなと思ってます。



――リーグ戦を通して見つけた課題はありますか。


たくさんあるんだけどやっぱり2失点以上しているときの試合だと、3点とか4点入ってると絶対負けていて。それがなんでかって言ったら、守る意識が薄かったりとかただ攻めだけに徹底して、Dファーストっていう、最初にディフェンスをやんなきゃいけないのに攻めばっかに意識しすぎてそれで点数を決められたりしたので、そういうところでは守りの意識っていうのをもっと強く意識していかなきゃなっていう課題ですね。



――では4年間を振り返っていかがでしたか。


4年間はあっという間でしたよ(笑)。個人としては1年生の頃は日本代表とかに入ってて活躍したんだけど、2、3年目でちょっと1回試合に出なくなった時期があって、でもそこで別に落ち込むこともなくまぁ周りのレベルも高かったので、もう1回試合出てやろうって気持ちで努力する力とかも学べました。あとは4年生になって分かったことなんだけど、やっぱりチームって一人一人個性があるからまとめるのがすごい大変で。キャプテンたち中心に後輩からも意見を言えるようなチーム作りをしたいって俺は思ってて、それが実現できたチームかなって今年は思ってたから、4年間で色々経験してきて気づけて、それを実行できたかなって思います。



――4年間で成長したなと思うところはありますか。


あまりシュートとか得点力がなくて、それで得点取れなくて2、3年で試合に出してもらえなかったんだけど、陸上でシュート練習とかしてそれが氷上につながって、今シーズンは結構得点とかも決められたのでそれが成長かなという感じです。



――インカレまであと少しですが調子はいかがですか。


自分はすごい調子いい。期待しといてくださいって言わんばかりの調子ですね(笑)。チームとしては今年は24くらいしか人がいなくて例年より少ないんですよね、いつもなら30いるかいないかくらいだったんだけど。だからある意味一つにまとまりやすい。人数が少ないから。あとは下からも意見とか全然言えるチームだから結構みんなチームが今もうインカレ行く前だけど一つになってる状態だから、このままこれを合宿まで持っていって2週間ないくらいだからこれを継続してインカレを一戦一戦戦いたいなという感じです。



――最後のインカレですが今までと違いはありますか。


やっぱり4年目ってなるとプレーでも生活面でも4年生が引っ張らなきゃいけないんだけど、インカレって一発一発が勝負でやっぱみんな緊張すると思うんですよね。だからそこを4年生が背中で見せていくというかプレーでガンガン東洋らしいアイスホッケーをやっていきたい。4年生としての意地とかプライドとかを見せていきたいなと。



――決勝に行くには早大や中大に勝たないといけないですが。


中央にはリーグ戦負け越しているんだけど、早稲田には勝ち越していて、ここで油断は絶対ダメなんだけど、東洋の選手たちはみんな一人一人本当にすごいポテンシャルを持っているので、それを意識づけてというか相手をリスペクトして負け越していようが勝ち越していようが、自分たちの力を出していくしかないので。相手がどこだろうと一戦一戦力強くやっていけば勝てると思います。



――注目してほしいプレーは。


スピードを武器にしているから、サイドとかディフェンスの横とかからガンガンスピードつけていってゴールに突っ込む勢いで頑張りたいと思います。



――最後に目標と意気込みをお願いします!


やっぱり全国制覇ですね。春、秋終わって色々課題とかも残ったり、いいところもあったからそういうとこも全部含めて、それを全て出し切れば全国制覇につながると思います!



石倉選手ありがとうございました!次の特集もお楽しみに!



リーグ戦では7得点を挙げた



◆石倉浩規(いしくら・こうき)

学部・学年・出身校/社会学部・4年・八戸工大一

身長・体重/177cm・70kg

生年月日/H9・7・8

血液型/B型

好きな女優/新木優子