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2015.03.26
コラム

第454回 青い春 執筆者・青野佳奈

 3回目のコラムがまわってきました!ついにわたしもスポ東では最高学年。大学生活も折り返しとなりました。 現在スポ東では4月号の編集真っただ中です。紙面での記事を2つ担当している中、コラムも考えなきゃ!と思って、何を書こうかな~となったときに、新HP一発目がわたしのコラムだということを知らされて、今ものすごく緊張しておりますし、恐縮しています。プレッシャーに押しつぶされそうです。泣

でも、新しいHPかっこいいですね!写真も大きくてうれしいです!改めて、これからもスポ東をよろしくお願いします。


 わたしはスケジュール帳に日記をつけているのですが、春休みのページをぱらぱらとめくってみると、バイトも遊びも取材も何もない日が1日もありませんでした。週末は取材で県外に飛んだり、成人式をきっかけに懐かしい面々と会ったり、おいしいものを食べに行ったり。1日にたくさん予定を詰め込んだりもして、とにかくアクティブに過ごしました。


 今回は、春休みの中で印象に残ったことについて話をしたいと思います。

 わたしの父は、地元の自治会で文化スポーツ部の部長というのをやっているのですが、その文化スポーツ部主催のイベントの一つとして、年に1度の音楽会が恒例となっています。音楽会と言っても、小さな町内会館で町内の人たちが出演するという、とてもアットホームなものです。今年はちょうど時間が合ったので、母方のおばあちゃんと姉の旦那さんと3人で見に行ってきました。

 子ども会の子どもたちが歌ったり、初めて生で聞いた詩吟があったり、中身はバラエティーに富んでいてとても楽しかったのですが、わたしが一番心に残ったのは、わたしの父も参加していたおやじバンドです。ちょうどわたしと同級生くらいの子のお父さんたちで、この音楽会のためだけに結成されました。仕事の合間に登場の演出を考えたり、仕事終わりに(ときには仕事を早抜けして…?笑)みんなで集まって練習したりして。中には血豆ができるほど練習していたお父さんもいました。

 演奏のほうは、プロ並み!とまではいきませんでしたが、それでも、見ている人たちを楽しませようと一生懸命で、何より自分たちがとても楽しんでやっている姿は、最高にかっこよかったです。


 タイトルにした『青春』を辞書で引いてみると、「人生の春に例えられる、若く溌剌とした時代。主に青年時代。」と定義されており、別に年齢制限があるわけではないのだなと思いました。

 今回の音楽会は、やる必要のあることではないとか、大の大人がそこまでするかとか、言ってしまえばそうなのかもしれません。それでも、準備から音楽会後の飲み会まで、いいものにしようと熱くなって話し合ったり、楽しかったと笑い合ったりする大人たちの姿は、少年のようでなんだかまぶしかったです。大人になるにつれ、どうしても生産性とか効率的なことを考えてそればかりを気にしてしまいがちですが、父のように、いくつになっても何事にも一生懸命になれて、楽しむことができる、そんな若々しくてきらきらした大人になりたいなと思いました。

 成人式を終え、新年度から就職する友達もいて、いよいよ自分が大人になっていくんだということをひしひしと感じている今日この頃。自分のなりたい職業や将来がはっきりつかめていないわたしにとっては、来たる就職活動や卒業後のことについて悩むことが多くなりましたが、そんな大人になるために、自分がどういう道に進んでいくかを今年1年じっくりゆっくり考えたいなと思います。


 さて、1~3月は比較的取材が少なかったのですが、4月からは陸上・水泳・アーチェリーとわたしが担当させていただいている部会すべてがシーズンインです!昨年はこの月に週2ペースで記事を書いていましたので、今年もそれくらい取材に走り回れるのかな、と楽しみです。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうので、ラスト1年、一生懸命楽しんで頑張りたいと思います!

 前回、わたしがなんとなくパスしたバトンで後続を困らせてしまったので(笑)、今回はしれっと終わりたいと思います!ありがとうございました。